2月18日 自動運動、自動運動による他動運動を含めての大切さ

自動運動こそが、身体が持っている自然調節の自動システムかと考えています。
自動運動でできないことが残ると考えるが、できることの方が圧倒的に多いはずです。

それが、自然鍼灸学として、自然の仕組みが身体の機能を整える最高の仕組みと考える私の到達点です。

それが、博田先生の素晴らしい研究の徒手療法という世界から、自動運動への世界を開きたいという思いです。
先生の素晴らしい研究に敬意を払いながら、自動運動に解放することで貢献度を高められる部分があるという思いです。

博田先生のご研究に敬意を表してのことです。

博田先生へのご挨拶です。

1月28日 鍼灸に久々に明るいニュース

医道の日本誌、2017年1月号に編集部が鍼灸受領患者へのアンケート調査を載せている。

調査は、アンケートへの協力を許諾した鍼灸院22院に対し、自院に通院する5人の患者にアンケートを依頼し回答してもらっている。
回答は直接、患者から編集部に送られた。
84名の患者から回答が得られている。

84名のほとんどの患者は紹介を受け受診している。

1回あたりの治療代は、平均4,483円であった。
地域等も不明であるが、常識的なところである。

「ほかの鍼灸院に通ったことがあるか」という問いに対し、56%の人が、あると答えている。
以前の鍼灸院に行かなくなった理由として、一番多いのが、3人に一人が「効果を感じられない」である。

「今の鍼灸院に通っている理由」として、90%程の人が「先生が信頼できる」としている。
次いで80%近くの人が「効果に満足」としている。
また、40%近くの人が「セルフケア指導に満足」といっている。
セルフケアは、とても大事なことであり良い仕事をしておられることがうかがえる。

編集部に選ばれた22院、その院長に推薦された5名の患者群というかなり選ばれたというところはあるが2017年新年として、嬉しい内容である。

11月26日 つくば市の紅葉

今年のつくば市の紅葉は素晴らしかったのです。
ご覧ください。

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10月8日 健康維持の最難関は易きにつく心と続けること

L4,L5間の椎間円盤が潰れてからまもなく5年になる。
この間、腰痛を起こさないように生活に配慮し、運動としてインターバル速歩を始め、食事としては糖質制限を実施してまもなく1年になる。
ほぼ順調である。
しかし、最近3ヶ月ほど右股関節の違和感、右下肢膝から下のしびれ感が増悪し気になるようになり、いろいろなことを試み、ついに薬局でロキソニンSプレミアム(消炎鎮痛剤)を購入し朝一回だけ服用してみた。
ロキソニンも効果があり、軽い炎症があるのだなと理解した。

種々の物理的刺激も用いてみている。
症状があるということは、効果判定がし易い。
治療者、研究者としては貴重なことである。

ソーケンメディカルの交流磁気治療器も良い、最近開発された小型の交流磁気治療器も良い、マッケンジー体操も効果がある。
脊柱管狭窄は自分で治せる(酒井慎太郎著)のテニスボール骨盤刺激も効果がある。
けれども一番手軽なのが朝食の後ロキソニン服用である。
気づくとロキソニン服用が定着しそうになり、ハッとした。
薬は手軽なのである。
そして気づいた。
大股歩きの靴を履いての歩行を最近していないことにである。
インターバル速歩で歩いてはいるが、大股歩きの靴は履きにくいので、つい履きやすい靴を履いてしまう。
反省し大股歩きの靴を履き1時間ほど歩いた。
とても快適である。
最近、頭の中で、いよいよ整形外科受診かなと言う思いがちらついていたのである。

大股歩きは、腰部・股関節周辺筋群の調整には最適なように思う。
正常歩行可能な運動機能がないと転倒などの危険が伴う。
高齢者には転倒は大きなリスクである。
大股歩きが出来て、この程度に改善できればまだ整形外科に行かなくても良いとの判断が出来た。

9月3日 日本健康行動科学会、9月10日(土)でシンポジュウムの基調講演をします

大阪市立大学で行われます。抄録を記載します。

「ヒトの自律神経反応と身体の治す力、調節する力

ーヒトの自律神経反応の身体の仕組みー     

                                                 筑波技術大学 名誉教授

                           筑波技術短期大学(元)学長

                                      医学博士 西條一止

1 ヒトの自律神経機能を自律神経遮断剤を用いて瞬時心拍数を指標として観察する。

 1982年から数年間、鹿児島大学医学部田中信行教授のご指導ご協力で実施できた実験である。

2 ヒトの自律神経反応の特徴

2-1  交感神経と副交感神経の拮抗支配というバランス。両神経は同調が主体でありバランスしようとする。

2-2 交感神経α受容体系とβ受容体系は、同調あるいは分離して反応することがある。

2-3 自律神経反応の刺激入力方式の様々。鍼や手技、精神緊張などで交感神経α受容体系には同様な反応を起こす。

2-4 自律神経機能の機能分担:秒単位の早い刺激に対しては副交感神経が反応する。

2-5 体位変換と交感神経機能:姿勢の変化には交感神経が主体的に対応する。交感神経機能は、臥位時には機能を低下させ活動姿勢時には機能を高める。リアルタイムで変化する。副交感神経は、積極的には反応せず、健康な状態では活動姿勢時には交感神経に同調して働きを少し高める。あるいは変化しない。体調がよくないと抑制される。

2-6 呼吸運動と副交感神経機能:副交感神経機能は呼気時にその機能を高め、吸気時にその機能を抑制する。吸気時の抑制は呼吸筋の収縮が入力系で起きる反応である。呼気時にそれが解放され働きを高める。健康法の多くは呼吸を重視しているが呼吸筋の収縮による副交感神経機能抑制を解放して機能を高める仕組みを上手に動かそうとしている。

3 刺鍼時の自律神経反応

3-1  刺鍼時の瞬時心拍数の変化:副交感神経機能を高める。交感神経β受容体系機能を抑制する。

3-2  手技の瞬時心拍数の変化:刺鍼と同様である。

3-3  ストレス刺激時の瞬時心拍数の変化:副交感神経機能抑制。交感神経β受容体系機能過緊張。

3-4 刺鍼・手技の反応は、ストレス時反応と反応の方向が真反対である。

3-5 刺鍼・手技の反応は、ストレスによる自律神経反応のひずみを改善する方向である。

3-6 刺鍼・手技による自律神経反応はストレスによる反応がないときには起きない。この仕組みは進化により作られたと考える。

4 刺鍼時の副交感神経機能を高める、交感神経β受容体系機能を抑制する。この二つの反応を分離する研究(身体の治す力・調節する力を高める身体の仕組みの解明)

4-1 実験の方式

        1 刺鍼の深さ    皮膚・皮下組織        骨格筋

2 呼吸の条件    呼気時        吸気時

        3 姿勢の条件        イス坐位              仰臥位

 この3つの条件を組み合わせ1個体に8通りの実験を行った。

4-2 その結果、

        1 刺鍼の深さは、  皮膚・皮下組織

     2 呼吸の条件は、  呼気時  

        3 姿勢の条件は、  イス坐位

  の組み合わせの時にのみ副交感神経機能を持続的に高める反応を起こした。他の7通りでは意味のある反応が起きなかった。

4-3 この刺鍼時の自律神経反応

        1 副交感神経機能高進

        2 交感神経機能高進

   が起きている。

4-4 考察 

  皮膚・皮下組織刺激、呼気時、坐位の条件が副交感神経機能高進、交感神経機能高進を起こす理由。

  皮膚・皮下組織刺激は、副交感神経機能を高める反応を起こす刺激受容の場である。したがって、副交感神経機能を高める反応が起きる。

 呼気時は、体内の副交感神経機能リズムが高まる方向を向いて変化している。

 呼気時に皮膚・皮下組織刺激により起きる副交感神経機能の高まりが、呼気時の体内の副交感神経機能の高まりと同期して、呼気時への刺激を繰り返し行うことにより、体内の副交感神経機能が高まる。この実験を姿勢を活動的姿勢のイス坐位で行うと、

 体内の副交感神経機能の高まりに交感神経機能が同調し機能を高める。副交感神経機能と交感神経機能は、互いに同調するというのが健康な状態での基本的な関係である。

 このようにして副交感神経機能を高め交感神経機能が同調して高まり二つの自律神経機能が高い緊張レベルでバランスすることができる。

4-5 上記の反応は副交感神経機能が主体となり起きる反応である。それに対し、

5 交感神経機能が主体となる身体の治す力・調節する力を高める身体の仕組みの解明

 足底への手拳による叩打刺激が、副交感神経機能を高め交感神経機能を高める反応を起こすことができる。実験的に確認した。進化の過程でできた身体の仕組みであると考えている。

 

6 ヒトの身体の治す力、調節する力を高める身体の仕組み

 交感神経機能は人の活動状態を主体的に支えている。したがって、副交感神経機能に優先するところがある。交感神経機能が先に主体的に活動を高めると副交感神経機能を制御してしまうところがある。副交感神経機能に先によい位置を確保させ交感神経機能が動き始めることが重要である。5の身体の仕組みが例外としてある。

 二つの自律神経が高い緊張レベルでバランスすることは、自律神経の目的から身体の機能の調節力が大きくなることであり、そこには身体のよい状態を保ついろいろな身体の仕組みが関わるものと考えられる。

 本年6月1日のNHK総合テレビ「ガッテン」の番組で「癒やしホルモン:オキシトシンの驚きパワー」が痛みや認知症に効果的としていたが、行うことはボディータッチである。皮膚への軽い刺激を10分ほど行うというものであり、身体が持つ「恒常性保持機能」の一つの仕組みと考える。種々の仕組みが存在するものと考える。

  私たちは人に自然音を10分ほど聞かせると副交感神経機能が高まり交感神経機能も高まり身体の治す力・調節する力が高まることを実験的に観察している。地球の自然環境は命を育む仕組みを多く進化させているようである。

 

8月13日 リオの五輪に感動

感動を沢山いただいている。
日ごと夜更かしで大変だけれども、胸が詰まるような感動の場面を沢山いただき本当に感激している。
次の開催が東京ということもあるのか、日本選手の頑張りはかってないほどである。

時に本年6月21日から9月19日まで上野の東京国立博物館で、「特別展、古代ギリシャ」が開催中である。

古代オリンピックは、紀元前8世紀(伝承によると前776年)オリンピアのゼウス神域で4年に1回の競技祭が始められた。
オリンピックは毎回7〜8月に開催され、開催主は近隣の都市国家エリス、審判団も皆エリス人であったという。

最初は短距離走だけであったが、やがて中距離、長距離、五種競技などが追加され、全ギリシャから選手が集う大競技祭に発展した。
競技への参加者はギリシャ人の男性のみで、女性、奴隷、非ギリシャ人の参加は許されていなかったという。

開催に先立ち、エリスからの使者が諸国を回って休戦を告げる。
これは競技者や観戦者がオリンピアに無事に旅をするために、平和が必要不可欠であったためといわれる。

古代オリンピックはローマ時代にも続いていた。
紀元393年、第293回オリンピア競技祭が最後となったが、実に1000年以上にもわたり人々はこの地で競技を続けたのである。 
古代ギリシャは西洋文明の発祥の地である。
東京オリンピックを開催するに古代オリンピックについての認識を深めるのもこの機会がチャンスになるものと思う。

7月23日 脊柱管狭窄症は自分で治せる


脊柱管狭窄症は自分で治せる
酒井慎太郎著

Gakkenプラス

上記の本を読みました。
脊柱管狭窄症という病名をいただいてすでに15年を過ぎている。
3年前にはL4,5間の椎間円盤潰れており、足底のしびれ感、睡眠中の長・短腓骨筋,足底筋の痙攣などの症状が徐々に進行しており、脳裏を手術かなという思いがふと浮かぶ日常である。
足のしびれはしょうがないものと思っているので苦しんだり悲観したりしているわけではない。
草取りはしない。
庭木の剪定のため木には登らない。
掃除機を使わない。
などを除いては、インターバル速歩もし日常生活はほぼ普通にしている。
自身の状態を観察しているので腰痛に高い関心があるので、上書を拝読した。

腰痛の多くは単一の原因ではなく複合的な多くの要因で起きているという見解が優れていると思う。
何かこれとおぼしき原因を一つ取り除いても痛みはなかなか解決には至らない。
多くの症例を体験された結果が良く読み取ることができる。

腰は、日常生活で常に負担のかかる部であるから、日常生活の中で自らがケアすることが大切なことである。
病院にお任せでは解決できないのではないかと私も考えている。
この点が最も大切である。

基本ストレッチとして:仙腸関節ストレッチ、体ひねりストレッチをあげておられる。
仙町関節ストレッチはテニスボールを2個用い、仰臥位に寝て、2個のブールを左右の仙骨の上後腸骨棘、下後腸骨棘の部に置き体の力を抜いて体重をかける。
膝を立ててお尻を上げるようにしてボールを仙腸関節部に入れ位置を確かめ静かに体重を乗せると良い。

1から3分間その状態を保つ。
この仙腸関節ストレッチは体験してみて確かに良い。

いろいろなことを承知している私がやっても、一番の問題点は、自分で実際に実行することのしんどさではないかと思う。
生きることはしんどいことなのだということを受け入れ、少しでも前を向いて「やろうという気持ち」をどのように励まして挑戦するかにかかるのではないか。

本書は、帯に腰痛を99%完治させたとあるところが気になるが、今の本の多くがその手の書き方をしているので仕方がないのかと思う。
しかし、2016年3月に発行され、2016年7月に12刷を発行されている。

7月9日 マインドフルネス

6月18日(土)、19日(日)にNHK総合テレビのNHKスペシャルで、「キラーストレス」というストレスを取り上げた番組が2夜連続で放送されました。

第1回は、「あなたを蝕むストレスの正体」。

第2回目は、「ストレスから脳を守れ」でした。大変勉強になる番組でした。

マインドワンダリング:「心の迷走」、1日の半分近くの時間を過去や未来についての不安について心が迷走し、「今を見つめられない」でいるといいます。

心の迷走から脳を解放する対策として「マインドフルネス」が紹介されています。

マインドトレーニングは「気づき」のトレーニングです。

「真っ直ぐに背中を伸ばした姿勢」と「自分の呼吸に注意を集中する」。
この二つのことが基本です。

下記の本がお薦めです。

 1日10分で自分を浄化する方法

  マインドフルネス

     瞑想入門

   吉田昌生著。WAVE出版。

「科学の発見」

「科学の発見」は、大きな問題なので2週おきました。今週も続編です。

古代ギリシャのプラトンやアリストテレスといった人たちは、科学者というよりも「詩人」、と呼んだ方がふさわしいと分かったのです。

科学の源流は、プラトンやアリストテレスにあると考える人たちもいます。
なぜ「詩人」なのですか。

「自然の観察抜きに論理や数学だけに頼って理解しようとするのは科学ではありません。
例えば彼らは物質を構成する元素について見解を述べていますが、理論や観測に基づいていません。
単に、世界はこうあるだろう、という詩的イメージを述べているに過ぎません。」

・・・・

「科学とは、自然を学ぶ方法のことです。
それには正しい方法が存在するのです。」

・・・・

「私は、科学者、特に物理学者であることがどういうことか明確な感覚を持っています。
観測や実験から得た情報に基づき初期の理論を立ち上げる。
うまく行ったら、より多くの現象、より小さなスケール、より大きなスケールに当てはまる数式にまとめていく。
常に実験や観測に照らしつつさらに異なる現象を統合し、より統一された理論を目指す。それが科学です。」

鍼灸の科学化を考える。

科学とは、観察と実験に基づくものです。
科学と評価できる鍼灸の治療法を、追試し共通理解できる法則に高めることが求められています。
伝承のままでは顔になれません。
このことを鍼灸界は喫緊の課題として強烈に求めなければなりません。

土曜の一言を再開します

久しぶりの「土曜の一言」です。
よろしくお願いいたします。

「科学者とは」

朝日新聞2016年6月8日朝刊のオピニオン欄インタビュー記事です。

理論物理学者 米テキサス大学教授

スティーブン・ワインバーグさん
Steven Wienberg 1933年生まれ。79年にノーベル物理学賞受賞。

スティーブン・ワインバーグ教授の著書「科学の発見」が論争を巻き起こしている。
・・・・教授が問いかけるのは「科学とは何か」という根本的な問いだ。
本人に聞いた。

古代ギリシャのプラトンやアリストテレスといった人たちは、科学者というよりも「詩人」、と呼んだ方がふさわしいと分かったのです。

科学の源流は、プラトンやアリストテレスにあると考える人たちもいます。
なぜ「詩人」なのですか。

「自然の観察抜きに論理や数学だけに頼って理解しようとするのは科学ではありません。
例えば彼らは物質を構成する元素について見解を述べていますが、理論や観測に基づいていません。
単に、世界はこうあるだろう、という詩的イメージを述べているに過ぎません。」

・・・・

「科学とは、自然を学ぶ方法のことです。それには正しい方法が存在するのです。」

・・・・

「私は、科学者、特に物理学者であることがどういうことか明確な感覚を持っています。
観測や実験から得た情報に基づき初期の理論を立ち上げる。
うまく行ったら、より多くの現象、より小さなスケール、より大きなスケールに当てはまる数式にまとめていく。
常に実験や観測に照らしつつさらに異なる現象を統合し、より統一された理論を目指す。
それが科学です。」

・・・・。

「科学の発見」文芸春秋社。

2月27日 「土曜の一言」の最後 

日伊国交樹立150周年記念 特別展

 レオナルド・ダ・ヴィンチ(天才の挑戦)

 江戸東京博物館2016116~410

 

 「見えない世界を探る」:レオナルド・ダ・ヴィンチの哲学

 

絵画「糸巻きの聖母」が主役です。
初めて日本に来ました。
レオナルド・ダ・ヴィンチの哲学は「見えない世界を探る」だそうです。
レオナルドは万能の天才といわれています。

徹底的に自然を観察し、その法則を見いだしています。
人間を描くにもヒトの身体の構造を理解しなければと病院の地下室で
「人体解剖をし」学んでいます。

直接描いている像だけではなくそこに宿る「意思を表現」しようとしています。
そのために皮膚の下に潜む筋肉などの構造を学ぼうとしています。
天才の作品にふれ、その熱い思いを学びたいものです。

私たちは治療者としてその力量を高め人々に貢献できるには「ヒトの身体の構造、そして環境との関わりにおける法則」等を知り「見えない真実を探り」良い治療ができるように努力が求められます。



土曜の一言の最後です。
世紀の大天才、レオナルド・ダ・ヴィンチの力を頼りにし最後にします。
私の週間日誌のようなものでした。
教師としての長年の生活が本の紹介などをさせました。
お付き合い有難うございました。敬具  西條一止

2月20日 現在の健康状態を5年維持しようとケトン体代謝に挑戦

挑戦を始めて2ヶ月を過ぎた。

体調の変化が起きるのか、冬期という厳しいシーズンのせいか、ここ40日間、種々の異常があった。
ようやく改善し通常に復帰できたように思われる。

1 食習慣との摩擦

 ご飯、麺類、パンを食べないということは、単に食べないだけではなく、主食は副食とセットになって食事をしており、主食が抜けると副食の食べ方が難しくなる。
これが問題だ。
しかし、コンビニのローソンでブロン・ブレッドという糖質を減少させたパンがあることを知り早速求め食べることができるようになった。
パンを食べる時の口の中の感触が食事に大きな意味を持っているのである。
全く気づかなかったことである。
このパンのお陰で随分気持ちのストレスが消えた。
いま最も気になっているのは、美味しいラーメンを口いっぱいにほおばる感触である。

2 12月の末の風邪

 年末の1週間ほど前に鼻と喉をやられる風邪をひいた。
これが意外と長引き、改善に3週間近くかかった。
風邪薬は飲まずにできた。
1月5日に人間ドックを受け、全体は問題はなかったが、脳ドックのMRIで風邪による副鼻腔炎を指摘された。

3 1月17日の物置の更新

 物置を新しくするのに準備1日、設置の当日、翌日の復帰整理で3日間かなりの作業をせざるを得なかった。
腰痛を発症した。
鍼など種々試みたが効果なし。
解熱鎮痛剤ロキソニンのお世話になった。
7錠お世話になりようやく改善。
10日間を要した。

4 ようやく不調がなくなり、風邪をひいた時に高くなった血圧も安定、体重も57kg台で順調。
意欲が充実してきた。

2月13日 「今こそチャンス」鍼灸、マッサージ

2月10日(水)のNHK「クローズアップ現代」で「肩こり解消でケガ続出・・」という放送がありました。
NHKでも視聴率の高い番組です。
社会への影響も大きいと思います。
国民生活センターの調査で、過去5年間に毎年200件前後の事故が生じているとのことで、5年間で1000件を超えています。

国家免許所有者:あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、柔道整復師。国家免許のないものとして:整体、カイロ、リラクゼーションなどで、年間1兆円を超える業界だそうですがこれらの事故が起きているとのことです。
「危ないところなんだ」となり、国家免許所有者にとっては迷惑な放送であるとの印象も残るでしょう。
免許所有者でどのくらい。
免許なしでどのくらいという区別はされていませんでした。
おそらく、国民生活センターの資料ではその様な区別はできないものと思います。
そんなレベルでこのような放送が適当であるかどうかには問題があるかとも思います。
「肩こり、腰痛等」を仕事の対象にしている人達にはマイナスと受け取られます。
しかし、国民生活側に立ってみれば、困ったことが起きていることは事実です。
その様に受け止めて考えれば、この放送をチャンスとして、「私が行う治療の安全、安心」を強く強調することにより危険な業との区別を明確にすることができるチャンスです。
人々は安全、安心な効果的施術を求めています。
また、事故やミスは100%未然に防ぐことは難しいのです。
これを機会にさらに安全性の高い施術の提供に具体的に努力をするチャンスとすることもできます。

江戸東京博物館で「レオナルドダビンチ展」が開かれています。
レオナルドダビンチの哲学は「見えない世界を探る」だそうです。
一つの放送も社会との関係で種々の可能性を秘めています。

2月6日 「魚、進化の実験室」 

タイトルは、2016年1月24日(日)朝日新聞朝刊、科学の扉の記事です。

生態・知能・ 解明の鍵握る湖  

南アフリカのタンガニーカ湖は、「進化の実験室」とも呼ばれる。
閉じられた環境のもと、少数の祖先から200以上の種のシクリッド(カワスズメ)という淡水魚が生まれ、多様な生態を持つからだ。
世界中から関心を集め、進化や知能の解明に向けた研究が進んでいる。

体長約8cmの小魚でも高度な論理的思考を巡らせている。
--大阪市立大学の研究チームが、タンカニーカ湖にすむシクリッド「ジュリドクロミス」の、縄張り争いの性質を利用した実験で突き止め、スイスの専門誌に昨年発表した。

同じ大きさの雄3匹(A、B、C)を1組とし、まずBとCを同じ水槽で争わせた。
勝ったBを残りのAと争わせ、隣の水槽でCに観察させた。
こうしてAがBに勝ったケースを12組そろえた。

次に、AとCをガラスで仕切った水槽に入れると11組でAがCを攻撃しようとし、Cは逃げるよう動く様子が見られた。
Cは直接戦っていなくても、「AがBより強く、かつBがCより強ければ、AはCより強い」と、強さの順位を論理的に導き出したのだという「哺乳類や鳥類に劣らない、思考能力。
もっとシンプルな思考しかできないと思っていた」と実験した大学院生の堀田崇さんは話す。
ジュリドクロミスの脳の重さは0.04c、体重に対する脳の重さの割合は約1.7%で、ヒトの約1/3という。
思考や記憶などをつかさどる「大脳皮質」も発達しておらず、原始的とされる。
それだけに、鳥や哺乳類と同じ方法で調べることで、脳の認知能力などの進化の謎に迫ることができるかも知れないと期待されている。
・・・・以下略。

1月30日 ジョコビッチの生まれ変わる食事



ノバク・ジョコビッチです。
プロテニス第一人者のジョコビッチの著書です。

ジョコビッチが第一人者になるのが、この食事法です。
出版社は「三五館」です。

私がすごいと思ったのは、プロ選手として自己管理のすごさです。
理論的にすごい知識ですし、緻密な徹底した実践が素晴らしいです。
これは錦織選手もなかなか勝てないなという印象を強く感じました。
自分自身の身体で色々な反応を確実にキャッチして善し悪しを判断しておられます。

ジョコビッチ選手を立て直したのが、小麦を避けるという食事法ですが、単に糖質制限ではなく、時とところに応じた対応を細かにしているのが素晴らしいところです。

プロ選手が如何にすごいレベルで心身の自己管理をそして周囲の人々の協力で実現しているのかのことがよくわかります。
是非読まれることを勧めます。

1月23日 現代免疫物語beyond

現代免疫物語beyond(ブルーバックス)が2016年1月20日に出版されました。


岸本忠三・中嶋彰両先生の共著です。

第一作は、2007年の現代免疫物語でした。
免疫の名著でした。
そして二作目が、新・現代免疫物語です。
2009年でした。
そして今回の作です。

以下は本の帯の解説です。です

 前二作をさらに超えた免疫世界へ  

 これから語るのは、日本の研究者達の不断の努力と活躍を縦糸に、最新の成果を横糸に織り込んで紡いだ、現代免疫学の物語。
 読者ははるかな過去から私たちの生命と健康を守り続けてきた免疫がいま、がんや難病の制圧に挑み、かってない成果をあげはじめたことに息をのまれるだろう。

2015年NHKでも放送された最新の研究が解説されています。

1月16日 今こそ、アインシュタイン

タイトルは1月11日の朝日新聞朝刊、文化・文芸欄の記事である。

世紀の大発見は、科学論文としてもお手本、

科学者のあるべき姿を問いかける。

自然科学系のノーベル賞で日本人の受賞が相次ぐなど、日本の科学水準が賞賛される一方、原発事故やSTAP問題では、科学者や科学論文のあり方が問われつづけた。

「科学者の姿勢や論文を考えるたび、思い浮かぶのがアルバート・アインシュタインです」と話すのは、理学博士で元富士ゼロックス基礎研究所長の唐木田健一さんだ。
非合理を許さない鋭敏な感覚を、アインシュタインから学んだ。
特殊相対性理論の原論文を翻訳し、筑摩学芸文庫から出している。

アインシュタインの原論文は「科学論文のお手本」と呼ばれる。
岩波文庫版では、訳者の故・内山龍雄大阪大名誉教授がこう記す。
「初等数学の知識があれば理解できる。まことに珍しい貴重な論文」

1905年6月のこの論文は、ちくま版でも岩波版でも日本語訳は50頁足らずだ。
内山教授は「アインシュタインの論文はどれも大変に簡明で理解しやすいが、この論文は特にそうだ。
説得力あふれる論旨で、読者をゴールまで引きずる」と絶賛する。

アインシュタインは何が違ったのか、唐木田さんは「目の前の矛盾に敏感で、それを克服しようとする誠実な態度だ」という。

特殊相対性理論は、18世紀の体系化されたニュートン力学と、19世紀に発展した電磁気学の間にある矛盾にアインシュタインが必死に格闘した成果だ。
走っている車からも、止まった車からでも、発せられた光の速さは同じになる。
この「光速度不変」の原理をもとに、相対性理論が難問を克服した。

「だが残念ながら、日本の社会は矛盾に鈍感だ」と唐木田さんは嘆く。
原発はその象徴で、廃棄物処理などの矛盾は未解決のまま。
STAP細胞でも暗然とさせられた。

当初、「論文の体裁上の間違いはあったが、現象は存在する」などと弁明された。
まさに論文軽視です。

今こそアインシュタインに学ぶべきだと、唐木田さんはいう。

私は、ちくま版、岩波版を早速購入しました。



 
 

12月26日 糖質制限食を本格化

12月26日は今年最後の土曜日です。
2015年の最後に糖質制限食が軌道に乗りました。
昨年の9月から運動習慣を「インターバル速歩」として始め1年経過し降圧剤から解放されました。
もう一つの大きな生活習慣である食事について「糖質制限」という形で挑戦です。
これが上手く行くと大きな生活習慣についてほぼ良いところに来たと考えています。

私の糖質制限は、ご飯、麺類、パンの主菜を全く取っていません。
「ケトン体」食事法にほぼ近いと思います。
ブドウ糖代謝からケトン体代謝に変えようとしています。
色々な試しをしてみています。
1ヶ月経過しほぼ順調と思っています。

1 プラス評価ができること

1-1 眠りは深くなりました。

1-2 疲れの回復する時間が短くなったと思います。

1-3 体重は3から4kg減少しました。

1-4 もちろん元気です。

2 気持ちに負担を感じていること

2-1 主菜中心の食文化との葛藤です。

 主菜を取らずにお肉を食べる、魚を食べるとご飯を食べながら共に食べることのおいしさを痛切に感じます。い長年の食事習慣との決別ということなのだと思います。食の楽しみの大きな部分を放棄しようとしているように思います。

 忘年会などのお付き合いは比較的簡単にこなせます。副菜が中心になっているからです。

2-2 糖質制限食とケトン体食

 糖質制限食では、1日の糖質制限量を130gにしています。1食に40gです。1食に糖質を40g以上取るとケトン体食にならずブドウ糖代謝になるのではないかと予想しています。主菜を摂らない時には、食事前にあまり空腹感が起きません。しかし、たまたま1食通常の食事をすると翌日猛烈に空腹感が起きます。1食の通常食で代謝が変わるために起きる現象ではないかと、今のところ考えています。もう少し安定した時に確かめをしようと思っています。 

2-3 アルコールとの付き合い

 日本酒、ビール等醸造酒は糖質が多いので制限が必要です。ウイスキー、焼酎は糖質ゼロです。ビールは500mlで糖質15gほどです。

  15gという糖質は、リンゴ1/4個が持っている糖質量です。果物を少し摂ることと同じ程度の糖質なので1日にビール500ml以上は飲まないことにしています。アルコールが必要な時にはウイスキーの水割りにしています。

12月19日 「はみがき革命」ー歯みがきよりも大切なことー



歯科衛生士:吾妻美夕紀著、文溪堂の本です。

著者は、口腔衛生の専門家という職種を強く意識されています。
素晴らしいことです。

歯は治療する以前に守るものだということを強く訴えています。
虫歯を治療しても元には戻らない。

初期の虫歯は、唾液による自然の回復を待つ知識がほしい。
唾液には歯を再石灰化する働きがあり修復出来るといいます。
その機会を作る生活をすることこそ大切といわれます。

歯科衛生士ならではの上手な歯医者さんのかかり方も指導されています。

歯を守るための細やかな知識がしっかり書かれています。

12月12日 ケトン体が人類を救う 



「ケトン体が人類を救う」、宗田哲男著、光文社新書。

糖質制限食を理解するに本書が強く背中を押してくれます。

「私がこの本を書こう、書かなければ、と思ったのには、2つの理由があります。」
これは、本書の「はじめに」での書き出しです。

是非読んでみてください。
大きな利益を得られます。

12月5日 糖質制限食を始めました(喜寿における人生の課題) 

糖質制限食を始めました。
昨年の秋、「インターバル速歩」を始め成果を得て、現在にあります。
「食」の問題をなんとか望ましい形にしたいと考えていました。
糖質制限については種々論議がありましたのでその真偽をうかがっていました。
ほぼ決着がついたと判断しました。
2週間前から「糖質制限食」を始めました。

体重が61s前後であったのが59s前後をキープ出来るようになっています。
はけなかったズボンがはけるようになっています。

上々の調子でスタートしたようです。
運動が決まり、「食」が決まるとそれを如何に維持するかで私の生活習慣の大きな部分が解決します。
現状の身体の機能を維持してこれから何年頑張れるかが私の第一選択の課題です。

11月28日 体が生まれ変わる「ケトン体」食事法



体が生まれ変わる「ケトン体」食事法、白澤卓二著、三笠書房。
糖質制限の先にある食事法です。先週の「糖質制限」の本は、「ケトン体」には踏み込んでいません。
著者は意識して、糖質制限に止めています。

 以下は、本書のカバーの解説です。

 「ケトン体」とは:「ケトン体」は、わたしたちの体の中で作られるもの。

 誰もが持っているのに活用されていない、「頭や体をはたらかせる、もう一つのエネルギー源」です。

 糖質を減らすと、はたらきだす「ケトン体」によって、余分な脂肪がどんどん燃え、体も頭もより若く、より健康になれるのです。とあります。


面白いのは、糖質が私たちのエネルギー代謝の中心になるのは、1万年前の農耕による穀類の生産が始まってからです。
日本列島では弥生時代からです。
人の体は、元々は「ケトン体」によるエネルギー代謝が中心であったという進化の過程からの推測です。

しかし、糖質が不足することで「ケトン体」がはたらきだすということは、如何にブドウ糖を減らすかということが、重要なことになります。
今や私たちの食文化は、糖質中心ともいえます。
それを脇に置くことにはかなりの精神的な抵抗があろうかと思います。

11月21日 食事制限の解決:糖質制限の真実

生活習慣病が激増している。
その8割を占める糖尿病、高血圧、脂質異常症は、さらにガン、心臓病、脳卒中の三大死因につながっていく。
特に糖尿病とガンの密接な関係を考えると、40歳以上の3人に一人が血糖異常者という現状は危機的だ。
欧米人に比べ日本人は糖質に弱い。
人間ドックで見落とされる食後高血糖を防ぐには、血糖値を上げる唯一の原因、糖質(炭水化物・果物・芋・豆等)をコントロールするしかない。
そのための新しい食事法が「ロカボ」だ。
巷に溢れる根拠に乏しい糖質制限とは違う。最新栄養学に基ずく革命的食事法を徹底解説。

この文章は、「糖質制限の真実」、幻冬舎新書、著者、山田 悟(北里研究所病院 糖尿病センター長)のカバーの解説である。


栄養学は、この10年で激変しているという。とても勉強になる、特に食事制限についての基本的な考え方の整理をしてくれる本である。

11月14日 植物状態(豆知識2)

植物状態:はじめて定義されたのは、1972年、ブライアン・ジェネットとフレッド・フラムが、  反応のない覚醒状態を指して、植物状態と呼んだ。
この状態は、人間らしくない、植物のような状態を強いられるという意味合いが強いので、ネガティブなイメージを持つ名称ではあるが、そこから回復する可能性はあり、明らかに脳死とは異なる。
植物状態の患者は、生きているのだ。
また、植物状態は、昏睡とも大きく異なる.目を覚ましている状態だからだ。
植物状態の患者に唯一欠けている、あるいは見られないのは、意識の光である。  
植物状態は、昏睡が生んだ新たな症状の一つに過ぎない。

11月7日 集中治療室の始まり(豆知識1)

人工呼吸法:1952年、デンマークの医師、ビヨン・イクセンによってはじめて臨床で用いられた。
この頃ポリオが大流行し何百人もの患者が、一時的にではあるが完全に麻痺を起こしていた。
イプセンは患者の気管に管を入れ、それぞれの管にポンプを付けて、200人の医学生を動員した。
学生達は昼夜問わず患者の肺に空気と酸素を送り続けた。
死亡率はそれまでの90%〜25%に下がった。これが集中治療室の始まりである。

10月30日 西條式筋膜リリース(2)

筋膜リリースの(1)は、トップページの筋膜リリースへの提案がそれです。

典型的な解けない筋の過緊張である背部深層背筋の棒状の筋緊張に対する筋繊維に対して直角の方向への牽引を試みています。
この背部の解けない筋の過緊張は、私が未病の徴として第1に揚げ長年鍼治療の大切な指標としてきたものです。

牽引の仕方は:方向が筋繊維に対して直角の方向。

両手の四肢をどこに置くかですが。筋が膨らんで硬くなっている縁に4指を並べて引く。それを外側と内側に両方行う。筋膜のしわを伸ばすのであるから、しわを指腹の中に抱え込んでは上手くないと思います。
しわを四指の爪の外側においてこそ最も能率的にしわを伸ばせるかと思います。

四指の置き場所など状況に応じて種々工夫が必要かと思いますが、背部の筋緊張が2,3分で、柔らかくなります。

効果は抜群です。
鍼灸手技の臨床を一変させる可能性があります。

10月24日 解明進む長寿の秘密

10月19日(月) NHK今日の健康 メディカルジャーナル「解明進む長寿の秘密」100歳以上を含む「長寿のカギ」2つが見えてきた。

日英の研究チーム 2015年7月発表

慶応大学医学部百寿総合研究センター 講師 新井康通

                                2013年

  平均寿命 健康寿命
男性

80.2歳 71.2歳 約9年
女性 86.6歳 74.2歳 約12年

 

 健康寿命をどう延ばすか。

研究結果

 慢性炎症を抑えれば健康長寿

 長寿の家系は染色体の端にあるテロメアが短くなりにくい

研究対象者

百寿者    684人
百寿者の子供   167人
85〜99歳の高齢者など 1554人


これらの人達の健康状態を詳細に調べ、最大10年間追跡調査。

 健康長寿の指標

  日常動作の自立度

  認知機能

  病歴

  余命

健康長寿の要因として調べた項目

 造血能力

 慢性炎症         慢性炎症の程度が低いほど長寿

 コレステロール値・血糖値

 肝機能・腎機能

 テロメアの長さ                       

慢性炎症とは

 自覚症状なく、全身で徐々に進行:

 さまざまな病気:

 大きな原因として肥満:内臓脂肪から炎症を引き起こすTNF-α、IL-6が分泌されて血管、心臓、肝臓、腎臓などに慢性炎症を起こす。

 がんやアルツハイマー病も慢性炎症を引き起こす。

 加齢そのものも、免疫の低下、細胞の老化などで、慢性炎症の原因になる。結果:

 高齢者はどの年齢層でも慢性炎症の程度が低いほど健康な人が多い。生存率が高い。

 慢性炎症の程度が低いほど、日常動作の自立度、認知機能が良い。

 

 テロメア

  百寿者は、テロメアの長さが長かった。

    百寿者の子供のデータでは、80歳の人達が、一般の人達の60歳に相当する。長寿になる。

対策

 慢性炎症を抑えるには

  食べ過ぎ・運動不足を改める。

  百寿者の多くは、中年の頃から腹八分目。

 研究をどう活かすか

  慢性炎症を抑える薬の開発へ

10月17日  「インターバル速歩」を実践し、1年経過

昨年の9月18日にインターバル速歩を開始して1年経過しました。
11月6日から降圧剤を中止して間もなく1年です。
降圧剤の中止は、順調で、今朝も朝食後で最高血圧:137mmHg、最低血圧:72mmHg、脈拍:72拍です。

1年間、ほぼ毎日、血圧を測ってみて分かったことは、血圧はよく変動しました。

疲労が重なったり、精神的にストレスがあったりすると160mmHgほどに上がります。
しかし、普段の生活に戻ると血圧も下がります。

心身の活動に対応して血圧が変動するのは至極当然のことです。

心身の安静状態で正常であれば良しとしてよいというのが正解ではないかと思います。 



インターバル速歩、「歩き方を変える」だけで10歳若返る:野勢(勢の字が違うのです)博著を基本とします。
それに、あらゆる病気を防ぐ「一日8000歩・速歩き20分」健康法:青柳幸利著では、歩き方を決めずに日常生活の中で上の条件を満たしてゆく。
という歩き方です。
この二つを併用してゆくと継続が楽になります。
併用するには、記録計が必要です。
あらゆる病気を防ぐ・・・の本をアマゾンで探すと隣りに計測器の紹介があります。
3千円弱で変えます。
これをポケットに入れておくと、歩数や、速歩き歩数を教えてくれますから、仕事で出かけている時なども、1日の様子が分かり不足分を補うことが可能になります。

仕事をしている人には、運動する時間を指定することはなかなか難しいことですが、夕方に運動することがお薦めとのことです。
それは夕方に運動をして体温を上げておくと、睡眠中との差が大きくなりよい睡眠が取れるとのことです。

10月3日 「病気は脳がつくっていた」  


田中 一(きのくに漢方クリニック院長)の著書です。現代書林。

田中 一先生は、1970年生まれの45歳、新進気鋭の医学博士です。

序章:「私が実践する医療の原点」ーなぜ、「外科医」から「養生医」へ転身したのか!?ー。以下、序章の目次です。

がん患者さんを治したくて、外科医になる・・・。

苦しい治療しかない現実・・・。

免疫療法と出会う・・・。

より自然な医療を求めて「赤目養生所」へ・・・。

問題は、「病気になること」ではなく「治らないこと」・・・。

「治す」とは、患者さんの自立を手助けすること・・・。

第1章 人間の、そして健康の本質とは何か?

「赤目養生所」との出会い

以下引用します。

私は薬に頼らない医療の効果に目を見張りました。

 ・・・・

ところがここでも、全ての患者さんの病気が治るわけではありませんでした。

医学的には、よく似た病状を抱える患者さんです。・・・。しかし、

「治る人」と.「治らない人」がいたのです。一体何が違うのか。私はまた、新たな壁にぶつかりました。

この壁から、表紙にあるー「動物脳」を解放すれば、健康になる!。へと発展され、45歳にして名医になっておられます。

治療者は必読書です。

9月26日 アンチエージングより「スマートエイジング」:生涯健康脳


「生涯健康脳」:こんなカンタンなことで脳は一生、健康でいられる!
東北大学加齢医学研究所、スマートエイジング棟、機能画像医学研究分野研究室、瀧 靖之教授の著書です。
いきいき健康シリーズ、ソレイユ出版。

瀧教授は、16万人の脳画像を見てきた45歳の新進気鋭の脳科学者です。
脳の発達、加齢のメカニズムを明らかにする研究者で「生涯健康脳」を研究テーマとしておられます。

それが、スマートエイジング棟という棟のネーミングにもなっているわけです。

アンチエイジングという言葉は、エイジングは加齢です。
アンチは否定語です。
加齢を否定するニュアンスがあります。
スマートエイジングの「スマート」は、「賢い」という意味で捉えておられます。

加齢していくことで、さまざまな能力は確かに低下していきます。
つらいことが多くなっていくことも事実でしょう。
しかし、歳を重ねることは、長年の知識や教養、人脈の積み重ねによってもたらされる豊かさが増していくことでもあります。
「スマートエイジング」は、
加齢を「知的に成熟する人生の発展」として、ポジティブ、前向きに捉えておれるのです。
発想が素晴らしいと思います。

有益な内容が沢山です。
お薦めします。
1400円+税です。

9月19日 アルツハイマー病、進行を抑えている具体例、心が嬉しくなりました

9月8日(火)、NHK総合放送10時からの放送でした。
「アルツハイマー病の進行をくい止めている患者の秘密を大公開!
欽ちゃんも壇蜜も驚嘆アメリカ最新研究」。
新聞のテレビ欄にこのように書いてあります。
これはタイトルではないですね。
タイトルのない番組のようです。
しかし、内容は素晴らしかったのです。
1人でも多くの人に見て欲しいと思う番組でした。

アルツハイマー病の進行を止めるに何が有効かということを、実際の患者を登場させ示しています。
この番組での中心は
「社会参加」に焦点を当てています。

アルツハイマーの患者が社会参加するということは、簡単なこことではないと思います。
アルツハイマー病は新しい記憶が不確かになるという特徴を持っています。
新しい記憶に関係するところを周囲がサポートしてあげることで社会参加が可能になります。
その様子が具体的な例で示されています。
失われやすい記憶をサポートするということを周囲が受け入れることが最も重要なことです。
それを実現しています。
心が温まります。
なになにができないからダメ。という対応が従来多くでした。
ここをサポートすればできるではないか。
サポートするという心の余裕を集団が持てたことが示されました。
素晴らしいことです。
アルツハイマー患者が記憶を回復しやすい問いかけの仕方をトレーニングを受けた大学生が、ボランティアとしてアルツハイマーの患者と接する場面を意図的に作ることで成果を上げている例も紹介されています。

この番組の再放送の予定は決まっていません。
この番組を見て欲しいと思います。
オンデマンドを使用すれば見ることは可能だと思います。

9月12日 「疲れやすい身体にサラバ!スタミナUP若返り術」

8月26日放送の「ためしてガッテン」の放送タイトルです。

細胞内の「ミトコンドリア」増やすというお話しです。

ミトコンドリアは、食事から得た糖や脂質と呼吸から得た酸素とからATPを製造する細胞内器官です。
エネルギー源であるATPを増加させるという魅力のある話題です。

ミトコンドリアは30歳代以降減ってくるといいます。
しかし、「自分が少しきつい」と思うくらいの運動をするとミトコンドリアの量を増やすことができるというのです。

 「少しきつい運動」、十分に耳にしてきた言葉ですよね。
「身体の全身的な機能を高める」、健康法、運動に共通するのが「少しきつい」でした。

細胞の中には、「細胞内のATPの量」を監視している酵素があり、通常のウオーキングの場合は、それほどエネルギーを使わないためATPが不足することはなく、この酵素が働くことは無いといわれます。
しかし、少しきつい運動をすると、ATPが不足し、
「酵素の働きがONになり、より多くのATPを作ろうと、ミトコンドリアが分裂を初めて増えてくれるといいます。

「インターバル速歩にミトコンドリアを増加させる効果もあり」です。

ミトコンドリアを増加させる「少しきつい運動」は、1分間でスイッチONできるそうです。
生活の中で、少しきつい運動を、随所でちょこちょこ導入することで、可能だそうです。
スイッチは1ONになると、一定時間その効果が続くといわれます。
こまめに繰り返すことで、ミトコンドリアが増えスタミナUPが期待出来ると言われます。

食事でミトコンドリアを増やす方は、食事量を75にすることといっています。

食事量を少なくすることで、「長寿遺伝子がスイッチ0Nする」ということがいわれていましたが、ミトコンドリアの増加も見られるということです。

具体的な運動の方法としては、「インターバル速歩がお勧め」です。
これを基調として応用編を工夫することです。

ミトコンドリアを増やしたり、その働きを助ける栄養素:
イカやタコ、貝類などに多く含まれる「タウリン」は、ミトコンドリアを増やす。

ウナギや豚肉などに多く含まれる「ビタミンB群」は、レバーなどに多く含まれる「鐵」は、ミトコンドリアがATPを作り出すのを助ける。

9月5日 心臓ホルモンで肺がんの転移を防ぐ画期的な研究

8月24日(月)NHKEテレの「きょうの健康」メディカルジャーナルで放送。

国立循環器病研究センター室長、野尻 崇医師がお話しされた。

肺がんでは、脳、肝臓、骨などに転移が起きやすい。
心臓ホルモン(心房性ナトリウム利尿ペプチド:ANP)は、血圧を下げる、利尿するなどの働きをしている。
肺がんの患者では手術後に約2割の患者で不整脈が起きる。
この不整脈の治療に心臓ホルモンを用いたところ、これらの患者で転移が少ないことに気づいた。

検討した結果、手術後2年間での転移を起こさない率は、手術だけの群では67%であったが、手術後に心臓ホルモンを用いた群では91%で大幅に改善していることが分かった。

転移が起きる条件は、血液中にがん細胞が散らばることと血管に炎症が起きることである。

心臓ホルモンが転移を防ぐメカニズムは、血管に炎症が起きると炎症物質が発生しEセレクチンという接着分子ができ、この接着分子にがん細胞が接着して転移が成立する。
心臓ホルモンは接着分子を少なくすることで転移を防いでいると考えられる。

今年の9月から全国10施設で、肺がん患者の80%を占める非小細胞がん患者(ステージW以外)、500名を対象に手術のみ、手術+心臓ホルモン使用の2群で比較研究を行う。
5年間かけ手術後2年における転移の有無を比較する。

心臓ホルモンのがん転移予防効果は、肺がんだけではなく他のがんにも期待出来る可能性が高い。 

8月29日 戦後70年、8月15日 

8月15,16日と「日本の一番長い日」、「終戦、緊迫の7日間」をテレビで見ました。

恥ずかしながら日本の現代史についてきちんとした教育を受けていません。
終戦の時は小学校1年生でした。
77歳です。
現在生きている日本人の多くが第二次世界大戦を知らない世代です。
ポツダム宣言という言葉は知っているけれども、7月26日にアメリカ大統領、イギリス首相、中華民国主席から日本に対して発せられたこと、それに対して我が国が受諾の返答がなかなかできないままに、8月6日、9日の原子爆弾投下に繋がっていること。
ポツダム宣言の受諾を日本政府は決定出来ず、天皇陛下の決定に託せざるを得なかったこと。
これらを知らないままに過ごしてきました。
きちんと教育しなければいけないと思います。

上記の番組で、日本の社会が敗戦、終戦を受け入れることがどんなに大変であったかということが良く描かれています。  

戦争教育を受けた人達には、敗戦、終戦は受け入れられない。
全員玉砕するまでは受け入れられないという思いです。
いずれにしても特別なエリート教育は、通常ではない人間を作ります。
特別教育の怖さを感じます。
目的に向かい邁進しようということは纏めやすいのです。
しかし状況の変化に対応して方向を変えるということの難しさです。
なかなかできない様子が良くうかがえます。

福島原発の事故を経験しながら、その解決がつかないままに、川内原発の再稼働に踏み切る、日本国民はそれを本当は納得していないと思います。
関係者のどこかで進めてしまう。
何の問題にしても関係者は推進したい。
公平な判断はできにくいのです。
何の問題にしてもそうです。
狭い視野の中での特別教育は問題を生む大きな元になります。

人間を育てるのは自然の中で広い視野で行われることが必要です。

教育の受け方でどんな人間にも育ってしまうようです。

8月22日 年を重ねる経年変化

昨年の9月18日から「インターバル速歩」を始めました。
あと1ヶ月で1年になります。
11月から降圧剤を離脱しました。
脚力も強くなりました。
数年若返ったような印象があります。

血圧は最高血圧140mmHg、80mmHg前後に安定しています。
しかし、6月21日の第80回日本温泉気候物理医学会学術総会で記念講演をする前、10日間ほどは血圧が上がりました。
7月31日に娘家族がロンドンから帰国した、10日間ほどが血圧が上がりました。 
ちょっとしたハードな生活にも血圧が反応します。
通常の生活ではそれなりに安定出来るけれども、ちょっとしたストレスに対する適応力が小さくなるような気がします。
それが経年変化ということなのかも知れません。

組織の弾力性が低下するあたりに問題があるのかも知れません。

変形性関節症、関節軟骨の弾力性の低下、尿意が起きてから我慢出来る時間が短くなる。
これも膀胱壁の弾力性の低下かと思います。
そんなところに組織の機能低下、老化があるのかも知れません。
しかしこれらの組織の機能低下にも、本人が自覚することで対応の仕方があります。
あらかじめ準備をすることでかなりは補正することができるのです。

8月15日 8月14日77歳の誕生日

77歳の誕生日を迎えました。
77歳というと私には随分老人というイメージがあります。

子供のころの記憶なのです。
しかし、今は自分の現実です。
紛れもなく77歳なのです。

加齢現象は極めて個人差も大きく多様化しています。
生理的年齢では決められないようです。
社会において通用するだけの体力・知力があれば社会で活動すべきと考えます。

それは誰が判断するのでしょうか。
自分自身が判断出来ることが一番良いと思います。
各自がそのことに注意を払い判断しなければなりません。
周囲の足を引っ張るような状態は、周囲が勧告すべきです。

生きる意欲、仕事への意欲、活動するエネルギーが決め手となることだと思います。

私は、これからは生理的年齢を忘れることにします。

上記の意欲、活動するエネルギーこそが指標です。
この指標をしっかり見つめて自己判断します。

10年前にはほとんど考えなかったようなことを書いています。
やはり77歳という数字が関わっているのです。

8月8日 良い姿勢の意味

今月14日が77歳の誕生日です。
最近やはり、背中が曲がり、腰が曲がり、膝が曲がる、老人姿勢が気にかかっています。
種々考えて見ました。
老人姿勢というのは、重心がちょっと前に出て安全姿勢でもあります。
そして、体幹部での重心バランスをする骨筋肉への負担を軽減しようとする、楽な姿勢でもあります。
楽に過ごそうという思いがつい前面に出てくるものと思います。

膝を伸ばす、腰を伸ばす、背中を伸ばす立位姿勢こそが良い姿勢です。
しかしそれは骨格筋に負担をかけます。

ここで問題です。
命を繋ぐことは、活動することは、当然苦痛を伴うものです。
疲労を伴うものです。
老人姿勢は、骨格筋の疲労現象を避け、人体などに負担をさせています。
筋肉は疲れたといいます。
しかし靱帯などは疲れたといわずに、限界を超えると痛いといいます。

活動を続けることは、疲労を感じる姿勢で行い、疲れたら休むことが大切な活動の条件だと思います。

健康寿命を全うすることは、活動することは負担があること、疲労が起こることを前提として、そこに活動の指標を置き休息を取ることが必要であることを受け入れることかと思います。

そして、膝を伸ばし、腰を伸ばし、背中を伸ばした颯爽とした姿勢で活動したいものです。  

颯爽とした姿勢を維持する大切な方法は、つま先立ちです。
つま先立ちをすると、膝が伸び、腰が伸び、背中が伸びようとします。
活動の最初に、まず、周囲のどこかに手を触れ姿勢の安定を確保し、数秒間つま先立ちをします。
それを数回繰り返して活動を開始します。
スムースに歩行ができます。

8月1日 「地球大進化」NHK、BSプレミアム再放送

「地球大進化」、2004年の放送の番組です。
私はこんな放送があったことを全く知りませんでした。
日々の生活に追われ、テレビ放送など気付かずにいます。
しかし、素晴らしい内容です。
今回、7月27,28,29日の3日間で3部作が再放送されました。
2時間番組で、合計6時間です。
ちょっと時間がないとなかなか見ることができません。
しかし、見ずに過ごしてしまうにはあまりにももったいない内容です。

私自身、今年までBS放送を全く見ることなく過ごしてきました。
比較的周囲に関心が高い状態にある私もそんな状態です。
しかし有益な情報は、種々の点で有益です。
活用出来るような仕組みが欲しいですね。
オンデマンドがそれなのかも知れません。
しかし、こんな放送があることを知るのはオンデマンドではないのです。
放送の存在を知って初めてオンデマンドに到達します。

放送番組を新聞などでチェックすることが求められます。

7月25日 地球の自然は命を育む

健康に生きたい。
誰しもの希望ですが、多くの人は当たり前のこととして普段は忘れています。
地球の自然環境は,これだけ多くの多様な生き物を育んできました。
多くの惑星の中で地球がです。
今のところ地球外生命は確認されていません。
地球のような環境条件にある惑星がある可能性もいわれています。

 138億年前 ビックバン 宇宙の始まり

 130億年前 銀河形成

  45億5千万年前 地球誕生

  40億年前 地球最古の岩石

 38億年前 最古の生命の痕跡

  35億年前 最古の生物化石(オーストラリア)

  20億年前 真核生物の進化

 4億7千万年前 魚類の出現

 4億3千万年前 昆虫・陸上植物

 4億年前 シダ類森林・両生類

  3億6千万年前 裸子植物

  3億1千万年前 は虫類出現

 2億2千万年前 哺乳類出現

 1億5千万年前 恐竜大型化

 6千500万年前 大量絶滅

 6千万年前      哺乳類の多様化

  4千900万年前 哺乳類の繁栄

  700万年前   最古の猿人

 430万年前   二足歩行開始

  110万年〜70万年 ジャワ原人

 79万年前 火の使用(イスラエル)

  60万年〜50万年前 北京原人

 30万年〜2万7千年前 ネアンデルタール人

 19万5千年前〜 ホモ・サビエンス

  1万1500年前 農耕の開始

 1万年前    動物の飼育

地球の自然環境は生命を育んでくれます。
しかし、多くの天災が起こり多くの生き物を死に追いやるのも事実です。
しかし平均してみれば、結果として地球上にはこれだけ多くの生き物が生息しています。

私たちは、宇宙の、地球の自然の中で生まれてきました。
やはり母なる大地であり、宇宙の偉大なる力の中にいます。

NHK,BS1で、「ヒトを科学する」という外国のドキュメンタリーが放送されていました。
その第2集が「ヒトは微生物との集合体」という内容でした。

ミトコンドリアや腸内細菌については知っていましたが、そんなレベルではなく、DNAにもウイルスが入っており重要な役割をしているとのことです。
自分1人ではないのです。
沢山の生き物と共に地球上に住み、体内もそれに劣らず沢山の微生物と共に生きているようです。
まさに生命の歴史38億年そのもののようです。

7月18日 NHK、BS1 7月4日、「シリーズ医療革命」 

「シリーズ医療革命」の第3作「認知症」の放送がありました。
介護などに関わっておられる方には素晴らしい内容です。

イブ ジネストさんの「ユマニチュード」による認知症患者への取り組みなどが内容です。
イブ ジネストさんの「ユマニチュード」は、認知症患者に対して、

 @ 見つめる

 A 話しかける

  B 触れる

  C 寝たきりにしない

というものです。
認知症患者を人として真正面からしっかり向き合おう、という姿勢です。
最も基本的なことだと思いました。

7月26日にBS1で「シリーズ医療革命」の第1作から3作まで一挙に再放送があります。
3作とも優れた内容です。
多くの人達が学んで欲しいと思います。

7月11日 鍼治療を充実する工夫

鍼は腔の字がつく頭蓋腔、胸腔、腹腔、関節腔には、刺鍼出来ない、あるいは刺鍼しないものです。
治療では、身体の仕組みを介して働きかけます。

しかし、光、振動、磁気、電磁波などは、身体のどこにでも進入します。
腔に対する局所への直接刺激としては有効です。

 レーザー光は、光で強力なものは手術として用いられています。
超音波は、音の振動刺激です。
これも医療として用いられています。
磁気も強力なものが脳の特定部分を刺激する方法として用いられています。
マイクロウエーブは電磁波の刺激です。
温熱療法として用いられています。
これらは身体の特定部分を狙う強力な刺激として用いられています。
専門性の高い方法です。

ソーケンメディカル社の交流磁気治療は、交流電流を用いた磁気治療器です。
身体の働きは電気現象です。
磁場には電流が発生します。
交流電流では1秒間に50ないし60回方向が変わる電流が発生します。
身体の電流に対する揺さぶり効果が生ずると思います。
局所に微弱な温熱効果が生じます。

サウンドフィーリング協会の体感振動は、超音波とは異なる、音の振動です。
超音波振動は、体感出来ないようなレベルの振動ですが、音の振動は、体感出来ます。
音の縦波による振動刺激です。
通常のバイブレータとは異なり、多種の周波数の振動が混在しています。
小川のせせらぎ、波の音、小鳥のさえずりなどの自然音は、生き物を育んできました。
命を育む力を治療に応用出来ると思います。
自然の音は、全てが命を育むものではありません。
暴風雨などは命を脅かします。
しかし自然の多くの音は命を育んできました。
地球の今日の生き物の姿です。 

7月4日 物理的治療を充実する工夫

 「進化の過程が与えた身体の自然の仕組みによる妙」という講演は、身体の自然の仕組みを活用する鍼治療について述べました。
身体の自然の仕組みを活用するので「自然鍼灸学」と命名しました。
それは同時に「自然物理療法学」ともいえるのです。
つまり、物理的エネルギーを用いて治療しようとするものに共通することなのです。
身体を相手にしていることですから当然のことです。
物理的治療のみならず、心理的療法にも、薬物療法にも通ずることです。
たとえば、喘息の発作に対して、薬物療法も坐位で行えばより効果的です。
起座呼吸といって坐位になれば発作が楽になります。
それは身体の仕組みが楽にするように動いているわけです。
したがって、薬の効きも良いというわけです。

身体に優しい治療は、身体の仕組みを最大限に活かして人工的エネルギーを最小限にしようとする努力です。
21世紀社会は,地球の自然環境に、全ての生き物に優しさを求める社会だと思います。
キーワードは「自然」です。

6月27日 社会化される技術を抱える社会:スマホ

携帯電話が普及してきた時に、電車の中で携帯電話は使用しないでください。というアナウンスがよくされました。
電車でとなりの人とお話しする時にはとなりの人に聞こえる程度の声で話すわけです。
ところが携帯電話では聞こえる声が小さいから、大きな声を出さないと聞こえないかのごとくに思い、大きな声で喋ります。
周囲にははなはだ迷惑なことです。
それで電車の中では使用しない・・・になったわけです。

中国に行くと電車の中では携帯は使用しないはないようです。
電車に乗って気がついたら、皆さんがとなりの人達と大声で話しています。
携帯の話は特に問題ないのです。 
今は、スマホになりました。
話さなくてよいようです。
電車の中の多くの人がスマホを見ています。
何を見ているかは解りませんが、今自分がいる電車の中の環境とは別の何かの中におられるのです。

高校生が自転車で通学している時も、耳にイヤホーンが入っています。
別の世界にいるわけです。
直接的には、種々の交通障害が生まれます。
もっとお大きな問題は、生きている自然の環境を全く意識しないまま生きているということです。

自然の環境から学んで生き物は生き続けてきました。
それを失おうとしています。
どこで育ったなどということが亡くなろうとします。
家庭で食事の時もスマホだそうです。
家庭教育も失われます。
なんだか分からない変な人種が育とうとしています。

6月20日 第7期 東洋医療伝統技術大学校アカデミー開校

6月13日(第2土曜日)表記の開校式をしました。30名の入校者が集ってくれました。

20名が初めての入校者です。
10名は2度目、3度目の人達です。
初めての20名も努めているところの院長から薦められた。等の口コミによる人達が大半です。
2度目、3度目は自らが選んで入校しています。

第7期になり、ようやく口コミで入校してこられる人達が中心になっています。
本アカデミーとして、鍼灸治療院が口コミで患者が集まるようになることが理想です。
それは、治療を受けた人達が薦めてくれるということであり、発展できます。
アカデミーも同様です。
アカデミーを経験した人達が周りにいる人達に薦めてくれます。
最も堅実なあり方です。

14日(日)の講義終了後に懇親会を持ちました。
入校者から、自然鍼灸学を学びたいという強い発言を頂きました。
提供者としては、これ以上の励ましはありません。
この人達のために、しっかり理論と技術を伝達しなければならないというという思いを強く心にしみました。
学びたいという人達がいて教えたいという指導者が育ちます。
教えたいという指導者の下に、学びたいという学習者が育ちます。
良い指導者と良い学習者は、相互作用で育ちます。

私は喜寿を迎え、最後のお勤めをしようという立場にあります。
認知症にならないよう心身の機能を維持しようとインターバル速歩などをしながら、生きるための努力をしています。
求めてくれる人達がおられるということは、何よりの励ましです。
とても励まされしっかり生きなければならないという思いをさせていただきました。
心から感謝申し上げたいです。

20日の日曜日に、第80回日本温泉気候物理医学会総会で80周年の、記念講演をさせていただきます。
私にとっては花道のようなものです。

そして今日も後輩の皆さん、新たなお仲間の人達のご支援で、研究活動、臨床活動をさせていただき新たな発見を体験して感謝の日々を過ごさせていただいています。
心身の調整、トレーニングが第一と心得、安きに頼らない日々を懸命に生きております。

6月13日 仕事の流儀:ビル清掃、新津春子さん。時計職人、松浦敬一さん

プロフェッショナル仕事の流儀。NHK総合テレビ、月曜日夜10時の放送です。

6月1日は、ビル清掃のプロ、新津春子さんでした。
新津さんは今年の2月2日にも登場しておられました。
2年連続で羽田空港が世界一清潔な空港1位に輝いたということでした。
新津さんは清掃員として陰の主役として登場しています。

6月8日は、瀬戸内海の中央にある広島県大崎下島に時計店を営む時計職人、松浦敬一さんです。
松浦さんのお店には、全国から、修理に困った時計が年に300件も届くそうです。

お二人とも素晴らしい職人技術者です。
そしてさらに、今日ここで私が書こうとしている理由は、お二人とも素晴らしい仕事を維持するために身体作りを熱心にしておられることです。

新津さんは、仕事を始める前に20分間筋力トレーニングをしていました。
清掃作業をきちんとするにはそれだけの体力を必要とするのだと思います。

また、松浦さんは、70歳だと思いましたがウオーキングをされています。
また、入浴中には湯船につかりながら、顔に暖かいタオルを乗せ、目の疲労を改善しようとされています。

一流の技術を維持し良い仕事をするために身体の管理をしっかりしておられます。
素晴らしいことだと思います。

良く生きるために、身体の管理は、全ての人に、最優先事項として日々にやらなければならないことです。
しかし多くの人は、1日の中に身体の管理のための時間をセットしていません。
忙しいからという理由です。
やらなければならない仕事等の中に、身体の管理はないのです。
暇ができたらやろうという位置付けです。
日の中の最優先事項として行うことで日本人の健康状態は改善し医療費を削減できるものと考えます。

6月6日 緑濃い木々

お気づきでしょうか。
今年は、庭の木々、街路樹、公園、林、森の木々がとても元気よく、葉が沢山茂っています。
いかにも生き生きとしています。
近くの木々で確認していただくのが最良かと写真は付けません。

私の家の庭には、ケヤキの樹があります。
日陰の木漏れ日が心地よいのですが、今年は木漏れ日がなく日陰が濃いのです。

勢いの良い緑の木々を眺める度に元気がもらえるような気がいたします。

5月30日 「鹿の王」に感激 

「鹿の王」上橋菜穂子著、角川書店。



100万部も売れているそうです。
私がここに書くまでもなく、多くの人がすでにお読みになっているということですね。

今、読み終え何か書きたいのです。

「鹿の王」というタイトルが、そして児童文学者という組み合わせが、私をこの本から遠ざけていました。
しかし、第4回の医療小説大賞を受賞されたということが、何でしょうという思いで、この本を買わせました。
5月6月は、学会で特別講演などを引き受けているので、何かと気ぜわしく、学会が一段落したところで読もうと思い机の上に置いていました。
1週間前に、ちょっと出だしを読んだところ、たちまち虜になり、とりあえずすませなければならない仕事を最低限こなし、読むことになってしまいました。
非常な迫力です。
下巻の中程まで、「鹿の王」というタイトルの意味が分からないのです。
久しぶりに夢中になって読みました。
幸せでした。

5月23日 本物を見分ける力を付ける 

電通、博報堂、等々、広報することを仕事とする専門職の人達が沢山います。

商品を販売するための広報としては、売れなければならない。
大学、専門学校などのオープンキャンパスは、学生を集めなければならない。
商品が売れるように、学生が集まるようにが目的になってしまう。
本来、広報は、ものの本当の状態をその価値を気付きやすく、分かりやすくするためにの表現の工夫である。

本物を表現しているのか、偽りの表現であるか。
見極める力が必要である。
健康に関する本や雑誌、どう見ても誇大表現と思われるものが常態化している。

しかし、大切なこと(健康については最も大切なこと)については、本物を見極める力が無いと人生における最も貴重な時間の無駄遣いをし、健康を誤ってしまうことにもなる。
自分自身の目で見、頭で考え一応の結論を得て、信頼できる方の意見をうかがうということではないであろうか。

5月16日 シリーズ医療革命

5月3日のNHK BS1で、「シリーズ医療革命」の放送がありました。
必見です。

@腸内フローラ。A 新アレルギー治療(いずれも50分)最新情報です。

2ヶ月前にNHKで、放送がありました。
医療革命として内容を再編しています。
オンデマンドを活用して視聴できる機会を作りましょう。
私はブルーレイで録画していますから、私が関係するアカデミーでは、どこかで時間を作って見ることも可能ですが、このような番組があることがわかれば、オンデマンドという社会的システムが動いていますので利用しない手は無いと思います。
貴重な情報があるということを伝える意味は大きいと思い書いています

5月9日 東洋医療臨床技術大学校アカデミーでの講義の内容と質

東洋医療臨床技術大学校アカデミーでの講義では、

21世紀社会が期待している科学的な理論として鍼灸生理学を講義します。
鍼灸師養成の教育では一般生理学が講義されますが、肝腎の鍼灸治療に必要な身体の生理学が教えられていません。
従来無かったからです。
そのことが、基礎医学、臨床医学は,現代医学のものが教えられていますが、物理療法の一つとしての鍼灸治療を理解する生理学がなかったのです。
したがって鍼灸治療を科学的に語ることができないのです。

アカデミーでは、下記のように鍼灸治療を科学的に語れる鍼灸生理学を講義します。

下記の資料に示すようにキーワードを抜いた資料を作成したりして、よりしっかり学べる仕組みの工夫をします。

下記の文章の空欄にキーワードが入りますか。

4 サーモグラフィで観察できる刺鍼反応は交感神経(    )受容体系の反応である。

5 刺鍼刺激により末梢血管は、まず収縮し皮膚温は(     )する。その後

(     )する。

6  末梢血管は、刺鍼刺激、灸刺激、(      )に共通の反応をする。

7 心拍数は、痛刺激により(      )し、刺鍼刺激により(     )する。

8 刺鍼刺激により心拍数は、減少するか(      )かである。(    )することはない。

9 刺鍼による心拍数(    )反応は、(    )神経の亢進、(        )の抑制により起きている。

10 刺鍼刺激に対して交感神経α受容体系反応と交感神経(     )受容体系反応は(     )して反応する。

11 心拍数は、心臓の(     )、交感神経β受容体系作用、(       )作用により構成される。

5月2日 東洋医療臨床技術大学校アカデミーで学ぶこと

当アカデミーは本年6月から第7期になる。   


 「自然鍼灸学で学ぶこと」:
  単に知識を覚えるのではなく、理論的に考えることが出来る鍼灸学を学ぶ。

 

 「鍼灸臨床技術をどのように身につけるか」

 「大切な思考方法:各知識の関連性を常に考える」 


  下肢の「浮腫」、「冷え」という所見があったら、浮腫があれば血管外液が多くなり、当然、血液循環に参加しにくい体液が増える。血液は身体の中心で暖められ末梢に循環し、熱も供給する。血液循環に参加しにくいので冷える。


 以下についての理論と実践を学ぶ。


1 基本的刺鍼技術


1-1 刺手は
 

1-2 押手は


1-3 部位による特殊な刺鍼

1-3-1 深層背筋の刺鍼

1-3-2  背部の棘突起から15mm外方の外側にある筋緊張に対する刺鍼

     その外方の筋緊張に対する刺鍼

1-3-3 肩甲下筋の刺鍼

1-3-4 大腰筋、中殿筋、足底筋の刺鍼

1-3-5 腹部の刺鍼 


1-4 治療を受けた感覚を学ぶ。それが治療実践力を豊かに育てる。


2 21世紀が求める、治療の科学的理論


2-1
 刺鍼時に起きる生体反応

2-1-1 基礎的反応

            刺鍼時の自律神経反応は、副交感神経機能亢進、

                交感神経β受容体系機能抑制
2-1-2 臨床的反応

      副交感神経反応:呼気時が良く反応出来る。

      交感神経β受容体系反応:臥位時が良く反応出来る。

      M4:呼気時、活動姿勢が関与する。

      M5,M6:休息姿勢、活動姿勢が関与する。


2-2 臨床からの鍼の治効六つのメカニズム:これは鍼治療の道具である。

      M1 破壊組織による自然免疫機能を高める。

      M2 局所刺鍼の反応                                                 

      M3 遠隔部への反応                                                 

      M4:M4-1。M4-2 身体の治す力を高める

      M5 適度な緊張感を作る

      M6 過緊張を緩める

3 治療の組み立て(設計図)理論


3-1 治療を構成する三つの要素 

3-1-1 身体の治す力に対する治療 

3-1-2 主訴に対する治療

3-1-3 未病の徴に対する治療

    この三つを総合して治療を行う。


3-2 基本的治療

    必要な治療が書き出される。

3-2-1 M4                      :治す力

3-2-2 腹部の治療                :未病の徴

3-2-3 深層背筋の治療            :未病の徴

3-2-4 2,3以外の歪みに対する治療  :未病の徴

3-2-5 主訴に対する治療              :主訴

3-2-6 M4                          :治す力

3-3  実際の治療パターン

    治療の実際に合わせて組み立てる:治療姿勢の位置を決める。
3-3-1 M4    椅子坐位

3-3-2 仰臥位

3-3-3 伏臥位で

3-3-4 側臥位で頚部の治療

3-3-5 長坐位でM5の治療

3-3-6 M4    椅子坐位


3-4 治療の順序性、疾患の特徴などによる治療パターン

3-4-1 運動器の痛み等、局所刺鍼が出来るパターン

      1,2,3,4,5,6、の順序
                    (1,2,・・・6の1,2は、3-3-1,3-3-2を示します)

3-4-2 内科系の訴え等、局所刺鍼が出来ないパターン

      1,3,4,2,5,6.の順序

3-4-3 気管支喘息、偏頭痛のパターン

      2,3,4,5,6.の順序

3-4-4 M5をエース治療とするパターン

      1,3,4,5,2,6、の順序

3-4-5 身体の治す力を強力にするパターン

      1,2,3,4,5(5-1、5-2),6,の順序


4 臨床実践応用


4月25日 第44回 日本農業賞

本年が第44回で、平成27年3月7日(土)に東京NHKホールで、授賞式が行われ、3月28日にNHK,BSプレミアムで受賞者を取材した内容の放送がありました。

この放送を見て、日本の農業に関するニュースはとかく暗いニュースが多い中で明るい話題にびっくりしました。

過去に43回も行われていたのに全く目に触れる機会がなかったことが残念でもありました。

集団組織の部で大賞を受けた「南郷トマト生産組合」福島県南会津群南会津町は、主要作目:夏秋トマトです。

トマト農家にも高齢化、跡取りがないという問題で、トマト農家がどんどん減少したそうです。
南会津町にはスキー場があるそうですが、そこにウインタースポーツをしたい若者が沢山アルバイトに見えるそうです。
組合では知恵を絞り、この若者達に夏にトマトを作り、冬はウインタースポーツをするという人生はどうかと問いかけたところ、反応があり今では、トマト農家の中核をなすまで育ってきているとのことでした。

他の受賞者も通じて「アイディア」と「実践出来る人」が最も大事なことだなと思いました。

 主催:日本放送協会、全国農業協同組合中央会、都道府県農業協同組合中央会

 後援:農林水産省、都道府県


 趣旨:日本農業賞「個別経営の部」並びに「集団組織の部」は、日本農業の確立を目指して、意欲的に経営や技術の改善に取り組み、地域社会の発展にも貢献している農業者と営農集団や、食や農の担い手として先進的な取り組みをしている個人・集団組織を表彰しています。

 問い合わせ先:全国農業協同組合中央会、広報部広報企画課。電話03-5665-6010


4月18日 「日本語の科学が世界を変える」松尾義之著、筑摩書房

なぜ日本人は英語で科学をしないのだろうか。
・・・その理由は、日本語の中に、科学を自由自在に理解し創造するための用語・概念・知識・思想法までもが十二分に用意されているからである。
・・・日本語で科学が出来るという当たり前でない現実に深く感謝すること。
それは、江戸から明治期、西欧から入る外国語の「知」を「日本語に翻訳」して取り込み、母国語の知識体系に位置づけなおしてきた歴史に遡り、文化人達の努力により可能になっていることである。

漢字文化圏で日本語のみがそれを可能にしている。
そして、そのことがノーベル賞学者を生んでいることになっているという。
その恩恵を私たちは気づかないままに享受している。
先人に感謝、以外にないことである。
歴史の重みを感じるところである。

日本人の凄い先見性を学ばなければならない。



著者は日本語の思想性が世界的に、科学、技術の発展に貢献するところが大きいのではないかと考察している。
それは西欧のイエス、ノウの世界に対し、日本の中庸という思想が新しい発見へのエネルギーになっているのではないかということである。

日本人として自信を持たせてくれる貴重な図書である。

4月11日 ほ乳類誕生 乳の獲得と進化の謎:ブルーバックス



同書は、酒井仙吉博士著です。
先生は東京大学農学系研究科博士課程を修了され東京大学名誉教授です。
専門分野は動物育種繁殖学です。
研究テーマは泌乳の開始と維持、停止機構を分子レベルで解明すること。

動物育種繁殖学という、家畜の改良という分野は、人工的に比較的短い時間で、遺伝、進化を観察出来る特殊な分野です。
素晴らしい知見が沢山です。
とても勉強になります。
以下は「はじめに」の一節である。

古代ギリシャ時代、アリストテレスは生命の誕生について自然発生説を唱え、ミツバチやホタルは草の露から生まれ、ウナギやタコ、イカなどは海底の泥から生まれるとした。
これを疑う人は、ルネッサンス期までいなかった。
科学的に否定したのがパスツールで、1861年のことである。
ところが38億年前に出現した生物は無機物から誕生し、自然発生説と同じようなことになっていた。
しばらくして多細胞生物となり、次に複雑な機能を身に付けていった。
その根底に生存競争があった。
勝者は何らかの点で相手を超える能力を有していたことを化石が教える。
それが子孫に受け継がれたのは、遺伝子に刻まれていたからであり、また新たに刻まれたからでもある。
したがって進化を遺伝学で述べることが可能であった。

本書で主眼にしたのは、なぜ動物が陸上を目指し、どのように適応し、どのように子孫を残す方法を変えたかである。
進化への旅は、基本ではあるが、進化を生み出した機構が遺伝の仕組みにあったというところから始めよう。

期待して読みましょう。

4月4日 3月28日(土)朝日新聞朝刊be面フロントランナー「園芸資材会社プロトリーフ社長」佐藤崇嗣(たかつぐ)さん(42歳)

ガーデンアイランド多摩川店(世田谷区)は、ショッピングセンター内の園芸店であることを忘れさせる空間だ。
2008年の開店から、リピーター会員は4万人を超えた。
お目当ては「花野菜用かるーい培養土」。
天然ココヤシ殻が主原料で、重さは普通の培養土の約6割。
高い保水力で水やりが少なくて済み、虫もよりにくい。
廃棄されたヤシ殻なので地球に負荷をかけない「土」だ。
女性が両脇に抱え軽々と持ち帰る。

低品質だと見向きもされなかったココヤシ殻に目を付けた。
全国の農業試験場を訪ね歩き、OB職員と協力しながら、何百種類もの試験栽培を繰り返し、ココヤシ殻で、植物が良く育つ配合を開発。
09年から全国のホームセンターなどで販売をはじめ、年に120万袋を売り上げる。
コーヒーチェーン店大手のコーヒー豆かすから作る堆肥など、環境に配慮した独自製品も打ち出し、家庭用園芸用土で国内シェアトップ規模に成長した。

「緑を育てる園芸会社が、これまでは地球を掘り、傷つけて土を採ってきた。
廃材から土を作り草花を育てれば、究極のリサイクルになる」

土の使い方や草花の育て方を詳しく紹介する公式サイトの動画は、累計再生回数1200万回を超える。
庭やベランダの造園や、植物の管理などを請け負う事業部もある。

「重い、手間がかかる、やり方がわからないなどのハードルを少しでも下げたい。草花を育てる楽しさを、多くの人に味わって欲しい」

 「持続的な社会を子供達に残したいのです。それも手軽に、誰もが出来るやり方で。地球の緑化推進に少しでも役に立てたら嬉しい」

42歳の佐藤隆嗣社長、しっかりしたもののとらえ方、着想、必要なことを総合的に発展させる手腕、素晴らしい仕事ぶりですね。
自分たちの仕事のあり方に参考にしたいものです。

3月28日 鍼灸界を救う道 

平成26年度の最後である。
卒業式、国家試験等の行事が続く.今年も臨床の出来ない鍼灸師を大量に社会に送り出すことであろう。
そして鍼灸関係の学校は学生募集難である。
どこを改善したら、この困難な局面から抜け出せるのであろうか。

鍼灸師を養成する学校の教員の質を上げることである。
教員を本気になって教育に当たらせることである。
そこそこ真面目ではあるが、本気ではない。
何をしたら良いかを本気で考えていない。
多くの学生は刺鍼技術が下手である。
鍼が痛い。
練習不足の何物でもない。
授業時間だけの練習では明らかに不足である。
スポーツで上手になろうとしたら夢中で練習する。
暇さえあれば刺鍼基礎練習をするように学生を仕向けなければならない。
練習すれば上手になるのである。

60点で単位認定しているから勉強しない。
90点取らなければ認めないとして90点取れるまで頑張らせると90点取れる勉強の仕方をするようになる。
人の治療をしようというのに60%の知識、技術で治療を受けてもらえると考えられるであろうか。
そんなことで通用するはずがないのである。
知識を与えるのではなく、学生が自ら学ぼうとするように仕向けなければならない。
教員集団がこのような気持ちを持って臨めば必ず打開出来ることである。
人間はやる気になれば多くは出来る生き物である。
教員集団が心を一つにして協働して当たらなければ出来ないことである。

3月21日 英国王室の居城ウインザー城を見学

家内が1月からロンドンにいる娘の出産の手伝いに行っていました。
2月5日に三男を無事に出産しました。
家内をロンドンに迎えに行き、英国王室の居城ウインザー城を見学しました。

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ウインザー城は、11世紀末にウイリアム征服王によって建造されました。
以来39代にわたる君主の城館となっており、常に居城として使用されてきたイギリス諸島で最古の王宮です。

ウインザー城はエリザベス二世の公邸の一つです。
エリザベス二世は、英国の元首であるとともに英連邦の首長です。

ウインザー城は、時にバッキンガム宮殿に代わって外国元首を歓迎する公式行事の場となります。
女王とエディンバラ公は公式行事のない私的な週末のほとんどをウインザー城で過ごされるとのことです。
小高い山城で見晴らしの良いところにあります。

もちろん全てではありませんが一般公開されており、お城、多くの陳列物は英国王室の歴史(英国の歴史)を十分に学ばせてくれます。
英国王室は常に人々とともにあるという身近な思いを感じさせてくれます。

3月14日 生きることは努力の連続

娘がロンドンで出産を迎えるので、家内が今年の1月21日にロンドンに手伝いに出かけました。
2ヶ月弱、私は一人で生活しなければならないことになったわけです。

食べることから始まって、家での生活というのはなんとも色々なことがあります。
慣れないことのため私には一層時間がかかるのかも知れません。

この間、私は自分の書斎で学び、仕事をする時間が俄然少なくなりました。
書斎に行く時間がなかなか出てこないのです。

生きるために栄養の摂取として食事をするわけですが、食事をするために生きているような錯覚を持ちます。

1ヶ月ほどで少し慣れてきましたが、3月11日に疲れているであろう家内をロンドンに迎えに行きます。
16日に帰国します。
再び以前の生活に戻れるのですが、生きることは、人に頼らず、薬等ものに頼らず、生きることは常に苦痛を伴い努力を必要とすることを身をもって学んでいる昨今です。

3月7日 建国記念の日

2月11日、建国記念の日です。
建国記念とはいつのことなのでしょうか。

明治22年、1889年2月11日の「大日本帝国憲法」明治憲法発布の日です。

憲法は国を納めるルールです。
明治の時に欧米の文明諸外国に向かって、立憲国家として文明国としての宣言をした記念日なのです。

1889年2月11日に我が国は初めて立憲国家としての「憲法」制定したのです。

この第一の立役者、伊藤博文公は、日本の内閣制度を作り初代内閣総理大臣で、そして「大日本帝国憲法」の起草者です。

伊藤公は、大久保利通、木戸孝允(きど たかよし)に憲法草案を託されました。

伊藤公は憲法を起草する時に、日本の国民が、永年の封建制社会で過ごし、自らが主権者であるという意識が育っていないので、少し時間をかけて、主権在民として国民にこそ国の方向を選択する権利があるという意識を育てなければならないと考えていました。

そして「大日本帝国憲法」では、行政府に力を持たせる国家像にしています。

この「大日本帝国憲法」を持ちながらも昭和の時に軍部という勢力の台頭が国の道の選択を誤らせ、第2次世界大戦という過ちを犯しました。
国が暴走したのです。
そして今年は戦後70年です。
この第2次世界大戦を反省し、1947年(昭和22年)5月3日に日本国憲法が施行されました。
5月3日は「憲法記念日」で祝日です。

池上彰氏が朝日新聞に新聞ななめ読みという連載をしておられます。
本年2月27日のものです。
「皇太子様の会見発言」「憲法への発言 なぜ伝えぬ」というタイトルです。

2月23日は皇太子様の誕生日、それに向けて20日に東宮御所で記者会見が開かれ、その内容が、新聞各社の23日付朝刊に掲載されました。
戦後70年を迎えたことについての部分の毎日新聞の記事です。
「我が国は戦争の惨禍を経て、戦後、日本国憲法を基礎として築き上げられ、平和と繁栄を享受しています」と述べられたそうです。

皇太子様は、戦後日本の平和と繁栄が、日本国憲法を基礎としていると明言されたのですね。
以前ですと別に気にならない発言ですが、いまの内閣は、憲法解釈を変更したり、憲法それ自体を変えようとしたりしています。
そのことを考えますと、この時点で敢えて憲法に言及されたことは、意味を持ちます。

いまの憲法は大事なものですと語っているからです。
こんな大事な発言を記事に書かない朝日新聞の判断は、果たしてどんなものなのでしょうか。
他の新聞はどうか。
読売新聞、日本経済新聞、産経新聞にも、この部分の発言は出ていません。
毎日新聞の記者のニュース判断が光ります。

27日の朝日新聞朝刊3面に憲法改正「2段構え」、自民党推進本部が再始動。
という記事が見られます。
憲法改正論議がいよいよ本格化しようとしている年です。

総選挙の度に、投票率が低下しています。
特に若者の投票率が低い状態です。

文明国として立憲国家として、これを主権在民としてわたしたちは支えているでしょうか。

伊藤博文公は、ラクダについて研究をするという時に、ドイツ国民は、図書館に行く。
フランス国民は、動物園に行く。
イギリス国民は、砂漠に行く。
学問研究は、実際を観察することこそ重要であると言っておられます。
自分自身の足を運んで実際を見ることです。
それを実践し、我が国の行く末をしっかり選択しましょう。

2月28日 インターバル速歩(3) 

昨年の9月18日から開始したインターバル速歩が5ヶ月を過ぎました。
11月6日以降100日以上降圧剤を止めています。
最も寒い2月を薬なしで過ごしましたので、もう大丈夫だと思います。

血圧は安定し、脚力は強くなり、喉の調子も薬なしで過ごせるようになりました。

本の表紙には「歩き方を変える」だけで10歳若返るとありますが、10歳はともかく、何歳かは若返ったように思います。

生活習慣病は、良い生活習慣で予防出来ると考えているわけです。
インターバル速歩という良い生活習慣を5ヶ月続けたわけですから、何歳か若返っても良いわけです。

何かに頼るのではなく、積極的に良い生活習慣を自分のものにする努力をしなければと思います。
しかし、良い生活習慣を身につけるのは易しいことではありません。
薬に頼る方がずっと楽なのです。
どうしても易きに付きたい気持ちが邪魔をします。
それに勝たなければ何事も出来ないのだと思います。

2月21日 NHKためしてガッテン2月18日放送

動的ストレッチダイナミックストレッチがテーマです。

ストレッチというと十分に伸ばしたところで数秒間持続的に伸ばすというのが一般的に行われてきています。
この方法は柔軟性は大きくなるけれども筋力が一時的に低下するということです。
そのために捻挫などが起きることがあるといいます。

動的ストレッチは、柔軟性も大きくなるし筋力が高まるとのことです。
運動前のストレッチとしては動的ストレッチが好ましいといいます。

リズミカルに動かすのが原則ですが拮抗筋抑制というメカニズムで柔軟性が生まれ、筋力も高まります。ます

非常に影響力の大きい問題です。
ブラジルでは古くから行われており、特にサッカーチームは昔からこのストレッチを行っているとのことです。
広島カープの前田投手が前田体操とか前田ダンスとか言われる運動をしているそうですが、動的ストレッチです。

水曜日の午後4時5分に再放送があります。
25日の再放送がこの内容だと思います。 

2月14日 「新しい免疫入門」:ブルーバックス




「新しい免疫入門」:ブルーバックス。審良(あきら)静男・黒崎知博著です。

本書のカバーからのコピーです。

「わたしたちのからだを病原体の攻撃から守るしくみ」

20世紀の終わりから21世紀の今日にかけて、免疫の”常識”は大きく変わった。

自然免疫が獲得免疫を始動することがわかり、自然炎症という新たな概念もくわわった。

本書では、最新の知見をふまえ、免疫という極めて複雑で動的なシステムの中で無数の細胞がどう協力して病原体を撃退するのか、その流れがよくわかるように開設する。

とあります。
2回読みました。
1回では良く理解出来なかったということです。
その原因は、免疫劇場に登場してくる俳優達を覚えないと読み進むうちに混乱してきます。
最初から順序よく読みながら、免疫の場面に登場するものを覚えるように努力しながら読む必要があります。

この本を読む先に「現代免疫物語」:ブルーバックス(2007年発行)を読んでの方が理解がよいかと思います。

2月7日 セル ワールド 

BSプレミアムで121日、28日にセル ワールド(前・後編)の放送がありました。
大変興味深い内容です。
先週紹介のリプトンさんの細胞生物学を理解しやすい内容になっています。
ご覧にならなかった方は、オンデマンドなどで是非見られるとよいと思います。

私のレパートリーに今年の1月からBS番組が加わりました。
とても興味深い内容の番組が沢山あることを知りました。

1月31日 「思考のすごい力」ブルース・リプトン著、西尾香苗訳。PHP研究所



「信念は細胞を変え人生を変える」

心は如何にして細胞をコントロールするか。

人間の持つ無限の可能性の扉を開く新しい生物学(エピジェネティクス)の革命的挑戦!
 遺伝子は単なる生物の設計図に過ぎない。
意識や環境が細胞をコントロールし、遺伝子のふるまいを変えるという驚くべき真実。

「この研究は、人生に対する私たちの理解を根本的に変革させる」

遺伝子やDNAが私たちの生体機能をコントロールしているのではなく、細胞の「外側」からやってくるシグナルがDNAをコントロールしているのだ。
さらに、私たちが抱く思考は、肯定的なものも否定的なものも強力なメッセージを発していて、それらも細胞をコントロールしていることを示してくれる。

細胞生物学や量子物理学における最新の優れた研究成果を統合して得られた、この深遠かつ希望に満ちた視点は画期的である。
なぜなら考え方を訓練しさえすれば、わたしたちの体は「変えられる」ということを示しているからである。

以上はカバーからのコピーです。必読書です

1月24日 安易に流れることへの戒め

インターバル速歩を初めてヶ月が経過しました。
17日(水)に筑波技術短期大学の診療所に行きました。
くしゃみ鼻水の時に用いる小青竜湯が無くなってきたからです。 
この日は午前中に家内とデパートに買い物に出かけました。
気温の変化でくしゃみ鼻水が出ました。
昼過ぎに帰宅し小青竜湯を飲みました。
午後に診療所に行ったわけです。 
116日から降圧剤は飲んでいませんが血圧は順調でした。
ところが診療所で血圧を測ると看護師さんが、どうされましたとびっくりしています。
血圧計をのぞいてみると、何と最高血圧が
220mmHgを示しています。
私もびっくりしました。
180mmHg以上の血圧は記憶がありません。

担当医と今日の状況をお話しすると小青竜湯には麻黄が入っていますからそのせいかもしれません。
ここでニュウロタン(降圧剤)を
1錠飲んでくださいといわれ、飲みました。
誠に反省です。
降圧剤を止めようとインターバル速歩をして努力しているわけですが、くしゃみ鼻水には小青竜湯を飲んでいたわけです。
何と徹底しないことかと反省しきりです。
くしゃみ鼻水には、今年度、温気学会で発表した「
M4−2」:坐って、膝の上をあれをやれば出来るはずです。
その通りでした。
7日以降は、くしゃみ鼻水の時には、小青竜湯を飲まずに「M4−2」行い対応出来ています。

まさに反省です。
易きに付いてしまうのです。
一層心して生きなければと新年早々に戒めをもらいました。

1月17日 吉田松陰先生

吉田松陰:明治維新を可能にした原動力

  生き方:

1 本 気

2 猛烈な勉強:物事の本質をつかむ。

3 得た知識の実践:我がこと(私)より藩(公)を優先する。

 我が命を捨てても敢行する。
 すばらしい人間性です。すばらしい教師です。

 浩然:水が盛んに流れる様。

        心などが広くゆったりしている様

 

 浩然の気、浩然の気を養う。

 1 天地の間に満ち満ちている非常に大きく強い精気。

 2 ものごとから解放された伸び伸びした心持。
   いい言葉です。「祈る心」に通じています。 

1月10日 2015年の抱負

2015年おめでとうございます。
本年もよろしくお付き合いお願いいたします。

昨年、「祈る心」に到達しました。
心の平穏が少し高まったように思います。
私の臨床活動に、教育活動に向上を期待してよいかと思います。
心の平穏は心にエネルギーを与えてくれます。
常にリフレッシュして生き生きと活動出来るように努力したいと思います。
平均年齢にあと4年平穏に過ごせば+5年ほどは期待出来そうです。
85歳前後まで可能でしょうか。
10年あるとしたら何ができるか、常に新たな取り組みが出来る心を維持することが出来れば、期待出来ると思います。

今年の日本温泉季候物理医学会学術総会(80回大会)で記念講演をさせていただきます。

   「物理療法の効果:自律神経機能を中心に進化の過程が与えた身体の自然の仕組みによる妙」

という演題です。
とても名誉なことと考えております。

昨年、英会話を学ぶ、学問のために毎日ビールを飲まない、を約束しました。
まずはこれらを全うするように努力し、常に前向きに生きることが本年の抱負です。

12月27日 今年の「私のキーワード」それは「祈る心」です

今年の最後の一言です。
「祈る心」に学びました。

ソチオリンピックをテレビ観戦し、日本選手がもう一つ力を発揮出来ないもどかしさを感じ、なぜかと問いかけていました。
浅田真央選手も本番前夜、眠れなかったという新聞報道でした。
ぐっすり眠ることは最大の身体の調整です。
睡眠は、単なる休息ではないのです。
生命を維持するための重要な時間です。
目を覚まして活動している時がとかく目立ちますが、睡眠は活動を支える重要な意味を持つ時間帯です。

重大な本番の前夜、緊張が高まります。
心の安静を図ることこそ、大切なことです。

「祈る心」が大きな役割を果たしている様に思います。

日本人は,戦後教育の「科学する心」という中で、祈る心をなくしてきました。
祈る心を感じる場面が生活の中で失われてきました。

我が家は仏教徒ですが、私自身にはほとんど宗教心はありません。
しかし、何かに祈る気持ちはありました。
東京国立博物館の日本国宝展で展示のテーマは「祈り・信じる心」でした。
縄文文化中期の(紀元前3,000〜2,000年前)祈りの土偶が展示されていました。
仏教伝来より遙か以前にお祈りでした。
世界の遺跡の多くは神への祈りのばです。
私たちは,祈りの心を思い出さなければなりません。
新たに学ぶものではないのです。

遙か大昔から私たちの祖先はお祈りをしていました。

お祈りは心を平安にしてくれます。
自然に還り静かな心を取り戻す手続きです。

 

2015年1月3日はお休みします。

12月20日 人生は幸運と自らの意志により拓かれる

私自身の今までの人生を振り返り書きます。

1 幸運:

 1-1 校長の息子として生まれ、高校を卒業するまで父の保護の傘の中で育ち、真っ直ぐな気持ち、もの怖じしない精神が育った。

 1-2 科学的な思考が出来る脳の仕組みを受け継いだ。

  1-3 人との出会いの運、時の巡り合わせの運に恵まれた。数々あります。

 1-4 31歳で恩師芹澤先生の助手となり鍼灸界の表舞台に立てた。

 1-5 40歳で恩師の定年退職で集団のリーダとなれた。自分の判断で研究が出来た。

 1-6 かみさんと家庭を持てたことが私に力を与え、その力を発揮させてくれた最大の要因であったかも知れない。多分そうである。

 1-7 その他数々、偶然と考える以外にない種々の出会いがある。

2 自らの意志による選択:

 2-1 自分の人生の方向は常に自ら選択してきた。

  2-2 種々の場面で、自らの意志で物事を選択してきた。そして多くの人々に支持を頂き新たな人生の展開が出来た。後悔はない。

 2-3 自らの意志による選択の意味:

 インターバル速歩を初め、降圧剤からの離脱が出来た。これは自らの発想で決意して、始めたことが種々の困難があっても、踏みとどまり継続することを可能にしている。自らの意志による選択が困難に直面した時に踏ん張り継続する力を生んでくれる。

 

 今にして、表題の思いを強くしています。

12月13日 365日ビールと仲良くします、という契約を破棄する

もう何年来365日ビールと仲良くしてきた。
しかし、ここでその契約を破棄しようと決意している。
降圧剤からの離脱はほぼ目処が立ったと思う。
もう一つの課題:英語で会話をするというテーマである。
手紙を書いたり、普段している仕事は、ビールを
1本飲んだ程度では、何ら問題なく仕事をこなせると思っていた。
しかし英語を勉強するというのは、ハードルが高く、ビールを飲んででは難しく感ずる。
ビールなど飲まずに取り組まなければならないとの思いである。

このテーマに本気で取り組みたい。

12月6日 大川小学校の悲劇:3.11の津波災害

ー責任を問われること、問われないこと。責任を問うこと、問わないことー

大川小学校では、近隣の小・中学校とは比較出来ないほどの多くの死者を、被害に遭遇した。
地震発生から津波の来襲まで数十分の時間があった。
この間にお避難し被害を未然に防ぐことが可能であったか、不可能であったかが責任を問われるか問われないかを分けるものと思う。
御嶽山の突然の噴火、沢山の犠牲者を出した。
しかし、あまりの突然のことに、誰かに責任を問えるとは考えにくい。
自然災害として不可抗力であったと多くの人々は理解する。

しかし、大川小学校の場合は、責任を問えるのか、問えないのかが簡単に判断出来にくい。
そこに責任を問われる立場に居た人たちの大きな苦悩がある。
そこが多くの死者を出したことと、未だ解決出来ないでいる悲劇である。
しかし、責任の問われなければならないことか、否かを明らかにしなければならないことである。
でないと関係者は救われない。

責任を明らかにされないまま、責任をとらずにすませてしまうことが多いのではないかと思う。

死刑は、自分の死を持って責任を果たしている。社会の制度である。
やはり責任を果たすことは社会におけるルールである。
特に、社会におけるリーダとは、集団を率いる責任者である。
責任者の責任は重い。

11月29日 広報のための広報の無意味

本年度の専門学校、大学への学生募集も終わりに近い。
出来るだけ広くお知らせして入学者を確保しようと必死である。
しかし、本当に必死なのだろうか。
疑問である。
問わなくても良いことを国民に信を問うなどと言って、
700億円ものお金を使って、世の中でまかり通っている。「本当は何だ」と言うことが問われない、のがこの国の有り様のようにさえ思われる。
オープンキャンパスのためのオープンキャンパス、オープンキャンパスで何をお知らせしなければならないのかが、問われず、ただ格好良くイベントを行う。
広告屋さんのコンテストならそれも良いだろう。
しかし学校がオープンキャンパスを行うことは、学校の本当の価値をどんな教育力を持っているのかを示すことこそ本来の目的である。

本の「タイトル」はその本の内容を良く伝えることこそが使命である。
「臨床鍼灸学を拓く」これは私が付けたタイトルである。
我が国に科学的な「臨床鍼灸学」という領域を「拓く」という使命を託したタイトルである。

健康関連の書物で、何か関心を引きそうな「キイワード」を付けて、売ろうという意図があまりに気になる。

広報には広報する内容があっての広報である。
実態のないバブル騒ぎは多くの人を惑わすだけである。
今回の衆議院選挙では、我が国の行く末を示すために何が問われなければならないのかの答えを国民は示さなければならない。

11月22日 降圧剤から離脱出来そう。インターバル速歩(2)

9月18日から始めました。
2ヶ月経過しました。
1ヶ月して血圧が安定してきました。
ので、寒い時期には
2錠にしていた降圧剤を1錠のままにしました。
1ヶ月半して血圧の状態が良いので116日に1錠飲んでいた降圧剤を止めました。
しかし翌日から本格的に寒くなりました。
血圧が高くなりました。
身体が寒さに耐える力を取り戻さなくてはならない時間が必要と思い、ここが我慢のしどころと数日踏ん張りました。
血圧は下がってきました。
ほぼ安定してきました。
降圧剤から離脱出来そうです。

しかし、身体の力を回復するというのは、つらい思いをすることであり、努力を要することです。
速歩をするのも決して楽なことではありません。
週に
4回というのは、決して楽なことではありません。
自ら決意したことなので、頑張らなければと自らを励まし、歯を食いしばって頑張れるのです。
プライドであり、意地でありです。そんなことまでして頑張らなくてもと思うこともあります。
しかし生きるとはそんな努力を求められることなのだと思います。
常に何かを求め努力しようとすることが生きることなのではないかと思います。

11月15日 「なぜ皮膚はかゆくなるのか」


10
月末に「なぜ皮膚はかゆくなるのか」という題名のPHP
新書が出版されました。

皮膚科専門医の菊池 新医師が著者です。

最新の情報を分かりやすく解説しています。
かゆみについて解説したものはあまりありません。
かゆみは軽い痛みとも考えられていました。
しかし痛みとかゆみは別のものなのです。

蚊のシーズンはようやく終わりましたが、かゆみを知らない人はまずおりません。
アトピー性皮膚炎などはかゆみこそ主たる症状です。

鍼灸師など治療に関わる人達は是非読まれると患者への相談など大きな助けになります。

11月8日 「祈り、信じる力」

本年10月から上野国立博物館で「日本国宝展」がありました。
テーマはー「祈り、信じる力」の造形ーでした。
10月31日に見に行きました。
そこで、合掌土偶に出会いました。
縄文後期:前
2,0001,000の作とのことです。

現代の私たちの生活は、あまりの忙しさ、気ぜわしさの中で、私自身がそうですが、多くの人々の中で「祈り」という場面がほとんど失われていませんでしょうか。

亡父は、毎朝、お仏壇にお祈りしていました。
私は、お盆と年末年始のみです。
我が家からお仏壇にお祈りするという習慣をなくしてしまったのは私の代です。
決して、私に信心する心がないわけではないのですが。
振り返ると失っていました。
今になって思いますが、これは大きなものを失ったように思います。
父は私に伝えていましたが、私はそれを実践しないままに、子供達に伝えることガ出来ませんでした。
これから可能であれば取り返す努力をしようと思います。

「祈りの心」が健康な身体を維持する上で最も大切なことです。
「治療者の心」にも、最も大切なことです。ようやくそんな気持ちになりました。
76歳です。
経験は無駄ではありません、経験を敬虔にすることこそ自然の意志に応えることかと考えます。

11月1日 美しいこと、楽しいこと、喜びを受け止めることを求める

10月17日、東京駅から東海道新幹線で新大阪に向かいました。
富士山は前日に初冠雪していました。
東京駅をのぞみで出発して富士山が新幹線から見えるのは45分から50分までのわずかな時間です。
しかも、電線などの邪魔なものがなく、写真が撮れるのは
1分間です。
私は富士山を見ようと待っていますから当然楽しむわけです。
とても幸せな気持ちになります。
しかし、車内を見回して見ると多くの人は気付いていません。
見事な富士山を見ることが出来る場にいながらチャンスを失っています。

そんなことは、私自身にも多々あるのではないでしょうか。
気付かない幸運、失っています。
日常的に過ぎて行く時間の中で、心を楽しませてもらえる機会を知らぬまま失っていることが多いのではないかと思います。
心にゆとりを持って、しばし考える時間を持つことで楽しく充実した人生があるのかも知れません。

時間の過ごし方に注目したいものです。

10月25日 インターバル速歩A

918日から「インターバル速歩」を始めました。
今日は
107日です。
今日までに
10回行いました。
この文章は
1025日に掲載の予定ですが、「インターバル速歩」なかなかおもしろいです。
1017日まで、まだ10日ありますので16回は消化出来そうです。

年のせいでしょうか、歩いていると何セット目であったか忘れるのです。
珍しくありません。
近くの道路で、信号から信号の間が速歩で
330秒程のところを見つけました。
3分間を時計で見ているのは結構な作業です。
それが何セット目かを忘れさせてしまう原因かと思います
.
この330秒ほどのコースは正解です。
切りよい時間でスタートし、ゴールの時に時間を見れば良いわけです。
しかも、今日は、
3323秒、316秒など同じコースで時間を測り記録出来、成果の程も見られます。

気分転換に1周、7分ほどのコースを見つけようと思います。
ちょこちょこと時計を見なくて良いコースをいくつか見つけると歩くことに専念出来ます。
しかし、信号のないところ、車の往来がないところを選ぶことが重要です。
一生懸命に
3分間歩いていると、車への注意がおろそかになります。
体力の上限に挑戦し頑張ると誠に不注意になります。
種々学ばせてもらっています。
5ヶ月後が成果の見られる時とのことです。
2月の中旬です。
楽しみです。
続けるのは苦しみでもあると思いますが、ご期待ください。

10月18日 我が人生への最後の挑戦  


「世界一わかりやすい、英語の発音、の授業」

1週間に2000人以上を教えている人気英語講師。
関 正生先生。
予備校の先生だと思います。
すごい本です。
俄然、英語を勉強しようと思わせます。
年収何千万円という予備校講師という話は聞いていましたが、納得です。

日本語と英語の基本的な違いがわかります。
朝ドラで、エディーが、「まさしさん」は言いにくい。
「まっさん」でいいかといいます。
日本語では、「まさしさん」と一続きの平らな発音です。
別に言いにくくないのです。
しかし英語では、母音が多いから言いにくいのです。
納得しました。
そんなことをこの本は理解させてくれます。

76歳にして、記憶力が怪しいと思っている今日です。
しかし皆様に宣言して人生最後の挑戦を、英語にします。
出来そうな気がするんです。
5月にロンドンに行き、娘家族と10日ほど過ごしました。
8歳の孫の宿題を手伝い、孫に英単語を話すのですが、孫に通じないのです。
なるほど、私が英語と思っていっている言葉は、孫には英語ではないのです。
言語とはそういうものなのだと思いました。
ここから一年発起して通ずる英語に挑戦します。
一般的なことが聞こえないのです。
それは基本的な学力不足なのです。
生きている内にどこかで英語でお話しの出来る私とお会いさせてください。

日本語での講演には、私はプロとしての誇りを持っています。
鍼灸の専門家としての講演をします。
英語では吃音になり上手くできません。
吃音を直し英語でも専門家として講演出来る姿をお見せします。
出来るようになるか。
あの世への旅立ちが先かの競争です。
十分に手応えのある課題です。
期待してください。

10月11日 「世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法」 



中経出版、著者:齋藤 淳氏。。

長年、英語を勉強きて英会話が身につかない。
上記の本を読み納得しました。

英語を勉強するとは何を学ぶのか、最初に何を学ばなければならないかを理解しました。
すばらしい本です。

読めない字は覚えられない。
読めない字は聞こえない。

読めることが聞こえることを可能にします。

九九は、耳からの音の言葉として記憶しています。
言葉は耳からの入力で記憶しているようです。

言葉を読めて初めて聞くことが可能になるようです。

英語の勉強をし直します。
言葉を音として読めることが、言葉を聞く力を育てるようです。
読めることがまず第一です。

10月4日 低周波治療に用いる鍼

私は低周波治療器による治療を

1 全身反応を期待する治療(M5M6

2 局所反応を期待する治療に分けて考えている。

1の全身反応を期待する治療は、閾値下刺激を与えて自律神経機能の変動し易さを高めることにより、姿勢という身体の仕組みを活用し、生体反応に方向性を与えることができ、気管支喘息の発作に対して明確な対応が可能になった。

電極に鍼を用いるわけであるが、昭和40年代、50年代の頃は10番鍼を用いていた。
近年は寸3の
3番を用いていた。
できるだけマイナスイメージを小さくという配慮から考えると
1番までは細く出来る。
著書には3番と書いているが、最近は寸3の
2番、1番を用いるようにしている。
そして、陰極には(主たる治療穴:合谷)
2番を、陽極には(孔最)1番を用いる。
陰極は刺激効果が大きいので主たる治療穴に、陽極は刺激効果がやや小さいので、鍼をちょっと細くして刺激効果を高めバランスを取ろうかということである。 

9月27日 父の背中を流す 

最近、両手をどのように使っても、背中を全部流すことが出来なくなりました。
風呂に入りながら、子どもの頃、父が風呂に入り身体を流す時に、「背中」というのです。
私はすぐにお風呂場に行って父の背中を流すのです。
そんなことが小学生から高校を卒業し、家を出るまで続いたのでしょか。
懐かしく思い出されます。

私がお風呂で「背中」といっても来てくれる人がいません。
少子化しそんな人手がいないのです。
しかし、息子に背中を流してもらうなど幸せなことだと思います。

私が大学生であった昭和40年頃は、東京にも銭湯が沢山ありました。
お風呂で顔見知りに出会うと背中を流しましょうかといい、流します。
じゃあ交代しようといって、流してくれます。
銭湯はほとんど無くなり、そんな文化はなくなってしまいました。
人と人との繋がりの場がなくなっています。

背中を孫の手のように流すことが出来るグッツをいくつか揃え背中を流しながら、人にやってもらうことの喜びと、歯磨きのように自分で出来ることの喜びがあるなあと思いました。
いずれも貴重です。
背中を流してもらう喜びを知っている人はどんどんいなくなるのではないでしょうか。
また、人に歯を磨いてもらうことを思うと、どう考えても気持ちよくやってもらえそうにはないと思います。
口腔内の管理については、自立して出来るようにしたいものです。

9月20日 インターバル速歩

これはいいことです。
9月17日のNHK「ためしてガッテン」で取り上げていました。

信州大学の能勢教授グループが長年の研究で効果を検証しておられます。

テレビでは、3分歩くだけを強調していたところが気になりましたが、

要点は

  1 ゆっくり歩きを3分間、そして速歩(ちょっときつい程度これが大切)3分間。

   これを5回繰り返す。合計30分になります。週に4回。

 2 運動後に牛乳を200cc〜400cc程度を飲む。

この二つの組み合わせです。
1の運動は、週に2時間を条件とし、何回かに分けてやっても良いということです。

インターネットで見ると結構有名なようです。
私が知らなかっただけかも知れません。

全身的な効果が期待出来るところに興味を持ちました。

私たちが今年の日本温泉気候物理医学会で発表した「身体の治す力を高める仕組みを動かすカギが脚にある」の考え方に通じると感じました。

進化の過程で捕食者から逃げる機能を高めるために脚にそのカギが発達したというものです。

追伸:9月18日、19日と実践してみました。
最初は、2セット、12分ぐらいから始めるともありますが、5セット、30分で行いました。
3分間の速歩というのは、以外に長いです。
一生懸命に速歩と思っていないとついゆっくりになりがちです。
そのことさえ気をつければ大丈夫です。

9月6日 母という存在への思い

小学生の頃学校から帰り、ただいまといった時に母の声が聞こえないとオーム返しのように「かーちゃんはどこ」といっていたことを霧の中のようなどこかで、しかし明確に記憶している。
常に繋がっている存在としての母である。
そのような気持ちがいつどのように変わっていくのかは定かではない。
母から知識として何かを教えられたという記憶はほとんど無い。
しかし、しゃんと背筋を伸ばしている姿が何かを伝えていたのであろうか。
常にそこに居てくれるということへの安心感であろうか。
母への思いは子どもの頃の思いが偶像化し、突然、老化し始める母に出会う。
老化してゆく母を受け入れにくい。
できれば目の前にしたくない。
という思いが強く残る。
老いるということを理解しながらも、母のこと自分のこととなると自然の摂理とは別のところに期待がある。

自然の摂理を分かっていても、なかなか身近なこととしては受け入れにくい。
皆そんな思いで生きているのかと思う。

9,10,11月は予定がいっぱいである。
前を向き、回想になどひたっている時間は無い。

しかし秋はもの思う季節である。

8月30日 8月も終わり

5週間あまり8歳、5歳の孫とお付き合いした78月でした。
この年の子どもには休息という時間は無いようです。

私には、筑波山にいってきたら、翌日は休養日とありたいところですが、プールと続くわけです。
傍ら仕事もしながら日程を調整してという
5週間でした。
いささか疲労感が残り、頭の回転が鈍くなっているように思います。
急ぎ修復し、普段の状態に復帰しなければなりません。

しかしこの疲労感は、孫台風によるためだけではないのです。
身近な人が、
5月に癌に倒れ、命の危機を脱して6月中旬に退院し自宅闘病になりました。
49歳なので何とか助けたいという気持ちで片道2時間の距離を往診し鍼治療を始めました。
12回治療しました。
78月と状態が良くなり食欲もあり83日には息子の少年野球大会の試合を応援に行けるところまでになっていました。
823日(土)に13回目の治療予定でした。
当日は、私は神戸にいました。
懇親会の席に電話があり入院したということでした。
25日の月曜日に主治医にお会いして状況をうかがいました。
極めて厳しい状態で
1週間ではないでしょうか。
とのことでした。
そして翌日の夕刻になくなりました。
7,8月と良い状態で過ごせたのに突然の死でした。
とても残念でした。

心機一転し9月を迎えたいと思います。

8月23日 「いつでも夢を」、作曲家、吉田 正先生

817日(日)21:00時、NHKスペシャル。
作曲家、吉田 正先生を特集していました。
「いつでも夢を」等、数多くの名曲で日本の国民を励まし続けておられた方です。

その吉田先生が、陸軍歩兵として従軍され、終戦時にシベリアに抑留され3年間の抑留生活を過ごされたそうです。

シベリアの過酷な自然環境の中での重労働で、50数万人が抑留された中で10%もの人達が亡くなられたとのことです。
そんな中で吉田は、歌を作り続け抑留者を励まし続けたのだそうです。
その歌が、帰還者が覚えて帰り、最近レコード会社に投稿し抑留中の吉田の活動が明らかになってきたことが今回の
NHKスペシャルとなったとのことです。
生命の危険にさらされながら、歌を作り皆を励まし、帰国の希望を与え続けた吉田という人の魂の強靱さに驚嘆しました。
感動しました。
人間の力はすばらしいものがあります。
神に感謝です。

8月16日 76歳の誕生日を筑波山頂で孫と祝う

814日に76歳の誕生日を迎えました。
8歳と5歳の男の兄弟の孫二人と筑波山登山をしました。
つつじヶ丘というロープウエイの駅までは車で行けます。
海抜
400mです。
ここから女体山の山頂
877mを目指します。
標準
80分のコースです。

8歳の孫は先日白神山地に同行し、二ツ森山1,086mに登り、体力の程は明らかです。

5歳の年長組は、初めての山登りです。
477m登るわけです。

かなり大変でした。
筑波山は急峻なので登りの一歩一歩落差が大きく、
5歳には後ろから尻押しが必要なところが随所にあります。岩につかまって登りますので、手袋は必需品です。

昆虫好きの二人は一生懸命に歩きながらもクワガタの雌を見つけたり、カミキリムシを捕まえたり虫かごが賑やかになりました。

登る足場の選び方、つかまり方など声をかけながら、標準+30分ほどで頂上にたどり着きました。
山頂の写真です。

P1010065.JPG P1010066.JPG P1010067.JPG


5歳は父親にはしょっちゅう抱っこ抱っこを連発するのですが、疲れたを連発しながらも、帰りはロープウエイに乗るんだよねと念仏のごとく呟きがんばり通しました。

筑波山は登りよりも下りが難しい山です。
でも来年は
5歳も挑戦できそうです。

誕生日を孫と登山して過ごせた幸せを沢山の汗をかいて楽しみました。

70代の後半という人生を如何に充実したものにできるかの方策を巡らしながらつつじヶ丘にある筑波山京成ホテルの温泉につかりました。

8月9日 2013年 平均寿命

2013年の平均寿命が発表になりました。

 男子:80.21歳 初めて80歳代  世界四位

 女子:86.61歳 2年連続世界一

1947年             70歳を超えたのは

 男子:50.06歳      男子:1971年  2013年に80歳

 女子:53.96歳      女子:1960年  1984年に80歳

65歳以上の人口

 1985年    1割超

 1990年  12%

 2013年  25%

健康寿命とは、健康で日常的に「介護を必要としない」で、「自立した生活ができる」生存期間のことです。

2011年の平均寿命 

 男性:79.44歳   およそ80歳

 女性:85.90歳    およそ86歳

2010年の健康寿命 

 男性:70.42歳  

 女性:73.62歳
 
 この年の70歳男性の 平均余命 14.93歳  
要介護期間 15年
       74歳女性の 平均余命 15.97歳  要介護期間 16年  

8月2日 世界遺産に思う

白神山地の世界自然遺産を訪ねて感じました。
世界遺産のあり方です。 

世界遺産は、後世に伝えることが第一の使命ではないと思います。
第一の使命はそれほど貴重なものであれば、今生きている人達に体験し感動してもらえることが最も大切にするべきことであると考えます。
しかしその目的を無制限に解放すると現状の維持が難しく遺産が破壊されるとしたら、破壊されない限度をもうけ後世に伝える役目を維持できなければなりません。
すばらしい財産は、人びとがそれを受け止めすばらしい財産と感じてこそ財産です。
しっかり閉まって誰にも見せない、誰にも体験されないとしたらすばらしい財産の意味が無いと思います。 

世界自然遺産をどのようにしたら最高に楽しんでもらえるかの条件整備が必要なのです。
その上に破壊せずに後世に伝えるかの条件を整備するという手順かと思います。 

世界自然遺産、白神山地、ブナの自然林を訪ねてそんなことを考えました。

7月26日 世界遺産 白神山地を訪ねる

先日の3連休に友人達に誘ってもらい世界遺産、白神山地を訪ねてきました。 

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写真1 写真2


写真1,2はブナ林です。
木々が白いでしょ。
私は白樺かしらと思いました。
白い林、山なのです。
白神さんの名は、ここからきているのかと納得しました。

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写真3


写真3は二ツ森山頂です。
白神山地の中の山の一つです。
車で行ける駐車場から登山道が始まります。
ひとり用の道幅です。
頂上まで1時間の行程です。
三分の二程上ったところでカメラのために片手を貸してあげられないと思いカメラをリックにしまいました。
登ることに本気にならざるを得ない状況だったという次第です。
大変でした。

登山途中のブナの自然林はすばらしく神の霊気を感じました。

登山道の途中途中に休める広さをもうけブナの自然林と対話できる場がほしいと思いました。

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写真4


写真4は「12湖」の一つの池です。
水の色がブルー、濃いグリーンです。
すばらしく透明度の高い水です。
山の緑の深さと水の透明度がこの「12湖」の池達の不思議な水の色を創っている物と思います。

自然の霊気を沢山受けてきました。

7月19日 夏の風物「カブトムシ」

昨年の夏休みの終わりに、孫達が飼っていたカブトムシの箱を整理していると卵を産んでいたことが分かりました。
15個ありました。
この卵を私に託してロンドンに帰りました。
9月の土替えの時に、12匹の大きな幼虫になっていました。
私は1年間、大事に世話し、今年の7月12日に最初の雄、雌一匹ずつが成虫になり土の中から出てきました。
大きな立派なカブトムシです。
孫に電話をすると大喜びです。
「もうすぐ帰るからまだ出てこないように良く言い聞かせて」とのことです。

14日の昼に帰国しました。
雄6匹、雌5匹の大きなカブトムシ11匹に出迎えられ、二人の孫は大喜びです。

歩いて5分ほどのところにクワガタ、カブトムシなどがいる場所があります。
孫達は良く承知しています。
一段落すると、早速いってみようと出かけました。
見つかりませんでした。

翌日、メロンの皮をえさにおき、夜8時過ぎに出かけました。
クワガタ2匹とカブトムシ1匹を捕まえました。
自然の中で捕まえる喜びはまた格別です。

夏休み、興奮生活の始まりです。

7月12日 鍼治療の効果とその維持

鍼治療をすれば多くの症状は改善します。
しかし、また起こります。
治療を始めて何回かすると症状が出ても翌日には改善します。
と患者さんが言われます。症状が出ても翌日には改善するというこのことが大切です。
ストレスのない生活などできません。
ストレスにより症状が出ても改善できる身体の力をつくることです。

鍼で治そうではなく、身体の力を主体とする、身体の力により症状を改善しようとする治療の本質はそこにあります。

身体の力で改善できるようになれば、それで治療は必要ないわけです。
しかし、老化しつつある身体にはメンテナンスをすることで良い状態を維持できます。
患者の状態によりますが、私は
3週に1回程度の治療が良いかなと考えています。

7月5日 ニュートンが歩いた石畳

娘家族とロンドンの郊外のCAMBRIDGE(ケンブリッジ)の街へ、2泊3日の小旅行をしました。
ケンブリッジは、物語に出てくるような大学の街です。
30いくつものおCollegeがあり、その全体をCambridge Universityといいます。
その中にTrinity Collegeという大学があります。

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ニュートンが学び教員として指導した大学です。
30人近いノーベル賞学者が輩出しています。
Great Courtと言う大きな中庭があります。

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立派な礼拝堂にニュートンを筆頭に、有名学者の立像があります。

P5270337-1.jpg

ニュートンの立像と一緒に写真を撮ってきました。

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ニュートンも歩いた石畳かと感慨にふけりました。

伝説のニュートンのリンゴの木は、ニュートンの生家にあるのだそうです。
1954年に接ぎ木をして植えた木が校門の所にありました。

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6月21日 ロンドンに娘家族を訪ねました。

5月の後半、2週間ほどロンドンに娘家族を訪ねました。
ロンドンは初めてのところです。

地図で見るとイギリスは日本よりも小さい国のように思います。
しかしとっても広い感じがします。
飛行機から見ても緑の牧場が延々と広がっています。

広々とした公園などに樹齢が500年は下らないと思えるような巨木が沢山あります。
巨木が多いというのがロンドンの大きな特徴のように思います。
古いものを大切にする文化の象徴的存在です。

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   写真1

写真1は、娘達の家の近くのリッチモンド公園の1本です。

何百年も木を切らずに大切に育てる伝統の重みを感じます。

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   写真2

写真2は、テムズ川沿いにある「ハンプトン・コート・パレス」のバラガーデンです。

圧倒的なボリュームを感じました。

6月14日 混合診療拡大へ 16年度にも、全国で実施 政府方針

2014年6月6日(金)朝日新聞朝刊の記事である。

「公的な医療保険が使える診療と、使えない自由診療を組み合わせる「混合診療」について、政府は、患者の希望があれば認める新たな仕組みを作る方針を固めた。
一定の基準を満たせば全国の病院や診療所で実施できるようにする。
今月下旬にまとめる成長戦略に盛り込み、来年の法改正を目指す。
早ければ2016年度から実施する。

いまは、保険診療に自由診療を組み合わせると、本来なら保険を使える部分も含めて全額自己負担になる。
先進的な医療などに限って例外的に公的保険が使えるようにしてきた。

混合診療拡大をめぐっては、政府の規制改革会議が、医師と患者の合意を条件に大幅に広げる「選択療養」を提案。安全性や効果の確認を慎重にするべきだとする厚生労働省と、調整を進めてきた。

新たな仕組みでは、個々の患者の要望に応じて混合診療をできるようにする。
病気の種類や治療法に制限は設けない。

相談を受けた医師は、実施計画を国の専門家会議に提出。
会議は、安全性や効果を審査、新薬や医療機器については原則6週間以内に是非を判断する。
いまは審査に3~6ヶ月かかる。

実施できる医療機関は、実績のある中核的な15病院(東大病院など)と、その協力病院。
ただそれ以外の医療機関も申請でき、専門家が原則2週間ほどで、混合診療ができる環境が整っているか審査。
一定の基準を満たせば、地方の診療所でも混合診療が可能になる。」

医療機関で公的に鍼灸治療が自由診療として実施できる道が開ける可能性が見えてきたのではないか。
大きな転換点になる可能性がある。
医療機関での鍼灸治療の実績が増えれば国民の認識が高くなることが期待できる。
しかし、ここで大きな問題は。
鍼灸治療の受療調査の結果では、治療を受けた方達のうち3人に一人は、もう受けないと行っているのである。
現在開業している人たちの実力である。
理由は効かない、痛いである。 
この実力では、病院で通用するのでしょうか。
実力アップしないと、せっかくのチャンスに恵まれてもそれを生かすことができないという恐れが高い。
鍼灸師の臨床力アップが求められる時が来る。

6月7日 津川雅彦俳優の演技のすごさ

今日、65日のよる8時からNHK総合の「銀二貫」の放送の最終回でした。
津川雅彦さんの重厚な演技はすばらしいものでした。
あの年季の入った年齢もさすがです。
しみじみと人生の機微を感じさせてくれました。
俳優さん、たいしたものです、

もし見逃しておられた方は、ぜひオンデマンドで見られたらいいですね。
心穏やかに長生きできそうです。

5月31日 交通の渋滞学

GWが終わった。
高速道路などで交通渋滞は恒例となっている。

朝日新聞56日の「天声人語」蘭の記事の一部である。

2本の高速道路が合流する場合、どうすればすんなりと車線変更ができるかを探る実験が行われたという。
「渋滞学」の生みの親といわれる東京大学西成活裕教授が説明役をされたという。

車の代わりに人間が二つの道を歩く。
合流するまで互いが見えない状況ですぐに車線変更しようとすると、ぶつかりそうになったり、詰まったりする。
危ない。
そこで合流地点から一定の距離を車線変更禁止とする。
するとその間、互いを見合い、譲り合いながら車線を変えられるようになる。

我先に走るよりは、周りとコミュニケーションを取りながら運転する方が、結果的に速くなる。
車間距離を十分に取ることなどとともに、道路の流れを良くするための知恵である。
この実験は「利他的精神実験」と銘打たれている。

5月24日 サルコペニア

高齢になるにつれて筋肉の量が減り筋力が衰えた状態を「サルコペニア」と呼び、この状態になると転倒や骨折のリスクが高まる。
老いれば当然を受け止められてきた。
新しい考えでは、積極的に予防しようという考え方が広がりつつある。
元気さを長く保つために、食事や運動で防ぐことが重要としている。

201456日朝日新聞朝刊24頁、医療の記事である。

昨年11月に、欧州の基準を参考に日本、韓国、中国、タイなど七つの国と地域の研究者達が、アジア人の体格に合わせた基準をまとめた。

サルコペニアの診断と予防

診断基準
歩く速さ:秒速0.8m以下。

握力:男性26kg未満。女性18kg未満。

 これに加えて筋肉量(DXA法)男性7.0kg/u未満。女性5.4kg/u未満。


簡易テスト 飯島勝矢 東京大准教授による。

ふくらはぎの最も太い部分を両手の親指と人差し指で囲む。

   ちょうど囲める。 ほぼ良い。  

      囲めない          筋量が多い。

      隙間ができる   筋量低下。:サルコペニアになっている可能性が高い。

 

筋量は45歳を過ぎると、1年に約1%ずつ筋肉の量が減っていくとされる。75歳を超えると減る割合はより大きくなる。

サルコペニアは、病名として確立しておらず、国内で検査や診断を受けられる施設はほとんどない。

DXA法は、X線を使った測定法であるが、測る機械を備える医療機関も少ないという。

5月17日 身体に良いこと

食事の仕方、運動の仕方等々、身体に良いという色々なことが沢山いわれています。

「アンチエイジング・バトル最終決着」坪田一男著、朝日新書です。



種々の健康法、
30項目について相対立する主張を書き出し、評価して、著者のまとめをしてくれています。
大変便利な本です。

私たちの身体には、1日に2.5リットルルほどの水が出入りします。
1.5リットルほどは食事で入ります。
したがって残りの
1リットルほどは、水として飲まなければならないといわれています。
しかし本書の中で、この
1リットルの水には、お茶やコーヒーは含まれないといいます。
なぜでしょう。
お茶やコーヒーなどにはカフェインがあります。
カフェインには利尿作用があり飲んだ量よりも沢山排尿してしまうということだと思います。
ビール
500cc飲んでも、それ以上に排尿し喉が渇くということです。
なるほど納得です。

5月10日 鍼の治療効果

1214日の土曜の一言に以下の文章を書きました。赤字は回のものです。

「鍼の治療効果」  

鍼の基礎的反応(刺鍼によって起きる反応)

   これは自然鍼灸学のメカニズム2,3による効果です。:M2M3

1 解けにくい筋の過緊張を解き、血液循環を良くする。

     刺鍼局所の反応

2 全身反応として

    ストレスによる交感神経機能過緊張

                  副交感神経機能抑制 

          を改善する。

鍼の臨床的反応(刺鍼による反応と身体の仕組みが関わり誘起する反応)

3 身体の治す力を高める

 これはメカニズム4です。:M4

          副交感神経機能を高める。

          交感神経機能を高める。  

       身体の仕組みを活用して

         自律神経の調節力を高める。

4 閾値下刺激を活用して

 これはメカニズム56です。:M5M6

         自律神経機能の動きやすさを作る。

              身体の仕組みを活用して

                  身体に必要な反応を誘起する。

 

 3,4を駆使できる治療を行うことが生活習慣病予防を可能にする鍼治療の道です。

 

 更新したトップページは、M4は、副交感神経機能が主体となって副交感神経機能が高まり、交感神経機能の高まりを誘起して両自律神経機能が高まり、身体の治す力・調節する力が高まって身体の不調を改善する身体の仕組みです。今回、そのM4に、新しく交感神経機能が主体となって両自律神経機能の高まる「身体の治す力・調節する力」を高める身体の仕組みが発見されたというものです。

 交感神経、副交感神経それぞれが主体となる身体の仕組みが発見されました。

 「身体の治す力・調節する力」に関する身体の仕組みとしては、基本的な部分がそろったと考えられます。

5月3日 希望に満ちて、育つ、気の満つる新緑

GWは、春の日差しがいっぱいの好天に恵まれスタートしました。
1年で最も若々しく未来への希望を感じさせる空気が満ちています。

1985年につくば科学博がありました。
その跡地は、広々とした万博記念公園と工業団地になっています。

P4270040.JPG P4270042.JPG
写真1 写真2


写真の1,2は万博記念公園の一角にある多目的広場の周りにあるイチョウ並木です。
イチョウは紅葉で有名ですが、新緑のイチョウもすばらしいと思いませんか。
若々しさと希望を沢山感じさせる淡い緑の色合い。
真っ直ぐ青い空に伸びる梢。
紅葉とは全く異なる命を伝えてくれます。

P4270034.JPG
写真3


写真3は、工業団地の一角です。

ケヤキの新緑です。
ケヤキは、最初ちょっと暖かい色なのです。
そして左の方の木のように緑に変化してゆきます。
厚すぎない落葉樹の葉の木漏れ日を楽しませてくれます。

4月26日 我が人生にゴールはない

アメリカのパラリンピックの選手が、オリンピックに出場しようとする内容の本の題名でした。

十数年ぶりに、さるメーカーの社長さんと会食する機会がありました。
私より2歳年下の方です。
十数年ぶりにお目にかかりましたが風貌に全く変わりはなくお元気でした。

生ビールが運ばれてくると社長さんのものには100ml程しか入っておりません。
お酒をたしなまれる方でしたから、この方は生涯現役を決意されたかなと感じました。
社長業ですから楽なはずがありません。
私自身、体力の低下を一番感じています。
社長業にはそんなことをいう余地などないわけです。
私は1年前に退職し、年金生活を始め、適度に仕事をすればという程度に考えて、ある種の甘さがありました。
365日ビールと仲良くしています。
などといっていました。
人生に対して真剣さが違うなと思いました。
この人とお付き合いするには生涯現役という意識でないと難しいなと思います。
心のありようが違います。

私自身も、年を取って疲れやすくなったなどと思い込んでいる前に、努力が必要なことを感じました。

この機会に決意し体調を整え、自分自身の人生と対峙しなければ、こんなところでゴールラインを設定していては悔いを残すなという思いを学びました。

4月19日 ミクロの大冒険

4月6日、日曜日のNHKのミクロの大冒険、第3集。
老化がテーマでした。

老化による色々な病気の原因は、唯一つの細胞に原因があるということでした。
それは、免疫細胞の司令塔、T細胞のことです。
T細胞が暴発して種々の不具合を生じさせるということです。

T細胞は骨髄でつくられ、胸腺に送られて、免疫作用の司令塔としての機能を付加されるといいます。
しかし、胸腺は、思春期に退縮してしまいます。
それ以降生産されないわけです。60年、70年もの間、生き続けなければなりません。
生き物の寿命は生殖年齢までしか予定されていないのではないかとのことです。
生殖年齢後の人生は予定外のことのようです。

そうすると、T細胞を暴発しないようにより良い環境を提供することこそ大事なこととなります。
体調の管理が大切なわけです。

鍼灸などは体調の管理にこそ力を発揮します。
役割をしっかり認識し精進が大切です。

4月12日 ケヤキの新芽

桜が咲き、今、ケヤキの新芽が、何ともいえない色合いで輝いています。
新緑です。
しかし、ブラウンが混じり、何ともいえないぬくもりを感じさせます。
数日間の幸せな風景です。
こんなケヤキに憧れ、
20年前に家を新築した時に、30数坪の庭の真ん中にケヤキの木を一本植えました。
小鳥たちが安心して止まれる木を植えようという思いでした
今では幹の周りが
137cmにもなりました。
樹の高さも
13mにもなっていると思います。 
このケヤキが、今日、一年に何日もない新芽の時を迎えています。
今日、
11日(金)願ってもない時に1日自宅で過ごす機会に恵まれました。

ケヤキの下に置いている椅子に座り、ちょこっとビールをいただき綺麗に晴れた空の下で、ケヤキに感謝の祈りをしました。


4月5日 鍼灸師の治療力量は

鍼灸界に最も問われる課題は、「鍼灸師の治療力量」ではないであろうか。

鍼灸は治療学である。社会に「治療効果をどれだけ提供できる」かである。

鍼灸師の治療力量はどこで、どのように評価されているかである。

通常は、免許証がその領域での力量の保証であろう。
しかし、鍼灸についてはその免許証は治療力量を保証していない。
鍼灸関係者として誠に残念であるが、鍼灸の免許証は治療力量を保証していない。
社会に対して極めて如何であり、残念であるが実情である。

治療力量を保証するものは何であろうか。
ほとんどないに等しい。
しかし、おそらく最も信頼できるのはどれだけ繁盛しているかと言うことではないかと思う。
繁盛していると言うことは、人びとが由としていると言うことである。
その理由がどうであれ、治療を受けている人たちが納得していると言うことである。
それはそれなりの治療成果を上げていると言うことである。

人は漫才などを聞いて楽しく過ごすと身体の不調が軽快する反応を起こすのである。
身体の不調が好転する反応系は、心地よいという状態で活性化する。
身体の不調を軽快させるルートは種々あるのである。
歴史上において、何ら治療的に意味のないものが大変なブームをなしたという例がある。
人という生き物は、多様な反応性を持っているのである。
本当には意味のないものでも、人びとに受け入れられたそのときには、臨床的に何らかの成果を導いていたものであろう。

鍼灸師の治療力量は、繁盛しているかどうかが、とりあえずの評価であろう。
他に評価の基準はほとんどないのが実情である。

4月5日 鍼灸師の治療力量は

鍼灸界に最も問われる課題は、「鍼灸師の治療力量」ではないであろうか。

鍼灸は治療学である。社会に「治療効果をどれだけ提供できる」かである。

鍼灸師の治療力量はどこで、どのように評価されているかである。

通常は、免許証がその領域での力量の保証であろう。
しかし、鍼灸についてはその免許証は治療力量を保証していない。
鍼灸関係者として誠に残念であるが、鍼灸の免許証は治療力量を保証していない。
社会に対して極めて如何であり、残念であるが実情である。

治療力量を保証するものは何であろうか。
ほとんどないに等しい。
しかし、おそらく最も信頼できるのはどれだけ繁盛しているかと言うことではないかと思う。
繁盛していると言うことは、人びとが由としていると言うことである。
その理由がどうであれ、治療を受けている人たちが納得していると言うことである。
それはそれなりの治療成果を上げていると言うことである。

人は漫才などを聞いて楽しく過ごすと身体の不調が軽快する反応を起こすのである。
身体の不調が好転する反応系は、心地よいという状態で活性化する。
身体の不調を軽快させるルートは種々あるのである。
歴史上において、何ら治療的に意味のないものが大変なブームをなしたという例がある。
人という生き物は、多様な反応性を持っているのである。
本当には意味のないものでも、人びとに受け入れられたそのときには、臨床的に何らかの成果を導いていたものであろう。

鍼灸師の治療力量は、繁盛しているかどうかが、とりあえずの評価であろう。
他に評価の基準はほとんどないのが実情である。

3月29日 生命現象は動的平衡、バランスである

命という現象は、動的な平衡である。
静的な平衡は命ではない世界である。
そしてその、動的平衡は、絶対的な動揺中心はないのである。
環境条件が求める動揺中心を中心に平衡しようとする。生命の世界はそのように平衡しようとする。
環境がバランス中心を決めている。
そのバランス中心を避けようとすれば崩壊への道となる。

哲学的な、論理的な、倫理的なバランス中心を求めよとすることは、一定以上の規模の生命世界においては滅亡への道となるのではないかと考える。
環境条件の中で生命は生きながらえてきている。
そこに人の選択の意志はほとんどないのではないであろうか。

3月22日 身体が痛くて眠れない

普段はほとんど、気持ちよく快適な睡眠に恵まれている。
先日、思いがけず風邪を引き、朝起きた時に1度ほど熱が出た。
診療所に行く予定の日であったが、けだるいので止めにしようかと考えた。
しかしそれでは、今日は具合が悪いから医者に行くのは止めようかということであり、それはと思いタクシーを呼び診療所にうかがい血圧の薬と共に風邪薬をいただき帰宅した。
早速風邪薬を飲み始めた。
しかしわずかな熱であるが熱は下がらずに夜になった。
早めに休んだが寝ていて体中が痛む、寝返りをしてもどうやって寝ても身体が痛い。
そして布団が重く痛みを強くする。
夢うつつでそんなことを思い、考え目覚めるごとに時計を見るが30分、1時間しか経過していない。
早く朝にならないかと強く思いながら苦痛を懸命に我慢しようとしていた。
ひたすら朝になるのを待って。

布団が重ければ代えればよい、しかし、代えようとする発想が起きない。
解決しようとする発想が起きない。
今思うと不思議である.普段の私は、直ちに解決策を工夫しようとするのにしなかった。
ひたすら苦痛を格闘し、朝が来るのを待っていた。

たった1度の体温の上昇で私にこんな一夜があった。
種々の知恵を持っているはずの私が、ただ夜明けを待って格闘していた。
本来の私はそこに居なかったと考えざるを得ない。
そんなことが実際にある。
苦痛を堪え忍んでいる人たちがどれほどおられることかと思わざるを得ない。

3月15日 バランス機能の老化

運動機能の中でバランス機能が最も早く低下するというのは従来から言われている。
50歳代になると20代の1/2に低下すると言われる。

72歳の時に、5歳と2歳の孫を自転車の前後に乗せ、走らなければならない事情にあった。
そのときに初めて自転車バランスの不安定さを感じた。
これはまずいと思い気をつけなければと思った。
私は自転車のバランス機能は高くかなりの荷物を載せても自由に走れたのである。
その後徐々に自転車に乗っている時にバランスの悪さを意識するようになった。
最近は自転車に乗る時に明確にバランス機能の低下を意識するようになった。
通常の歩行時などには特に感じない。
これらのことを考えると体幹部でのバランス調整機能の低下が主因と考えるのが正しいだろう。
自転車で不安定さを感じ上肢によるハンドル操作で調整しようとするが上手く安定させられない。
視覚からのバランス調整では上手くいかないことだ。
立位バランスに不安を感じないのは下肢によるバランス機能が働いてのことであろう。
ということは体幹でのバランス調整機能が先に老化してくると考えられる。
ということはつまずいたり、滑ったりした時のバランス調整機能が先に低下してくることを示している。
老人の転倒しやすさを説明することかもしれない。

体幹部への強化トレーニングで回復可能であろうか。
私自身に課せられた課題である。
できれば答えを求めたい。
しかしかなりの努力を求められることである。

3月8日 志樹君、悠樹君、ママへのメール

P3060002.JPG

白梅

白い梅の花です。
お茶を飲むテーブルとイスの所にある梅です。
やっと花が見えるようになりました。

P3060004.JPG

紅梅

ピンクの梅の花です。
梅の実を収穫できる梅です。
志樹君(8歳)と悠樹ちゃん(5歳)も収穫しました。
まだ花が咲きません。
しかし、見てください。
紅梅の木の枝とつぼみは花よりも赤いのです。
白梅の枝はほとんど白でしょう。

先日、ままからフィンランドの葉書をもらいました。

志樹君がフィンランドの雪が握っても雪ボールができないことに気付いた話を聞きました。
摂氏零度以下の環境で降る雪は、手で握って圧を加えても固まらないのです。
普通の雪は、解けやすいから握った圧力で雪が少し解けて固まります。
0度以下の雪は簡単には解けないから固まらないのです。
そういうことを知らなくても、気付くことがとっても大切な力です。
志樹君も悠樹君も小さな時から、散歩をしてお星様に気付いたり、花に気付いたりした時にママが、大きい声で良く気付いたねと褒めてあげていたことが、志樹君も、悠樹君も、色々なことに気付ける力が強くなったのだと思います。
とっても嬉しいことです。

白梅の木の枝は白いけど、紅梅の木の枝は赤いのです。
しかも紅梅の花よりも枝、つぼみが赤いのです。

3月1日 「自分自身の力を発揮できる人生」

現生人類は、地球上のあらゆるところに住み大繁栄しています。
地球上では、多くの人類が誕生し滅亡しました。
私たちの祖先は
20万年ほど前にアフリカに誕生し、世界に広がった種であり、他の人類よりも優れていたからというよりも偶然の幸運に恵まれたことが滅亡を避け今日の繁栄に繋がったと考えられているようです。

幸運にも全くの偶然による運と人びととの出会いによる幸運があります。
人の社会において出会いによる幸運を得るのはその多くは人とのつながりを大切にする努力に負うところが大きいと思います。
どんな場においても自分自身の力を
12分に発揮して活動していることが何より大切です。

先に行われたソチ冬期オリンピックにおいても、力を発揮できメダルを手にした選手、練習を重ね努力したけれども、力を発揮できなかった選手様々でした。
自分の力を
12分に発揮することこそ悔いのない戦いです。

常にあらゆる場面で力を12分に発揮するには、常に身体が機能的に良い状態にあることが求められます。
それには最も大切なことは、「質の良い睡眠」をとることです。

日本人への調査で、もし1日が25時間であったら、あなたは1時間をなんに使いますかと問うと、多くは睡眠時間と答えます。
睡眠時間が足りないと思っているので寸。
また、
1日の時間が23時間であるとしたら、1時間を何の時間から削りますかの問いに、睡眠時間と答えるのです。

睡眠は、心身を良い状態に維持するに欠くことのできない時間です。
心身を成長させ、記憶を整理し蓄え、心身の損傷を修復します。
必要な睡眠を確保することは、心身を良い状態に維持するに欠くことのできないことなのです。
とりあえず睡眠を犠牲にしても目の前の作業を間に合わせるという選択をしている人が多いのです。
身体が不調な状態で一生懸命頑張って努力している人たちが日本人には多いのです。
命を完全燃焼させるには、必要な睡眠、適切な栄養摂取、地球に生きる生き物としてのリズムこれらがあって心身は素も大きな力を発揮できるのです。

脳波のα波の研究者である志賀一雅氏は、質の良い睡眠をする条件として、

  1. 寝る時に布団の中で「よかった、ありがとう」とその日1日に感謝の気持ちを抱く。
  2. 朝の目覚めた時に、思い切り背伸びを2回する。そして「よく寝た」、「ぐっすり休めた」と言うこと。自分の脳に言い聞かせることです。そうすると脳はその気になるのです。自己暗示をかけることが脳にとってはとても大切なことなのです。
  3. 起きて洗面所に行き、鏡に向かい「自分の顔ににっこりほほえみましょう」。にっこりほほえむ表情は、左の脳で受け止められ、言語中枢の近くでコミュニケーションを高めようとするのではないかと予想されています。これが「質の良い睡眠」をする作法であるとしています。


一夜付けで、今日一日で勝負ではないのです。
11日を自分の力を最も発揮しやすい状態に心身を置き、努力を重ねることです。

今、世界も、我が国も大きな変革期を迎えようとしています。
時代は変わろうとしています。
何が本質か。将来を展望した「本気の選択」を求められます。

私たちひとりひとりが生き生きと自分の力を発揮している社会こそ充実した社会です。

2月22日 オリンピック選手の病気、怪我

男子フィギュアスケート個人で金メダルに輝いた、羽生選手は、喘息で十分な練習がしにくく練習量が少ないという。
身体の緊張を円皮針のようなものを十数カ所貼って、対処しているという。
どうして鍼治療が登場してこないのでしょう。

浅田真央選手は、団体戦の直前に腰痛で苦しんでいたと伝えられている。

ラージヒルジャンプ銀メダルの葛西選手は、ノーマルヒルの試合で腰を痛め大変だったと伝えられている。

ジャンプ団体銅を受賞したメンバーの竹内択選手は、血管の難病と闘病している。

これらの選手達に鍼治療が専門家の手で行われているという報道はない。
国をあげて応援し、メダルを期待しているのに、鍼治療が参加していない。
全く外されているのである。
鍼の関係者はどんな気持ちなのであろうか。
あらゆる手を尽くして臨もうとしている。
そんな条件の中でも鍼治療が貢献する気配がない。
気管支喘息、血管の難病に鍼治療が病気を治すことにはならないとしても、身体の状態を良くすることは間違いなくできるはずである。
ではないであろうか。鍼の関係者として、私はとても情けなく、不甲斐なく思う。
なぜ、選手の強化に参加できないのか、日本の社会においてその存在を全く評価されていないと考えなければならない。
国民のかなりが夜も寝ないで応援しているのにである。

2月15日 オリンピックでの勝利とは

ソチの冬期オリンピックに浅田真央選手は、バンクーバ大会以来、4年間、ジャンプや、技術の修正に腐心してきた。
そして、やることは全部やりましたと自信をのぞかせソチ入りをした。

フィギュアスケート団体戦の6分間練習で一緒だった地元ロシアのリプニツカヤ選手への声援の大きさに驚いた。
さらにそのリプニツカヤ選手が今季自己最高を更新する演技を披露した直後、ざわつきが残った中で演技を始めざるを得なかった。
そして全く力を出せなかった。

地元ロシアの大声援は、リプニツカヤ選手に自己最高の演技をさせ、4年間努力を積み上げてきた、そして「あとはやるだけ」と自信を示していた浅田選手を極度の緊張と不安な精神状態にしてしまった。
まさに一瞬である。

大声援は、選手に勇気を与え、ライバル選手達には過度の緊張と不安を与えることを今回の場面は見せてくれた。人間にとって心のあり方が何と大きいことか。改めて考えさせられる。
リプニツカヤ選手への大声援を、浅田選手が日本の人びとの自分に対する大声援と頭に思い描くことができたとしたら事態は変わったかもしれない。

しかし、・・・・したら・・は、ないのである。

上がらない、上がらない、という現状を抑えようとする思いは、現状を変えてくれない。
さりげなくプラス方向に思いをはせる。
何か積極的な気持ちに向けることが、潜在的に気持ちを強くさせるように働くと私は考えている。
浅田選手は、自分を応援してくれる日本のファンの顔、顔、顔・・・をイメージするのである。

今年の冬は寒い。お風呂に入ろうと脱衣所で衣服を脱ぐとき何と寒いことか。
温かいお風呂に入ろうとイメージしていることが寒さを感じやすい身体にしている。
同じ脱衣所の環境で体重を量ろうとして裸になる。
それほど寒くないのである。
温かい風呂ではなく、体重を量るのだという思いが、身体を寒さに耐えやすくしている。
そして衣服を着ると身体が温かく寒い外も気にならずに新聞を取りに出られる。
試してください。

2月8日 STAPの偉業

1月31日の朝日新聞の天声人語です。

 ・・。時の人になった小保方晴子さんも、先入観や常識に縛られない人のようだ。
つくりだした万能細胞は、その方法の単純さで専門家を仰天させた。
紅茶程度の弱酸性の液に浸すだけといい、はじめは誰にも信じてもらえなかったという。

権威ある英科学誌も最初は論文を突き返した。
その際につけられた「何百年にもわたる細胞生物学の歴史を愚弄している」という激しい意見は、遠からず伝説となろう。
それほどに常識を覆したことの証である。

造物の神様が生命の森にそっと隠したカギを、先入観に曇らない目が見つけた。
そんな印象だ。
つらいときも、泣いた夜も、今日一日、明日一日だけ頑張ろうと思ってやってきたという。
新発見には運や偶然もあろうが、物理学者の寺田寅彦は言っている。
「科学者になるには自然を恋人としなければならない。
自然はやはりその恋人にのみ真心を打ち明けるものである」。
快挙を讃えつつ、努力の総量を思ってみる。

と解説しています。
生命を人工的に操作するのではなく、自然の流れの中に潜んでいる力を見いだしたという点は、最も大きな偉業かと思います。

「自然を恋人とする」何と響きの良い言葉でしょう。

2月1日 体重コントロールのおもしろさ

昨年、常勤をを退職し、少しウキウキした気持ちで、朝寝を楽しんだりしていました。
自宅にいる時間が増え、1
日3食食べることもありました。
寒くなって冬のズボンをはいてみると窮屈です。
これは困ったと思い、デパートにズボンを買いに行きました。

ウエスト94cmといわれました。
しょうがないのでひとつ買ってきました。そ
して他のズボンをウエストを大きくしてもらうようにしました。

そこで考えました。
これははなはだ如何である。
この際体重を減少することこそ求められていると、決意しました。

1日に1食を抜いてみました。
2食にしたわけです。1日に500グラム体重が減少します。
運動もしないのに体重が減少するのです。
1週間で、食事を減らすだけで、2s減少しました。
この間、特に運動量を増やしていません。
食事を
1食抜くと、500g減少ます。
これは、身体の中の余計な水が排出されて体重が減少していると考えるのが妥当であると思います。
この間、排尿回数が減りました。
身体の余計な水が排出されたことと考えるのが的を得ているように思います。 

これから、運動量を増やすようにし、まともな体重コントロールに取り組もうと考えています。

1月25日 脳波の共鳴現象について

志賀一雅さんというα波の研究者の方が、「全身の疲れ」がスッキリ取れる本(三笠書房)、という題名の本を書かれました。



その本の132、133頁に脳波の共鳴現象について書いておられます。

 「気が合う」とか「あうんの呼吸」といわれるものも脳波の共鳴現象と捉えると、合理的に説明することができます。
脳波がひとたび共鳴するなら、何も話さずとも考えや感情などが相手に伝わると考えられるのです。
脳波の共鳴現象については,私は興味深い実験データを持っています。

たいへん腕がいいと評判の鍼灸師とはりを打ってもらう患者の脳波を同時に計測した時のことです。

鍼灸師の脳波にα波が現れ始めると、患者さんの脳波もα波になっていったのです。
つまり、脳波の同調現象が認められたということです。

何人かの患者さんを計測しましたが、中には同調現象が現れない人もいました。
そこで興味深いのは、同調原書が起こった患者さんの方が治療効果が大きいということです。
同じような症状の患者さんでも、同調現象が起こった患者さんの方が治りが早いのです。

これを私なりに解釈すると、次のようになります。

患者さんが、鍼灸師を心から信頼していると、鍼灸師の脳波と共鳴し、同調現象が起こります。
脳波はα波になりますから、脳が活性化され、ドーパミンをはじめとして、さまざまなホルモンが分泌され、患部の治癒を早めたのではないでしょうか。

ここでポイントとなるのは、信頼と共鳴です。と書かれています。

鍼灸師は、心穏やかに脳波にα波を出せる状態を求められます。
その鍼灸師を患者が信頼していれば患者に共鳴現象が起き身体によい状態が現れる。

治療者は、治療の理論、技術のみでなく、α波を出せる心、精神が求めらるということです。
まさに心・技・体一体となった上達が期待されています。
大相撲の世界だけではなく横綱を目指さなければなりません。

1月18日 ロバストネス robustness

現在、国際政治の世界でロバストネスという言葉が注目されているといわれます。

慶応大学医学部伊藤裕教授の著書「臓器の時間」祥伝社新書の1節を紹介します。

弱体化した日本を立て直そうと、アベノミクスに過度なまでの期待が寄せられています。
しかし、強い日本と言う時に、単なる「力:パワー」ではなく、「ロバストネス」を持つことが大切だと言われています。

ロバストネスには適当な日本語訳がないのですが,私(伊藤裕)は「靱:じん」という漢字がしっくりくると思っています。「強靱さ」です。

鉱物の性質を表す時、1〜10で表す「靭性」という概念があります。

最も硬い鉱石は、”永遠の輝き”ダイヤモンドです。鉱物の堅さを示す基準に、1〜10で表す「硬度」がありますが、ダイヤモンドは硬度10です。
つまり、ダイヤモンドはどんな物にぶつかっても傷つけられることはありません。
しかし、悲しいことに、どんな物も傷つけてしまいます。

いっぽう、ヒスイ(翡翠)という鉱石があります。
中国では、不老不死の石として、昔は金以上に珍重されていました。
宝石言葉は「長寿、健康、徳:とく」です。
中国では、ヒスイの「緑」が健康を意味します。
ヒスイの硬度は6.5でダイヤモンドにはとうてい敵いません。
しかし、ヒスイは、どんなに硬い物にぶつかっても「欠けること、割れること」がありません。

靭性とは、欠けにくさを表す単位です。
われわれの歯の表面を覆うエナメル質も、高い靱性を持っています。
ヒスイの靭性は8で、ダイヤモンドの7.5を上回ります。
ヒスイの内部は、針状の小さな結晶が複雑に絡み合っており、全ての鉱物の中で、最も割れにくいのです。

ダイヤモンドは最高の高度を持っていますが、ある特定の角度から衝撃を与えると、簡単に割れてしまいます。
ところが、ヒスイには衝撃に弱いという方向は存在しません。
ヒスイをダイヤモンドにぶつけると、ダイヤモンドの方が欠けてしまうのです。

ダイヤモンドの輝きだけでなく、ヒスイの強い靭性が強く生きるうえで大切です。
ロバストネスを持った臓器こそ、最強の臓器なのです。

1月11日 NHK幸福学 白熱教室の放送

1月3日夜10時〜11時NHK Eテレ

 幸せになるための方法、心理学から脳医学まで最先端の研究が解明

 

  今回はプロローグ

1回目 お金はあなたを幸せにするか。

2回目 あなたの仕事と幸せの関係

3回目 挫折や逆境から立ち直るために

4回目 幸せを導く人間関係とは

 

 幸福の条件

 1 人との交わり:他者と親しい交わり。

 2 親切心:感謝の心

  3 ここにいること:目の前のことに集中する。

 

主観的幸福度、客観的幸福度

 

主観的幸福度尺度

人生満足度尺度

 イリノイ大学名誉教授             

 エド・ディーナー博士が考案

 

解答選択肢

全く当てはまらない 1

ほとんど当てはまらない 2

あまり当てはまらない 3

どちらともいえない 4

少し当てはまる 5

大体当てはまる 6

非常に良く当てはまる 7

 

設問

1 ほとんどの面で私の人生は私の理想に近い。

2 私の人生はとてもすばらしい状態だ。

3 私は自分の人生に満足している。

4 私はこれまで自分の人生に求める大切なものを得てきた。

5 もう一度人生をやり直せるとしてもほとんど何も変えないだろう。

 

30点以上は 満足度が高い。

25-29点 大体において人生が順調な人

20-24点 平均的な人生の満足度

 

 世界の幸福度調査:1位 デンマーク

                   43位 日本 

 

幸福度の50%は、遺伝

 

幸福の力 寿命を延ばす。


2014年のはじまりに当たり

世界の大国といわれる平和な国である日本。
2020年に東京オリンピック開催が決まった国、日本。しかし何か足りないのです。・・・・・。

アメリカ第16代大統領エイブラハム・リンカーンの名言

  「人民の、人民による、人民のための政治」

  government of the people by the people,for the people

このことではないでしょうか。

以下は中田力教授の著書「アメリカ臨床医物語」の一節です。

アメリカは「美」と「醜」とを同時に持ち合わせた人間の本姓そのものを露わに示す国家なのである。良いことでも悪いことでも際立つこの国は、人種、宗教、志向、教育、・・・・、考えられうるあらゆる要素で異なった人たちが、毎日のように変化するモザイク模様をつくりながら蠢(うごめ)く世界でもある。それでも、ひとつの国家としてはっきりとしたアイデンティティ(identity)を持ち、市民のひとりひとりが、この国家に帰属することを誇りとしている。それは、みんなと生きるという大前提を共有する人びとの誇りなのである。

アメリカ市民は国旗に忠誠を誓う。政府にでもなく、もちろん、大統領にでもない。

そして、国旗は自分たち市民がみんなで作り上げる、自由と平等を厳守する民主国家の象徴であり、その原点は、あくまでも自分たち市民である。

もう一つ、リンカーンの言葉です。

 「たいていの人は災難は乗り越えられる。

   本当に人を試したかったら、権力を与えてみることだ。」


12月28日 富士山

本年は、富士山が世界遺産に登録されました。
12年に飛行機あら富士山を撮りためました。
本年の終わりに世界遺産を祝しご覧に入れます。 

写真5枚の

1は、1月31日です。

2は、2月20日です。

3は、7月31日です。

4は、10月8日です。

5は、12月13日です。

 3,4,5,6月がないのですが春霞、梅雨で天候が安定せず写真が撮れなかったものです。

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12月21日 つくばの紅葉12月21日 つくばの紅葉。

つくばの紅葉を整理してみました。2005年の紅葉が最も綺麗です。

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12月14日 「鍼の治療効果」

鍼の基礎的反応(刺鍼によって起きる反応)

1 解けにくい筋の過緊張を解き、血液循環を良くする。

     刺鍼局所の反応

2 全身反応として

    ストレスによる交感神経機能過緊張

                  副交感神経機能抑制  

          を改善する。

鍼の臨床的反応(刺鍼による反応と身体の仕組みが関わり誘起する反応)

3 身体の治す力を高める

          副交感神経機能を高める。

          交感神経機能を高める。   

       身体の仕組みを活用して

         自律神経の調節力を高める。

4 閾値下刺激を活用して

         自律神経機能の動きやすさを作る。

              身体の仕組みを活用して

                  身体に必要な反応を誘起する。

 

 3,4を駆使できる治療を行うことが生活習慣病予防を可能にする鍼治療の道です。

12月7日 屋久島 癒やしの清流音 CDブック 



屋久島、あこがれの島です。
何度も旅行を計画し未だに実現していません。
屋久島の清流を実際に見聞きしていません。
しかし、この本の音はすばらしいです。
10万部以上売れているのだそうです。
家で仕事をするときいつも聞きながら仕事をしています。 

とても透明感の高い水音、小鳥のさえずりです。
幸せな気持ちにしてくれます。

サウンドヒーリング協会理事長 喜田圭一郎著、マキノ出版です。

11月30日 つくばの紅葉

つくばのイチョウとトウカエデの紅葉を紹介します。

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トウカエデは夏の日照りの被害を受け、枝の先端の葉が紅葉できない部分が沢山あります。
良い紅葉とはいえません。
しかし、今、
町の中は紅葉で満たされており、温かい気持ちになれます。
春の芽吹きの時とともにすばらしい一時です。

11月23日 つくばのケヤキの紅葉

つくばのケヤキの紅葉をご覧に入れます。

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ケヤキの紅葉にも色々な色があります。
また、広々したところに植えられたケヤキは見事な枝振りに育ちます。

11月16日 楽天、優勝すばらしい

11月3日夜、楽天の本年プロ野球日本一が決まった。
9回表、最後の守りに田中将大投手がマウンドに立った。
球場は割れんばかりの歓声である。
この歓声に象徴される田中投手の立場を、田中投手、星野監督、選手達が創り上げてきたことを示している。

田中投手は負けなかった。
点を取られなかったわけではない。
点を取られたときには取り返してくれるバックがあり、負けない神話ができた。
球団が一丸となり戦う集団に一つにしたことのすばらしさである。

東北の被災地の人々に力を与え、野球ファンのために期待に応えることを可能にする、球団が一つになり大きな力を創り上げたことに最大の敬意を捧げたい。

11月9日 M4-2の着想について

「身体の治す力、調節する力」を高める手法としてのM4は、その、浅刺・呼気時・坐位という手法を開発するに、私の40代の10年間がかかりました。
しかしこれは画期的なことでした。
「身体の治す力、調節する力」という発想を持てたことが、その手法に等しいほど大きな意味があります。
その直す力、調節する力による反応を簡単に見る方法として立位体前屈による腰部の可動域を用いてきました。
腰部に触れずに腰部の反応の変化を見てきたわけです。
身体が本来持っている治す力による反応を捉える試みをしてきたわけです。
(そのいきさつは「臨床鍼灸学を拓く」に述べています。)

今回、M4-2を着想するに大きな示唆を与えてくれた本があります。

1 「いのちの体操」菊池和子著、宝島新書です。本との出会いです。



この本を読み、いのちの体操は「身体の治す力、調節する力」に関わっているに違いないと思いました。
気付きです。
早速、確かめを始めました。受容です。

セレンディピティの3条件です。

もう一つ示唆を与えてくれた本がありました。

2 「長生きしたけりゃ ふくらはぎを もみなさい」鬼木豊監修、槙孝子著です。

11月2日 親としての思い(5)「子は親に似る」 

私の父は、私が小学生の頃には新制中学の校長でした。
新制の中学校は、小学校の隣りにありました。
私は、中学校は父が校長の学校でしたので、校長としての父を間近に観察していました。
家では食卓の位置は、長男として父の隣に座らせられていました。
父は食事の時に色々と教育のことを話していました。
それを間近に聞きながら育ちました。
私は、二分の一の遺伝子は父のものです。
そして、生活環境はかなり父の影響の高い環境に過ごしました。
遺伝子の影響と生活環境の影響が
1/2ずつとしても3/4は父の影響下にあったかと思います。
父の教え子の方たちとお会いするとお父さんに似てこられましたねとよくいわれます。

生活環境が共通であれば、子どもはかなりの確率で親によく似ます。
しかし、生活環境が異なると子どもは親にあまり似ないということにもなります。

孫になると生活環境が共通していると5/8ほど、半分近く祖父にも似る可能性がありますが、生活環境が異なると似るところは遺伝子の1/4、環境を含めて1/8となり、あまり似ないということにもなります。

教育的、文化的環境を共有できれば思考法などもかなり似てくることが期待できそうです。
しかし、生活環境が異なると思考法が似てくることはかなり難しくもなります。
私たちの身体の細胞の構造、機能は遺伝子が決めています。
環境条件が同じであれば、おそらく考え方などがよく似た人間ができる可能性が高いのではないかと思います。
私たちは、自分で考えているように思っていますが、意識下で細胞はすでに反応しているようです。
孫は、自分に近い存在でもあり遠い存在でもあります。
生活環境如何です。 

10月26日 親としての思い(4)「視覚に障害のある学生への教育」

平成3年に筑波技術短期大学視覚部がスタートしました。
視覚に障害のある学生に教育経験のない教員が大勢集まりました。
当時私は
50歳で、視覚部長として鍼灸学科、理学療法学科、情報処理学科の3学科の先生方のトップでした。
視覚に障害のある学生への教育はどうするのかということに対して、私は、最も大切な基本は、自分の息子、娘であったらこの学生たちにどうしてあげたいかと考えてくださいといいました。
学問として視覚に障害のある人達への教育論を学ぶ以前に、自分の子どもだとしたらどうしたいかという気持ちこそが本当に必要なことを教えてくれます。
ということです。

自分自身の身近な問題として捉えないと形式的なことになりがちです。
「命をかけた仕事」は、我が身の身を切る思いこそが教えてくれることです。

学問的に解決できる問題ではなく、我が身を切る思いが、命をかけた仕事をさせてくれるのではないでしょうか。

10月19日 親としての思い(3)「息子のバイク事件」

息子が高2の春にバイクの免許を取りたいといいました。
私は自動車教習所に行くことを許可しました。
6月頃、息子はバイクの免許を取得しました。
息子はバイクがほしいと言い始めました。当然のことかもしれません。
当時は、暴走族などのこともあり高等学校ではバイクを禁止していました。
私は当時、筑波大学の助教授でした。初のボーナスが
50万円ほどでした。
大型のバイクが丁度そんな値段でした

息子に、ここに
50万円ある、バイクを買いたければ買っても良い。
しかし、もし交通事故を起こしたら、おまえは退学、お父さんも大学を辞めなければならないことになる。
よく考えなさいといいました。
数日後に息子はバイクを買わなくて良いといってきました。

夏休みに入ったときに高校で親と子と先生の3者面談がありましたが、息子は予備校の夏休み講座に行っており、私だけが先生との面談にゆきました。
そのときに、先生に息子にバイクの免許を取らせたことをお話ししました。
後で思えばお話ししない方が良かったのかなと思いました。
がお話ししたわけです。
先生は免許を預からせてくださいといわれたので、先生に免許をお預けしました。

夏休み明けに、大学にいた私に電話があり、今日、学校から無期停学であるといわれた。
ということでした。
私は仕事を打ち切り、直ちに息子の高校に行きました。
校長先生、生活指導担当、学年担当、等々
6名の先生方と対談になりました。
私は、無期停学は親として受け入れられない。

バイクの免許を取ることを親として許可した。
親と息子の関係の中でしたことである。
バイクの乗っていない、まして交通事故など起こしていない。
私が先生に自己申告しただけである。
学校に迷惑をかけてはいない。
と主張し、
3日間、高校に出向き議論しました。
結果として校長説諭ということで落ち着きました。
そのとき何名かの生徒が退学させられたりしたようです。

息子を育てるに100%高校に預けているわけではない。
親と子との関係の中でのことであり、直接迷惑をかけなければ良いでわないかと主張したわけです。

NHK大河ドラマで会津の人間は素直に恭順はしない。
という下りがありましたが、私は、振り返ってみると「納得できないことには納得しない」という人生を過ごしてきたように思います。

10月12日 親としての思い(2)「母への思いと母の思い」  

私の母は、専業主婦でした。
子どもが
7人おり、私は5番目で長男でした。
小学生の頃、学校から帰ってくると、ただいま、の次に母が見えないと「母ちゃんは?」でした。
これは妹も弟もそうでした。
この「母ちゃんは?」の一言に母親との絆が現れているように思います。
母親と息子の関係は、母親と娘の関係とは少し違うのかなと思います。
私にとって母親はある種の絶対者でした。
なにかの折に姉たちが母親批判をしていました。
内容は全く覚えていませんが、そのとき私は、「母親の悪口を言ってはいけない」と姉たちに刃向かったのです。
そんな思いは私の中で生涯続きました。
母が認知症になり財布がないと騒いだことが起こりました。
初めて母親に意見しなければならない場面に遭遇しとても悲しい切ない思いで母に対しました。
母は、
10年間病院に入院し96歳で亡くなりました。
その間、私はあまり見舞いに行かなかったんです。
行けなかったのではなく、行かなかったのです。
本音は痴呆状態の母の姿を見たくなかったのです。
家内や姉妹たちが良く面倒を見てくれました。
大学が忙しいという言い分けで、甘えていたわけです。
母親はどんな場合にあっても最後まで子どもの味方である。
と私は思っています。
世の母にはそれを全うさせてあげなければ行けないと思っています。
母親の子ども虐待が伝えられます。
大変悲しいできごとです。
母にそんなことをさせる社会ではならないと思います。
暮らしが豊かではなくても、「母の思いを損なわせない」社会にしなければなりません。

先日伝えられた福島第一原発での汚染水を入れるタンクへの汚染水の入れすぎで上から溢れたという事件、汚染水の処理という重大な問題に対して、あまりにレベルの低いミスです。
こんなレベルで仕事をしているのでは何が起きるか分かりません。
東海村での臨界事故もそうでした。
全くの素人がやっていました。
どんなときでも子どもの味方である母の思いを損なわない社会、母を悲しませない社会の仕組み創りが基本ではないのでしょうか。
命をかけてやらなければならないことではないでしょうか。  

10月5日 親としての思い(1)「この子にも親御さんがおられる」

近年、晩婚、結婚しない、という風潮がかなり強くあります。
私は、教師として50年ほど生きてきました。
学生を思う。生徒を思う。
という教師としての思いの、私自身における変化に思い当たります。

教師になりかけの頃、頭の悪い子には教えたくない。という思いが私にはありました。
しかし、現実に教師になり、学習能力の低い生徒と対面します。
父兄参観日に父兄が来校され子どもについて話されるとき、親御さんだなという思いをフツフツと感じさせられます。
あの勉強ができない生徒に、うちの息子という思いで一生懸命に生きておられる親御さんがおられるということを知らされます。教師としては良くできる子から、できの悪い子までいます。
できのよい子の方が教え易いし、親しみ易いわけです。
しかしできの悪いこの子にも、我が子と思っている親御さんがおられる。
その親御さんの思いを忘れてはいけないなと思いました。

結婚して子どもが生まれ、娘が3歳になった頃でしょうか、休日にすぐそばにある公園に散歩に出かけます。
娘は綺麗な石、光るものを見つけては前掛けのポケットに入れます。
小さなポケットはすぐにいっぱいになります。次には私のズボンのポケットに入れます。
汚いのになーと思いますが、黙って受け入れるのです。
汚いということを教える以前に、綺麗だ、おもしろいと思う気持ちを大切にしてやりたいという思いが自然に浮かびます。
汚いかどうかという知識よりも、いいなと思う思いを大事にしたい、育てようと自然に思うわけです。
教師としては知識を教えます。生きるという力は、知識以前の力です。
親として子どもを育てるという過程で学ばせて貰えるものが沢山あります。
それが教育の場でも活かせるようになります。
同僚の後輩に教師は結婚した方がいいよと私はいいます。
そしてできれば子どもを授かれるといいですねと思います。
教師はできるだけ標準的な人生を経験することが望ましいと思います。
しかしこんなこともうかうか言いにくい世の中になりました。
ちょっと変だと思います。

9月28日 「命をかけて」

NHK大河ドラマ「八重の桜」(922日放送)が西南戦争になりました。
明治維新の第一の立役者、西郷隆盛が反逆軍の将として散りました。
幕末、明治時代のリーダーは、命をかけて生きておられた様子が伝えられます。
しかし、現代の日本の社会では、命をかけて仕事をしているのでしょうか。

JR函館線の貨物列車脱線事故に関して、JR北海道の野島社長は記者会見で「レール異常 97カ所放置していた」、「後回しで失念」と言っています。
命がけの仕事とは到底思えません。
命がけの仕事で「放置していた」という台詞を言えるでしょうか。
人々の前に立てるのでしょうか。
しかし、こんなことが現代の社会では珍しくないようにも思えます。
仕事に対しての責任の重さについて、科学技術の進歩による仕事の規模の変化が、自らの命をかけることで許されるレベルにない。
たとえば、福島原発事故は、総理大臣が命をかけてすむ問題のレベルではないと思います。

「命をかける」では果たせそうもないことに関しては、「不測の事態が起きない仕組みを作るために」命をかけて努力する。
汚染水問題でも東京電力で
2年間放置されていたと言われます。
命がけで仕事をするとはどんなことなのかが不明確です。

9月21日 日常生活の中にある異常世界

いじめ」が問題になるとき、「死ね」という言葉が浴びせられる。
メールなどが届く。といわれます。
人に向かって「死ね」と通常いいますでしょうか。
決していわない言葉です。
相手を殺すということを意識するのは、自衛手段として、殺されると思うときでしょう。
しかし、テレビゲームや、漫画などで、異常なことが日常的に行われていることが、現実と仮想の世界との区別をできにくくしてはいないでしょうか。
そんなことが人に向かって「死ね」という言葉を簡単に吐かせるのではないかと思います。

日常的でないことを日常の世界のように誤解させるようなことを私たちの周りからなくすることが必要です。

電車の中でお化粧をする。過去には通常ではなかったことです。
しかし、今では通常と思っている人達が沢山います。

NHKの大河ドラマで新島襄と八重さんとの場面で、新島襄は「八重さん」といい、八重さんは「襄」と呼び捨てにする。
現在の日本の文化としてもちょっと変ですよね。

異常なことを日常生活の中に持ち込むことは、まして「死ね」のような台詞が、簡単に口をついて出るような状況を社会が持ってはならないのです。

9月7日 気づくこと、気づかないこと

829日(木)の朝日新聞朝刊の教育面で中高生の「服装、頭髪等」についての記事がありました。

20年前と今を比べたイラストがありました。
20年前ルーズソックス。今はなし。
20年前茶髪。今は黒髪。
見出しに「生徒、金髪笑われちゃう」とありました。

医療大学でも学生の茶髪は悩みの種の一つでした。
ハッとして出かけた折に電車で町で注意してみました。
確かに茶髪は少なくなっているようです。

笑われちゃう。ださいと思われたくない。

社会の変化は恐ろしいと思いました。

大学で茶髪を取り締まろうとするのは大変でした。
しかし人は周囲の変化には敏感に反応するわけです。
自分の頭の中には従来の思い込みがあり、周囲の変化に気づきません。
情報の入力があって、ハッとして眺めるとその変化に気づきます。
びっくりしました。

自分は周囲の種々の変化に敏感に気づくと思っていました。
全くの思い込み、誤解のようです。

8月31日 孫の成長

大変暑かった8月も31日です。
3日ほど前からようやく夜冷房なしで休めるようになりました。
ホッとしています。

今週の木曜日(29日)に、今、ロンドンに在住している娘家族が帰りました。
7歳と4歳の男の子の孫が二人います。
二人になると豆台風です。一ヶ月ほど大荒れでした。

2年半ほどになりますが、現地の学校、幼稚園に通っています。
英語の耳ができたようです。
娘は高
2の時に1年間ニュージーランドにホームステイしていましたから、日常会話には不自由しないのですが、近頃は孫に発音を直されるということです。

7歳は音でスペリングができるようです。

英語の音という点では、2年半というこの期間は、両親と二人の孫にとっては違った時間であったようです。

時間は誰に対しても同じ意味と価値を有するものではないことを明確に示しています。 

この8月には、家内と二人でロンドンに娘家族を訪問する予定でした。
7月初めにはチケットも用意していた矢先に、家内が3度目の再発が明らかになり、抗がん剤治療が必要となりロンドン行きを中止し、娘家族が帰国したというわけです。

2度目の再発から2年が経過していました。
解放されるのかなと思っていたのですが、がんはさすがに手強い相手です。

親しい患者さんがあなたの治療で何とかならないのですか。
といわれます。
治療者としては、正直のところ誠に残念なことです。
一番の問題点は、患者、治療者関係が上手くいかないことなのです。
何とも歯がゆいことです。

8月24日 土曜の一言を再開します

2008年から最初は「今日の一言」でスタートしました。
やってみると毎日というのはかなり大変で、「土曜の一言」にしました。

75歳になり、後期高齢者という人生の最終コースに入りました。
私自身の気持ちの上ではほとんど変わりはありません。
しかしやはり最終コースです。
どこが違うか、選挙権などの権利は守られるけれども、税金を納めるなどの社会を支える義務からは解放される。
というところでしょうか。

生きるということは細胞が活動することです。
従来とはちょっと違った立ち位置から活動します。
お付き合いいただける方々よろしくお願いいたします。

サイトリニューアルのお知らせ

皆さまへ


いつも当サイトにお越しいただき、心より御礼申し上げます。

今年3月に大学の専任教授を退職しました。
50年に及ぶ教員として専任勤務をしました。
今年8月には後期高齢者医療制度にお世話になることになります。

さて、自由の身となり、新しい企画を考えております。
当サイトも新しい企画に合わせて、全面的にリニューアルすることになりました。
しばらくは「土曜の一言」他の更新をお休みいたしますので、ご了承ください。
引き続きお付き合いいただける皆様にはよろしくお願いいたします。

                                       
西條一止


6月30日 サイトリニューアルのお知らせ

皆さまへ


いつも当サイトにお越しいただき、心より御礼申し上げます。

今年3月に大学の専任教授を退職しました。
50年に及ぶ教員として専任勤務をしました。
今年8月には後期高齢者医療制度にお世話になることになります。

さて、自由の身となり、新しい企画を考えております。
当サイトも新しい企画に合わせて、全面的にリニューアルすることになりました。
しばらくは「土曜の一言」他の更新をお休みいたしますので、ご了承ください。
引き続きお付き合いいただける皆様にはよろしくお願いいたします。

                                       
西條一止

6月15日 必要なことはなにかを考える

「なにか活動すること」、その活動が何であるかが問題です。
何であるかを見極めようともせず唯一生懸命になる。

第2次世界大戦で、日本人はほとんどの人が戦争のために働きました。
日本が勝つためにと思い込んでです。
父母、妻、子どもの生活を守るために自分の命を捨てても尽くす。
戦争では、自分が命を捨てても守りたい生活を互いに破壊しようとするのです。
大きな矛盾です。
日本人は沢山の血を流して学んだはずです。

福島原子力発電事故、3年前のことです。
その傷はとうてい癒えていません。
しかし、政府は原発再開の方向を向こうとしています。
人々の安全な生活を犠牲にしても獲得しなければならないものは何でしょう。

従軍慰安婦の問題もそうです。
戦争は殺し会いです。
戦争での訓練とは殺し会いの訓練です。
殺さなかったら殺されるという精神状態におかれて正常な精神状態で過ごすことは困難です。
人に優しくなりなさいということと、人を殺すということとを同時に行うのはとても困難です。
そんな心理状態におかれている兵隊さんの心理状態を少しでも安定させようとの思考が従軍慰安婦という仕組みを軍隊に生んだのでしょう。

戦争は犠牲を求めるのです。
返ってくるなといって特攻隊の兵士に出動命令を出すのです。
それに比べたら命を捨てろではない。
ということがつくったものでしょう。
戦争下にない、今日の私たちの社会で女性の人格を踏みにじり犠牲にして兵士の心身の健康を確保しようということは受け入れられるはずがありません。
人の命を犠牲にさせることが平然と行われる戦時下において密かに行われたことです。
大阪市長橋下さんは、そこを見誤ったと思います。

私たちの身の回りには種々のことがあります。
「ゆとり教育」、学力低下の原因として悪者にされました。
果たしてそうでしょうか、私はそうではないと考えています。
ゆとり教育は、子どもの自主性を育てる教育のあり方として始められたことです。
自主的に考える力を培うことこそ、最も大切なことです。
何が本物か。
必要とされることはなにか。
自分は何のために生きようとしているのか。
自主的に考えることです。
自主的に考えるのではなく、多くの人が体制に流されるままの社会は、自主的に考えようとする人々を抹殺してしまいます。

6月8日 初めての歌舞伎観劇

恥ずかしいと思っているわけではありません。
むしろ勲章のようなものかと思っています。
長年東京およびその周辺で生活してきました。
そして先月、初めて歌舞伎座に行ってきました。
さる方にご招待していただきました。
国技館、後楽園、等々どこにも行ったことなしです。

人を対象とする実験研究は、お休みにしかできないのです。
休日こそが本当の仕事のかき入れ時なのです。
趣味が仕事か、仕事が趣味か。
そんな過ごし方をしてきてまもなく75歳です。
子どもに必要なことはディズニーランドには何度か通いました。
スケート、スキーも教えました。
家内はどうなったのでしょう。
全く私につきあい何もなしです。

家内と共にしばしの時間、伝統芸能の魅力を堪能してきました。
中村勘三郎さんの「守るだけでは伝わらない」に心を打たれたことを噛みしめながら、観劇しました。

何事も経験できるに越したことはない。
しかし何事も経験できるわけではない。
それぞれの人生を由とする以外にないということかなと思います。
私にとって今までの生き方を変えようという気持ちはないということです。

6月1日 寝ても覚めても忘れられない生活

この1ヶ月間、百田尚樹さんの小説に恋をしていました。

「海賊とよばれた男」上、下巻(4月20日、27日の「土曜の一言」)
「夢を売る男」

「永遠の0(ゼロ)」

そして「出光佐三語録」(5月25日の「土曜の一言」)
でした。
心が震える思いをして過ごしました。
すばらしい時間でした。
私は研究者としての生活を始めてからほとんど長編小説を読みませんでした。
数年前の司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」が例外でした。

今回、大学の専任教授を退職したという気持ちの変化もあり、書店で本屋大賞第1位として大々的に販売していましたので、どんなものかと思い手にして読んだというわけです。
すばらしい時間をいただきました。
新幹線に乗ってもビールを飲もうという気持ちをも忘れて本を読む方に没頭します。
ビールを飲むよりも気持ちを誘われるものがあると、ビールはいらないというわけです。
そんな夢中になれる時間は、しかし一方でやはり仕事が停滞しました。
頭を支配されます。
研究者、臨床家、教育者としての生活は、常に頭のどこかで研究のことを、教育のことを考えているのです。
そのような時間の過ごし方が、新しいアイディアを生み、新しい構想を練り上げてくれます。
この一ヶ月間、小説に時間を割きすぎたという反省です。
大学の専任教授は退職しましたが、研究者、教育者としての生活は退職した気持ちではないのです。

電車に乗っても、駅の構内を歩きながらも携帯端末機を見続けている人たちの多いことです。
なにを見ているのでしょう。
テレビが普及し始めたときに「国民総白痴化」といわれました。
時間を頭脳を占領されるのです。
大変なことになるのではないでしょうか

5月25日 出光佐三語録

出光佐三語録 木本正次著  PHP文庫


私は、失礼ながら「出光佐三氏に」惚れ込みました。
思い出すたびに胸がすきっとします。
すばらしい人がおられたものです。
本当に真剣に立派な事業をしておられます。

 「出光商会は、父兄に変わって若者を訓育する責任を感じている。」

寮をつくり社員教育を徹底してやっておられます。

「黄金の奴隷になるな」、「学問の奴隷になるな」、「出光は金を儲けようと出立したものではない」、「人間は、人間以外のものに引きずりまわされるな、その奴隷になるな」。

 などなどです。

これだけ自主独立の精神で我が道を進めたというのは奇跡に近いと思います。
しかし、その源泉は、出光佐三氏の揺るぎない精神と、社員教育による、鍛えられた社員たちの仕事ぶりが数々の危難を救ってきています。

「出光は人間尊重の道場である」という出光イズムが立派に存在できたすごい実績です。

5月18日 「余命3ヶ月」のウソ:近藤 誠著、ベスト新書



近藤 誠医師が、長年見つめてこられたがん治療の実態を私たちは受け止めなければならないと思います。

がんではない「がんもどき」、多くの医療関係者も国民も気付いてはいません。
気付いている一部の人たちも社会の仕組みの中で埋もれていて声を出せないでいます。
しかし、真実は明らかにされなければなりません。
社会の声にしなければなりません。

本書を拝読しましょう。

5月11日 心安らぐ5月の新緑

5月の新緑が訪れてくれました。
心がふっくらしホッとします。
太陽の恵みに感謝です。
自然に感謝です。
自然は優しいだけでなく、厳しいのです。
地球の
46億年の歴史に何度もの氷河期があり、生物の大絶滅がありました。

自然の中で生きることは、決して易しいことではありません。

自然と共に生きることは、それなりの覚悟が必要です。
良いことばかりではないのです。
しかし、自然と共にあることが私たち生物のあるべき姿ですね。

脱原発も覚悟が必要です。
私たちは常にそれなりの負担を負って必要なものを得なければならないのですね。

5月4日 「腸をダメにする習慣、鍛える習慣」藤田紘一郎著

「腸をダメにする習慣、鍛える習慣」藤田紘一郎著、ワニブックス、PLUS新書。


寄生虫病の藤田紘一郎先生が健康について書かれました。

前書きの一部を引用します。

健康のために、私たちが最も気を使うべき相手は、「腸内細菌」であることが、近年の研究によって明らかになってきています。
腸を鍛え、そこに住む細菌たちを元気にしてあげれば、宿主である人間も元気になれるのです。 

「腸内細菌」とは、たくさんの幸せを授けてくれる愛すべき存在です。
・・・なぜ腸内細菌が元気なら、私たちも病気にならずにすむのでしょうか。

腸内細菌は、病原菌を排除し、食物を消化し、ビタミンを合成しています。
人が幸福感を覚えるとき、脳内はドーパミンやセロトニンといった「幸せ物質」が分泌されます。
その前駆物質をを合成して脳に送っているのも腸内細菌です。
また、人が病気にならないために、体内では免疫が常に機能していますが、免疫の働きは、およそ70%を腸内細菌が築いています。

というわけですが、

 第1章 腸をダメにする食べ方、鍛える食べ方。

 第2章 腸をダメにする食べもの、鍛える食べもの。

 第3章 腸をダメにする生活、鍛える生活。

の構成で、30項目にわたり述べられています。

食べ方、食べもの、生活。日常的な習慣の基本的問題です。
何々をする健康法ではなく、私たちの生活習慣をどのようにするかという問題です。
ノートをつくり知識を整理しなければと思っています。

4月27日 再び、「海賊とよばれた男」



この1週間、繰り返し繰り返し思い出します。
創作されたものは創作物です。
創作者のセンスにおもしろい、すばらしいと感激します。
しかし、歴史上に存在したものを素材としたものには、自分の身体で感動する。
創作物ではなく、自分と同じように生きた人の生き様は、強烈なパワーで迫ってくる。
身体が震える思いで受け止められる。

出光興産について徳山製油所などぜひ訪ねてみたい。

出光佐三創業者の信念は「人を大切にする」が最も中心にある。
その思いが社員をしっかり教育し、何事にも社員が団結して120%もがんばって仕事をする。
その社員の姿が関係者を動かしてゆくことが、出光興産の数々の窮地を救う大きな力になっている。
しかし、その根底には、揺るぎない、社長の先見性に基づく決断が常に存在することをつよく感ずる。
戦前、戦中、戦後という日本の最も厳しい社会において、独自の生きる道を国のためにという強い思いで貫かれた出光佐三創業者の人生に乾杯したい。

4月20日 2013年本屋大賞第1位:海賊とよばれた男

海賊とよばれた男:百田尚樹著です。

「ならん! ひとりの馘首(かくしゅ:首切り)もならん」

第二次世界大戦、敗戦の夏、異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造(くにおか てつぞう)は、なにもかもを失い、残ったのは借金のみ。
その上石油会社大手から排斥され売る油もない。
しかし国岡商店は社員(店員といっている)ひとりたりとも馘首せず・・・・。

出光興産の創業者・出光佐三をモデルにした本格歴史経済小説・・。

馘首なし! タイムカードなし! 定年なし! 

なにもかも失った経営者が命がけで守ったものは社員だった。

鐵造の父、徳三郎は染め物業を営んでいた。
徳三郎は鐵造を含む八人の子ども達に「一生懸命に働くこと」「質素であること」「人のために尽くすこと」の三つを厳しく教え込んだ。・・・。

鐵造はどんな困難に直面しても、原点を忘れず、決してぶれることなく、決然と権力に屈することなく立ち向かいます。

勇気を貰えます。
力が湧いてきます。
日本の戦後の大混乱の中を本気で生きています。

社員が財産、社員は家族。
それこそが命をかけて守るもの。

4月13日 春は希望の季節

入学式のシーズンです。
桜が散ってしまうかと思っていましたが、つくばでは間に合いました。
やはり入学式には桜が似合います。
晴れやかで綺麗です。
人生の門出を飾るにふさわしい花ですね。

春は枯れましたと書きました。
やっと新緑が芽吹き心を温かくしてくれます。
うれしいことです。
そんなことに勇気づけられます。

私も人生の最終コースのスタート台に立ちました。
桜の花に送られて歩き出しました。

初めて学会活動にしても所属なし、の活動です。
懸案の研究も抱えていることもあり、今しばらく学会活動は続けます。
むしろ時間に余裕ができ心おきなく参加できそうです。

楽しい気持ちで過ごせる時間こそ宝です。
給料をもらうために仕事をするんではない、しなければならない仕事をするために仕事をするという気概を心情として楽しく縛られない仕事をしたいと考えスタートをしました。
皆様と楽しく過ごせる場としてここが存在できればと思っています。
今年度もよろしくお願いいたします。

4月6日 平成25年度に向かって

平成25年度に入りました。
3月で宝塚医療大学の専任教員を退職しました。
専任教員としての所属なしの生活になります。
いよいよ年金生活ということです。
つくばでゆっくりしたリズムで生活できそうです。

50年近く鍼灸教育に専念してきました。
このたび「臨床鍼灸学オ拓く」、「臨床鍼灸治療学」を、数年間の教育に用いた経験から手直し、増補し2版として出版しました。
21世紀社会に鍼灸教育の原点となるものとして提案できるものになったと考えております。

これからはこの2書が主役で私はサポーターとして役割を果たそうと考えております。

4月から新しい一歩を踏み出します。
年を経て今年から後期高齢者医療のお世話になります。
年を経てできなくなることと、まだできることをしっかり見つめながら、生活をつくろうと考えております。
なにかに向かい努力しようという意欲は決して衰えたとは思っていないのです。
むしろそれがいろいろ邪魔するところもありますが、これは私の生き様です。
主張は代えることはできないのです。
そのような人生を送らせていただいた社会に感謝です。

誠実に生活の現場に向き合い人生のホームストレッチのコースに入りたいと考えております。
お付き合いいただいております皆様に感謝申し上げます。

3月30日 「集団としての賢さを維持する一員として」

今年度の最後の一言です。
筑波技術大学での「24年度学位記授与式」における私の祝辞です。

 

      祝辞

       「集団としての賢さを維持する一員として」

 

本日は、学位記授与おめでとうございます。
ご家族の皆様、大学教・職員の皆様おめでとうございます。
全国のあちこちで本学の教育、研究をご支援いただいている多くの方々も大変お喜びのことと思います。

さて、筑波技術大学の学位という肩書きを背に社会に巣立とうとする諸君に、はなむけの一言を送りたいと思います。

今年は、スポーツ界における体罰が大きな問題になりました。

体罰と暴力の違い。皆分かっているはずです。

怒る、誰にでも当然あることです。
怒らないことなど生きていたらあり得ないと思います。
しかし、体罰を必要と考えるときには、怒りの心を静め冷静に相手をよく見て行います。
事故など起こりません。
問題になっているのは、やはり怒りにまかせて、その勢いで手を上げているのだと思います。

日本女子柔道の代表団園田監督が、選手が集合時間に遅れてくるなどの時にとも語っています。
当然、何らかの指導が必要なときです。
桜宮高校でも副顧問の教員がいました。
しかし副顧問は顧問の教員に対して何も言えなかったといっています。

スポーツ競技は勝つか負けるかの戦いです。
オリンピックは参加することに意義があるといいます。
しかし実際は、金メダルなのです。
暴力が日常化しているのです。
今回キャプテンが自殺した桜宮高校で在校生、父兄の多くは顧問を支持しているような報道があります。
一流のスポーツマンになりたいと言う夢が、そのような素地をつくっているものと思います。

スポーツ界の体質を変えるのは容易なことではないと思います。
スポーツマンだけの問題ではなく、国民全体の問題なのです。
個人の力には当然限界があります。
集団としての賢さを求めて行くことが重要です。
個人として行き過ぎになりそうなところを集団として踏みとどまることができる賢さをつくることです。
集団としての賢さをつくるには、個人の責任を明らかにする体質です。
集団として問題点を指摘できることです。
これは勇気のいることです。
勇気をみんなが支持して育てることです。
事なかれ主義で見て見ぬふりをする。
学校におけるいじめも根は同じです。
問題ときちんと向き合おうとする気持ちを所属する集団の一人一人が持つことです。
見て見ぬふりは今の社会に蔓延しています。
一人一人が解決しなければという気持ちになって集団のメンバーにならなければ「賢い集団」になりません。
集団としての賢さを作れないことが問題を野放しにしているのです。

私たちは一人一人はそんなに強くないのです。
みんなの目がみんなの思いが一人一人を強くします。
なくさなければならないのは事なかれ主義です。

指導者の資質が最も重要です。
優秀な指導者を育てることこそが重要です。
しかし、立派な指導者と思われる人にも相性の良くないという関係が生じます。
そこを補える集団の賢さを集団を構成するメンバーがつくることです。
よその人ではありません。

スポーツの世界や厳しい競争が求められるところでは、闘争心と強烈な個性が存在します。
集団に所属する場を移動できる自由も必要です。

人間の社会は、あらゆるところが教育の、人を育てる場です。

家庭、学校、職場、集団には常に指導者がいます。

高杉 良さんは、「男の貌」(新潮新書)で、「リーダーの条件」として「リーダー本人がどうしても持っていなければならないその本質は、リーダーとして最終判断を下し、その責任を全うできるだけの「勁さ:つよさ」と、メンバーを包み込んで組織を束ねる「優しさ」につきます。」と書いておられます。
他の能力はブレーンとして求めれば良いとしています。

人々の生活で最も身近な指導者は親です。
子どもにとって両親です。
両親の教育レベルを上げること、教育の場において落ちこぼれなどの言葉が社会的に存在することが変ではないでしょうか。
全ての基はそこにあると思います。

個に対応できる、個がそれぞれ学べる教育の仕組みこそが根源ではないでしょうか。

「本気で生きる」ということは、見たままに、聞いたままに、いつものように、ではなく、見たものを、心の目で見直す。
聞いたものを、心の耳で聞き直す。ということです。

心の目で、心の耳でとは、自分の頭で考えるということです。
「集団としての賢さを維持する良き一員として」、一つ一つのもの事が本当の狙いは、目的はどこにあるのかを考えて、勇気ある行動ができることです。

今、世界も、我が国も大きな変革期を迎えようとしています。
時代は変わろうとしています。
何が本質か。
将来を展望した「本気の選択」を求められます。
小さな勇気ある行動が賢い集団を維持します。
心を鍛えましょう。

諸君の若い力に期待します。
諸君の未来が21世紀の行く末をしっかり支えられることを祈念します。
健康で生き生きと社会に巣立ってください。

3月23日 春の喜び

316日土曜日、NHK21:00からの「ヒロシマ、復興を夢みた男達」の番組を見ました。
戦後初の公選で広島市の市長となった浜井信三(
42歳)さんの広島市復興にかける、広島市に命を捧げたドキュメンタリードラマです。
感動をいただきました。
人類の営々とした歴史においては、それぞれの場ですばらしい人物が登場し役割を果たしています。
歴史の場が、人を育てるということでもあろうかとも思います。
ご覧にならなかった方はぜひオンデマンドでご覧ください。

17日日曜日です。
とても良い天気です。
午前中に血圧の管理もあり、背伸びウオーキングに出かけ、洞峰公園に行きました。
ウグイスが鳴いていました。
ハッとしたのです。
我が家の周囲でも毎年、春にはウグイスが鳴きます。
しかし今年はまだ鳴いていません。
洞峰公園で鳴き声を聞いてハッとしました。
ウグイスが鳴くんだったということを思い出したのです。
嬉しいウグイスの鳴き声でした。

春がようやく謳歌しています。

3月16日 春が枯れる

P3120025.jpg

何と寒い2月、3月でしたでしょう。
2月1日には、我が家の庭の白梅が例年咲きます。
ケヤキの芽吹きが始まり、樹形がくっきりしてきます。
2月、3月は日々に自然の変化を感じさせる時期です。
ところが今年は、まるで自然が枯れてしまったように沈黙し続けました。
とても寂しさを感じさせました。
ここに来てやっと暖かい日が訪れたと思いましたら、突然、4月、5月の季候、気温が25度を超えて真夏日だといいます。
1日のうちに気温が20度も変化します。

どう考えても変です。
おかしいです。
しかし、誰かが操作しているわけではないのです。
誰かが人工的にやっていることであればやりようがあります。
自然の力がおかしくなっています。
これは容易なことではありません。
3月10日はつくばは黄砂で大変でした。
外に駐車している車など至る所にべったりと黄砂がつきました。

20数度の気温でやっと写真のように梅が咲きました。
梅は1本の木の花が桜のソメイヨシノのように一気に咲かないのですが、今年は一気に咲きました。

やっと春が動き始めました。

こんなに日々の気温が大きく変化するとそれに対応する生活習慣が必要になります。

3月9日 寛ぎ、癒やし、仕事の場、私の部屋

ここ数年間、週の半分をホテル生活し初めて悟りました。
大阪、ホテルから帰り、私の部屋の椅子に座り知りました。
ここに座っていることがとてもいとおしいのです。
寝たくないのです。
じっと座り、周りの本を眺め、唯それがとても心を和ませてくれるのです。
ここにいたいという思いを持たせます。
もうこの部屋に20年以上住み着いているのですが、ホテル生活を通じ学びました。
とても幸せな空間であることを。

4月からホテル生活を終わりにします。
ホテルに1拍以上はしない生活にします。

人生最終コースに入り、私にこんなすばらしい空間があることに感謝です。
私の空間です。
誰にもこんな空間が必要なのではにでしょうか。
いずれ一人で旅立つ日のための心の準備をする場はこんな空間ではないかとの思いがします。
人生の幸せを静かに思います。

しかし、ここは私の最大の友であり、支援者です。
今しばらく癒やしを受けるだけではなく、中村勘三郎さんの「守るだけでは伝えられない」。
という言葉をいただいての仕事をここから発信したいと考えています。

3月2日 インフルエンザに罹患

初めてインフルエンザに罹患しました。
先週、適塾を見学し寒かったという話をしました。
そこで風邪を引いたようです。
熱に浮かされる中で緒方洪庵さんにお会いしてこいというメッセジーだったようです。
木曜日に適塾を見学し、金曜、変だなと思い過ごしました。
土曜日は本格的に変になりました。
夕方には全身がこわばったような疲労感が起きました。
日曜日の午前中の飛行機で帰宅しました。
とても体調が変なので、寒さで風邪を引いたなと考え、暖かくしてベットにもぎり込みました。
蓑虫みたいに布団の中にいると気になる症状もないようで眠り込んでいました。
月曜日の朝、目覚めて立ち上がるとふらふらするんです。
変だと思い体温を測ると38.8度です。
これは変だと思い、近くの診療所に行き検査したら、A型インフルエンザでした。
寒さで風邪を引いたところにたまたまA型インフルエンザウイルスがいたのですね。
お世話になったというわけです。

インフルエンザの処置をしていただきました。
ベットに潜り込んでいました。
一昼夜で熱は下がりました。
インフルエンザはこの段階で終了したのだと思います。
身体のけだるさ、頑固な咳が残りました。
2月30日、気温が上がりました。
すごく体調が良くないんです。
高熱を発して、体温調節中枢指揮下の身体のあちこちが回復していないようです。
もう一つ頑固な咳、この咳は、私のウイークポイントなのだと思います。
それが立ち上がれないんです。
夜中に1時間間隔ほどで咳発作を起こします。
咳が止まらないと、だんだんに息苦しくなり、呼吸困難を感じ不安感が高まります。
気管支喘息の患者さんの気持ちがよく分かりました。
そこで思い出しました。
歩けば楽になるんだということです。
すぐ立ち上がり部屋の中を歩きました。
楽になります。
納得と思いました。

病気は、種々のことを教えてくれます。神様です。

2月23日 緒方洪庵の適塾を見学

司馬遼太郎さんの小説などで身近な存在として適塾を感じていました。

昨日、思い切って訪ねました。
御堂筋線梅田駅の隣の淀屋橋駅を下りて
5分程のところです。
こんな近くにあったのかとびっくりしました。

1838年に緒方洪庵29歳で大阪の瓦町というところに「適塾」を開設しました。
1845年に現在の適塾のところに移転しています。
1942年に緒方家と日本生命保険株式会社協議の上で国(大阪帝国大学)に寄付されました。
1976年に文化庁により解体修復工事が行われています。
今は大阪大学の管理で重要文化財です。

1862年に閉鎖されるまでに入門者は全国各地から集まり千人にも達したとされています。

明治時代を背負う多くの偉人を輩出したわけですが、塾生の勉強は他塾とは比較しえぬほどはげしいものがあり、福沢諭吉は自ら述懐して、凡そ勉強ということについては、このうえにしようも無いほど勉強したといっているとのことです。

ヅーフ部屋という名の部屋がありました。
ヅーフ辞書がおいてあった部屋です。
長崎出島のオランダ商館長ヅーフが作成した蘭和辞書です。
適塾に一部有り、塾生は奪い合って使用したそうです。
塾生たちの熱気を受け止めたく訪ねましたが、満足でした。

管理室だけは暖房してあるのですが、そのほかは暖房が無く、頭は熱くなるのですが、畳はものすごく冷たく、靴を脱いでいるので足が凍りそうでした。

洪庵は八重さんという女性と結婚しますが、八重さんは13人の子供を産み、9人が立派に成長しています。

2月16日 西條一止、人生の最終コースの選択

1945年(昭和40年)、我が国で理学療法士、作業療法士がスタートした年です。
鍼灸、手技の世界も資質向上、教育レベルの向上が叫ばれていました。
このとき、鍼灸の教員として
26歳で職業人生をスタートしました。
1971年(昭和46年)、東京教育大学の助手として研究者として本格的にスタートした時、中国のハリ麻酔報道がニューヨークタイムスにより世界に発信され、世界の医学界の注目を集めました。
世界的に鍼灸への関心が高まり、大学、病院のどこかで鍼灸についての研究が行われるという状況になりました。
鍼灸の研究の推進、教育レベルの向上が叫ばれ、鍼灸も高等教育機関時代が到来し、
1978年(昭和53年)に我が国初めての鍼灸の高等教育機関として明治鍼灸短期大学が誕生します。
現在の明治国際医療大学です。
1983年(昭和58年)には4年制の明治鍼灸大学に昇格します。
1987年(昭和62年)、国立大学として筑波技術短期大学がスタートし国立大学の鍼灸学科教授大1号として私が赴任しました。
私は
49歳でした。
1999年に61歳で当短期大学の学長になり4年制大学の昇格を目指し大学をあげて努力するわけです。

1971年のハリ麻酔報道による社会的気運の高まりは、いろいろな状況に影響し、NHKテレビで番組として取り上げられることが多くなりました。
2005年頃まで、約30年間そんな時代でした。

 NHK「クローズアップ現代:アレルギーに効いたーハリ治療最前線ー」

  1994615日放送

NHK「ニュース7」:鍼、1994921日放送

NHK「ためしてガッテン」:第1回、私がゲストでした。1995329日放送

NHK「生活ほっとモーニング」には、毎年数回出演しました。

ここ数年間はNHKに鍼、つぼなどの番組はほとんど放送されません。

社会の関心の度合いは全く低下しています。

このような社会の状況が、鍼灸学校への応募者減を招いています。
高等教育への進学率が高まり医療関係職種への関心が高くなることが、逆に医療関係であるようで保険診療に含まれない鍼灸への関心を低下させています。

鍼灸の学校は学校数が増えたけれども、このところ日本全体での入学者数は減少しています。
今こそ、鍼灸教育の資質向上を図り、本来の魅力を高めなければならないときです。
しかし、鍼灸学校は、応募者を増やす方法として「スポーツ」、「美容」などの人気を活用するなど、本来の鍼灸教育の向上からは離れたところにしか目が向いていません。
この船団はどこへ向いているのかしらという思いです。
生涯を教育、研究、臨床の資質向上を目指してきた私の目標とは異なるようです。
人生の方向だけは間違えないよう選択します。

2月9日 「人」を「生かす」

泣いて馬謖を斬る。
三国志で馬謖は若い武将です。
師の諸葛孔明は馬謖の将来を期待していました。
しかし、馬謖は合戦で先陣を急ぎすぎ味方に隙をつくります。
この馬謖を孔明は泣いて斬ったということです。
馬謖の勇猛と時と場が一致しなかったのです。

スポーツの世界でも名選手が誕生した例として仰木監督とイチロー選手など多くの例があります。
しかし一方で有名にはならないけれども将来有望な選手が潰れていったケースは、成功したケースの何倍も何十倍もあることと思います。

指導者の資質が最も重要です。
優秀な指導者を育てることこそが重要です。

人間の社会は、あらゆるところが教育の、人を育てる場です。

家庭、学校、職場、集団には常に指導者がいます。

高杉 良さんは、「男の貌」(新潮新書)で、「リーダーの条件」として「リーダー本人がどうしても持っていなければならないその本質は、リーダーとして最終判断を下し、その責任を全うできるだけの「勁さ:つよさ」と、メンバーを包み込んで組織を束ねる「優しさ」につきます。」と書いておられます。

立派な指導者と思われる人にも相性の良くないという関係が生じます。


スポーツの世界や厳しい競争が求められるところでは、闘争心と強烈な個性が存在します。
所属する場を移動できる自由が必要です。

しかし、人々の生活で最も身近な指導者は親です。
子どもにとって両親です。
両親の教育レベルを上げること、教育の場において落ちこぼれなどの言葉が社会的に存在することが変ではないでしょうか。
全ての基はそこにあると思います。

個に対応できる、個がそれぞれ学べる教育の仕組みこそが根源ではないでしょうか。

教育年限を一定に決め、教育内容を共通に決め、学習能力に差のある子ども達を集団教育をするでは落ちこぼれを作る仕組みです。
我が国の教育はそんな仕組みです。
ここの改革こそが原点です。

勁:ケイ(漢)、キョウ(呉)。意味。つよい。つよく張ってたるみがないさま。

常用漢字にはありません。

2月2日 集団としての賢さ

体罰と暴力の違い。皆分かっているはずですね。

怒る、誰にでも当然起きることです。
怒らないことなど生きていたらあり得ないと思います。
しかし、体罰を必要と考えるときには、怒りの心を静め冷静に相手をよく見て行います。
事故など起こりません。
問題になっているのは、やはり怒りにまかせて、その勢いで手を上げているのだと思います。

園田監督が、選手が集合時間に遅れてくるなどの時にとも語っています。
当然何らかの指導が必要なときです。
桜宮高校でも副顧問の教員がいました。
しかし副顧問は顧問の教員に対して何も言えなかったといっています。

スポーツ競技は勝つか負けるかの戦いです。
オリンピックは参加することに意義があるといいます。
しかし実際は、金メダルなのです。
暴力が日常化しているのです。
今回キャプテンが自殺した桜宮高校で在校生、父兄の多くは顧問を支持しているような報道があります。一
流のスポーツマンになりたいと言う夢が、そのような素地をつくっているものと思います。

スポーツ界の体質を変えるのは容易なことではないと思います。
集団としての賢さを求めて行くことが重要です。
個人として行き過ぎになりそうなところを集団として踏みとどめられる賢さをつくることです。
集団としての賢さをつくるには、個人の責任を明らかにする体質です。
集団として問題点を指摘できることです。
これは勇気のいることです。
勇気をみんなが支持して育てることです。
事なかれ主義で見て見ぬふりをする。
学校におけるいじめも根は同じです。
問題ときちんと向き合おうとする気持ち、気力です。
見て見ぬふりは今の社会に蔓延しています。
一人一人が解決しなければという気持ちになって集団のメンバーにならなければ解決になりません。
集団としての賢さを作れないことが問題を野放しにしているのです。

私たちは一人一人はそんなに強くないのです。
みんなの目がみんなの思いが一人一人を強くします。
なくさなければならないのは事なかれ主義です。

1月26日 「DNA医学の最先端」ー自分の細胞で病気を治すー


上記の本は、講談社現代新書です。
著者は大野典也(おおの つねや)東京慈恵会医科大学名誉教授の先生です。
DNA医学の専門家です。 

第一部 免疫とはなにか、病気とはなにか

 遺伝子レベルでの解説を実にわかりやすい例を引用し解説されています。

第二部 がん治療の最前線

 遺伝子レベルでのがんを解説しています。 

第三部 「自家幹細胞」が拓く未来

 夢のような医療を具体的に最先端研究の例を引いて解説されています。

176頁からの引用です。
「もちろん生体が本来持っている修復能力は、何でもかんでも無制限に治せるようなものではありません。
修復に必要な部品がなかったり、生体のコンディションが悪ければ、せっかく持っている力が発揮されないこともあります。
そこでうまく機能させるためには、外側からのコントロールが必要になります。
ここでいうコントロールは、修復作用がしっかりと行われるように部品になるステムセルを送り込んだり、それが問題のある場所で使われるように環境を整えることです。
つまりこの治療における
医者の役割は、生体にもともと備わっている修復能力を最大限使える環境づくり行うことだといっていいのかもしれません。」

ステムセル:自家幹細胞です。

医者の役割:環境づくり 未病の治療。全身状態を良くするメカニズム治療です

最先端医療における鍼灸臨床の役割です。   

1月19日 今週の関西往復はさんざんでした。

15日(月)は休日でした。
しかし、火曜日は午前中に講義なので15日に関西に向かいました。
あの雪です。
つくばの家を出るときには雪は降っていませんでした。
しかし、東京に近くなるに従い雪が積もり始めました。
羽田は猛吹雪でした。
13:00発の伊丹行きを予約していましたが、12:30分頃にアナウンスがあって大幅に遅れているとのことでした。
しかし、60番ゲートにはすでに飛行機が駐機していましたから、伊丹行きは大丈夫かと思いましたが、カウンターで聞いてみると、あの飛行機は11:00発のものが出発待機しています。
とのことです。
13:00発のまだ到着していませんとのことです。
そんなこと早く伝えてほしいよと掛け合いチケットをキャンセルし新幹線で大阪に着きました。
航空会社はこの天気模様だから当然のような顔をしています。
飛べないにしても対応が変です。

17日(木)の伊丹発14:00時の飛行機を予約していました。
最新鋭機787を選んで予約していました.世界各地での同機の不具合で、一斉欠航になりました。
インターネットで予約していましたので欠航のメールが朝入りました。
しかしメールには払い戻しのことは書いてありますが、どうしたら飛行機に乗れるかについては書いてありません。
航空会社に電話しても全く繋がりません。
1時間もあれこれやってやっと15:00時発の羽田行きの予約ができました。
ぐったりです。対応が全く良くありません。

教育機関として人を指導する大学の対応も問題ばかりです。
大阪の高校の部活問題もどのように解決できるのか大変です。
個人が決意しただけではどうにもなりません。
集団が決意しなければできません。
民主主義社会では集団が決意するのは大変です。
問題が山積です。

1月12日 背伸び歩行の勧め

昨年の5月に楽歩堂という靴屋さんで偶然の出会いで靴底が特殊な形をした靴を見つけました。
何でも興味を持つ方なので店長と話し込み履いてみますかということになりました。
靴の中は普通なのですが、踵から5分の2程のところまでが平らでその先5分の3程が上に上がっているのです。
後ろ5分の2のところで立つとちょっと重心が後ろで安定しません。
前5分の3のところで立つとつま先立ちになります。
本を立ち読みするなどは安定しません。
最初はうまく歩けないそうです。
ところが私はすいすい歩けたのです。
お上手ですねと店長におだてられて買いました。

これが掘り出し物の靴です。
ドイツ製だそうですが、歩幅を大きくしてスピード歩行ができます。
踵で着地して、ローリングするように前5分の3の部分に体重移動をします。
このときには踵があがりつま先立ちになります。つま先立ちというのは足関節が伸びるのです(底屈)。
自然に膝が伸び股関節が伸びます。
骨盤を前に押し出すような形になり、反対の足を大きく踏み出すことになります。
そうすると自然に腰背中が伸びます。
天に向かって背伸びをするような気分です。
とても良い姿勢の歩行ということだと思います。

昨年は、腰痛に悩まされました。
8月にMRI検査をしたらL4とL5間の椎間円板が潰れていました。
以来、腰にちょっと気を遣っています。
そして一番いいと考えているのが、この靴を履いての背伸び歩行です。
腰周囲の筋群のバランスを整えるのに一番適していると考え、ちょっと腰に負担をかけたときにはその後この靴を履いての散歩をします。
颯爽と背伸び歩行をしましょう。

12月29日 今年最後のメッセージ

今年最後のメッセージです。
お付き合いいただいた皆様ありがとうございます。
何を書こうかいろいろ考えました。
やはり「夢」を書きたいと思いました。

  私の著書

「臨床鍼灸学を拓く」(2003年)と「臨床鍼灸治療学」(2005年)は、私の鍼灸の専門家としてのメッセージです。
両署を今回、第
2版として増補改訂します。
2版の「序文」をお伝えします。
数年間テキストとして用いた結果、必要なところを増補できました。

私が言葉を発せられなくなっても私の代講をしてもらえる基盤ができたかなという思いです。
正月5日はお休みにします。



「臨床鍼灸学を拓く」
改訂2版

                     2版への序

                                                筑波技術短期大学 名誉教授

                                                現 宝塚医療大学 保健医療学部

                                                                  鍼灸学科教授

                                                                    西條一止

 「臨床鍼灸学を拓く」初版から丁度10年が経過しました。
本書の真髄は「生体の自然の仕組みを活用する治療」です。
「人に優しい鍼治療」です。
そこから「自然鍼灸学」とも呼びます。
自然鍼灸学の大きな柱は、次の二つの柱です。

 1 宇宙、地球環境の時間のリズムです。特に呼吸のリズムが副交感神経における最も重要なリズムです。

 2 宇宙、地球環境の重力の場です。特に重力に対する生体の姿勢が交感神経における最も重要な要素です。

今回、次の3点を増補しなければならないという思いで2版の出版となりました。

第一点は、目次、2 「なぜそうなのか:臨床鍼灸学の意味」に、

 11 「治療を受ける体位と生体反応」を追加しました。
 治療を受ける姿勢による効果の違いの基本についてp43から49で述べました。

第二点は、臨床からの六つのメカニズムについての、M5とM6の同じ刺激を用いるのに治療を受ける姿勢によって効果がなぜ真反対になるのかの答えが初版では示せませんでした。

 今回p71に書きました。

第三点は、本書の治療は自律神経機能が基本にあります。
 自律神経機能遮断剤を用いた実験により瞬時心拍数における交感神経、副交感神経の意味を解明しています。

   「動的自律神経機能観察法:瞬時心拍数と自律神経機能」として19頁にわたり詳述しています。

本書における自律神経に関する資料は、瞬時心拍数が測定の簡便化により健康産業、スポーツ現場、医療臨床現場等で活用される際の基礎、臨床研究の貴重な資料となります。

なお、経穴の部位について世界標準が定められました。
本書は、改訂前の経穴部位を用いて実験研究した資料です。
したがって経穴名部位は従来のものです。
従来においても日本では経穴は部位を移動するものというのが大方の専門家の人々の見解でした。
臨床の場においては、触診情報を主に刺鍼部位(経穴部位)を決めています。

本書が多くの皆様に広くお役に立てることを祈念し世に送ります。

                                 20131


「臨床鍼灸治療学」 第2版の序

「守るだけでは伝わらない」

中村勘三郎さんの言葉です。
中村勘三郎さんがなさったように、伝統鍼灸を伝えるための一歩を踏み出したのが、「臨床鍼灸学を拓く」(2003年初版)と2005年に出版された「臨床鍼灸学」初版です。

本書の鍼治療の特徴は、何といっても「身体の自然の仕組みを用いる経験医術の真髄を生かした科学的鍼治療」です。
そして「伝えることができる鍼治療」です。

中村勘三郎さんは、「守るだけでは伝わらない」と言われていましたた。
背中を押していただいた思いです。

今回、大幅に増補し第2版の出版になりました。

「臨床鍼灸学を拓く」、「臨床鍼灸治療学」をテキストとして、新宿鍼灸柔整専門学校、日本伝統鍼灸大学院大学、盛岡医療福祉専門学校、平成医療専門学校教員養成科、東洋医療臨床技術大学校アカデミー、宝塚医療大学等で、「臨床鍼灸学」の講義を続けてきました。
その間における指導の成果と学びが今回の増補改訂になりました。

 1 江戸、明治そして今日への「鍼灸の技術革新と科学化」についての歴史経緯を書きました。今日の我が国の鍼灸教育の原点です。

  2 刺鍼の基礎技術について書きました。基礎技術がとても大切なことを痛感したからです。
   刺鍼の基礎技術がしっかりしていないと状況に応じた臨床技術に発展できません。しかも基本に忠実な基礎技術が大切です。

  3 鍼治療を組み立てる設計図を書きました。

「基本的治療」で各患者に必要な治療を書き出す枠を決めました。
そこで書き出された、患者に必要な治療を「実際の治療パターン」に位置つける仕組みも書きました。

臨床家が頭の中で行っていることを順を追って書き出すようにしました。

治療の順序に従って患者が治療を受ける姿勢とそのときに行う治療が並んでくる手順です。

 4 自然鍼灸学治療で特に重要な刺鍼について深層背筋(多裂筋、最長筋)刺鍼、腹部刺鍼、大腰筋刺鍼、中殿筋刺鍼、足底筋刺鍼、合谷刺鍼、頚部刺鍼、背部刺鍼、肩甲下筋刺鍼など具体的な刺鍼方法を書きました。

臨床鍼灸の臨床力を高めるためのきわめて実践的な書物になりました。

次の世代に伝えられる書です。
多くの人々にお読みいただき、臨床鍼灸実践力を培って国民の期待に応えられる鍼灸を提供していただけることを祈念します。

20131

           西條一止

12月22日 「はなちゃんのみそ汁」



12月9日(日)の朝日新聞朝刊で紹介されていました。
早速本屋さんで求め読みました。
NHKの朝イチでも紹介されたそうです。
評判になっているようです。

はなちゃんという女の子の若いお母さんが乳がんで亡くなるという実話の本です。
闘病のあり方、代替医療が関わっています。
特にいろいろな患者に関わるものとして患者とどのように対応して行くことが求められるかを問われます。
考えるよい機会を提供してくれます。

以下は、植松 稔著「抗がん剤治療のうそ」21ページよりの引用です。




「がんの大きさと細胞の数」:

がんの大きさ 1センチ 細胞の数 10億個

                5ミリ              12500万個

                1ミリ              100万個

がんは大きさが5ミリ以下では画像で発見できない。

がんが5ミリ以下の大きさはすべて「微小転移」という。

「微小転移」に含まれるがん細胞の数は、1個から1億個までの可能性がある。

「微小転移」とは、これほどまでに様々な状態を示している。

12月15日 中村勘三郎:守るだけでは伝わらない

中村勘三郎さんが亡くなられました。
テレビで新聞で伝えられています。

すばらしい歌舞伎俳優です。
伝統芸能を背負う人としての生き方に感動します。
「守るだけでは伝わらない」、新しい領域に、新しい人々を求めて、伝えるべき伝統を浸透させてゆかれました。
涙が流れます。
励まされます。
力をもらえます。
ご冥福を祈念します。

12月8日 初めての珍しい虹を見ました

12月1日は、上空に寒気があり気象条件が激しく変化する日でした。

つくば市で午前10時過ぎから局地的な激しい雨カが降りました。

11時過ぎに車で出かけました。
南の空から急に晴れてきました。
突然、西の空の低いところに立派な虹が出ました。
赤、だいだい、黄、緑、青、藍、紫の7色の虹がくっきりと見えます。
しかもです。
紫の下に赤、だいだい、黄、緑・・・のもう一つの虹が見えるのです。
これは初めて見ました。

こんなことが起きることができるのは、通常の虹が見えている水滴の幕よりもやや後方に下に見えている虹の幕が存在したということしか考えられないかと思います。

大変に珍しいことです。
何か良いことがある前兆でしょうか。
それであるとうれしいですね。
カメラを持参していなかったために写真に撮れませんでした。
証拠が残っていないのです。
でも、午前11時過ぎですからそれなりに見ている人たちがいると思います。

12時過ぎには空が真っ暗になり、雹が降りました

12月1日 夢が膨らむニュース

自然鍼灸学の大きな柱の一つ、M4(浅刺・呼気時。坐位の刺鍼)は、身体の調節する力を高める方法です。
この身体の調節力を高める方法を社会に登場させようという試みです。
NHKテレビでも何度も紹介しましたが、今度はスポーツの世界でのお話しです。

「あがり」を予防する身体作り、をM4を用いて行おうということです。

関西で、セレンディピティのような出会いがありました。
大学の運動生理学の先生、高等学校の有名運動クラブの監督の先生、そして私たちの出会いです。
意気投合し高校の運動クラブを優勝できるチームに「あがり」を予防する身体作りをしようということになったのです。
「あがり」が大きく影響する競技なので話がうまく発展しました。

「あがり」がうまく予防できて運動クラブの成績が向上すれば、大変おもしろいことにもなります。
12月1日、平成24年最後の月です。
平成25年に向かって夢が膨らむことを書くことができうれしく思います。
来年はこの件に関しいろいろお話しできるものと思います。 

11月24日 バイオミメティクス:生物模倣

NHKサイエンスZERO       鍼灸関係者必見です。

        1111日(日)、NHKEテレ放送

        1117日(土)、NHKEテレ再放送

 

 バイオミメティクス:生物模倣

 生物の秘めている超絶能力をいかせ 

 

 バイオミメティクスには 1 形態模倣 かわせみ:新幹線の先頭部分の形態

                    ハコフグ:車の軽量化

                             2 機能模倣  カタツムリ:汚れがつかない

 

 気づかれずに吸血する:蚊の生物超絶能力

 

   無痛注射針の研究に 蚊の吸血作業に学ぶ。

      関西大学 システム理工学部 青柳誠司教授

 

    蚊の吸血行動をハイスピードカメラで撮影に成功(1年間の努力)

 

    蚊のハリは、太さが0.0数ミリそのハリ(鞘)の中に、6本の細いハリが内蔵している。

    6本のハリは

   1番目 最初に穴を開けてゆくハリ: 外側に2本:片側がのこぎり状になっている、最初に侵入してくる。細かく交互に前後して侵入してくる。のこぎり状の部分は外側に向いている。

     太さは:0.015mm

   2番目 2本のハリが開けた間に侵入してきて唾液を血液に注入し血液の凝固を抑え、抜く。 

   3番目 次に本命の血液を吸うハリが侵入する。太さは:0.03mm2分間かけて、血を吸う。吸い終わると、

   4番目 血液を吸うはリを挟むように侵入して来て、血液を吸ったハリから血液が漏れないように包み抜いてゆく。

 5番目の作業は、最初に孔を切り開いたのこぎり状のハリを抜く作業である。 

          このとき、のこぎりのぎざぎざの面を孔の内側に向きを変えて抜く。

       という吸血の1連の作業である。

最初に孔を切り開くのこぎり状のハリの動きは、2本が交互に細かに前後する動きで進める。切皮の極意か。

 

11月17日 「近いうちは近いうち、それ以上でも以下でもありません。」

14日の夜ホテルに帰り、テレビを見てびっくりしました。
野田総理が党首討論会で自民党安倍総裁に懸案の課題を解決することに協力すると約束すれば、16日に衆議院を解散します。
といわれました。
今までが今までだったので安倍総裁は即答できませんでした。
誰が軍師なのだろうと思います。
民主党内は大変ですが、既成政党が何とか生き残り第3局つぶしにはこれ以上ないタイミングだったと思いました。

小沢一郎党首も無罪判決を受け、選挙に間に合いました。
日本国民はこの衆議院選挙でどんな選択をできるでしょうか12月16日には結論が出ます。
私たちは選択しなければなりません。
しかし、選択しにくい状態におかれました。
これからの1ヶ月間しっかり見て選択しなければなりません。

11月10日 3新設大学設置不認可、田中文科大臣発言

ようやく設置不認可をせずに設置認可ということで決着しました。
3大学関係者は大変だったと思います。
大学新設をしてきたものとしては気持ちがよくわかります。

しかし、田中文科大臣発言は何だったのでしょうか。
問題はどこにあったのでしょうか。

以下は9日(金)の朝日の朝刊の記事の要点です。

20年で1.5倍、目立つ定員割れ、

「大学の乱立を止めて質を確保し、時代の要請にあった卒業生を生み出すために舵を切らなければならない。」

 大学の数:

  1992年    523

  2012年   783校 1.5倍 

 1991年 大学設置基準が見直され、学部の多様化が進行。

 小泉内閣の規制緩和の流れを受け、

 03年度の審査から、従来の大学設置の「抑制方針」を撤廃したことが影響。

 私立4年制大学:577校のうち、

今春、定員割れ264校(定員割れの学部、もしくは学科等を持つ大学)、45.8 

大学として入学者の割合が50%以下は、18校。です。

日本の大学は大きな曲がり角にいるのです。
文科省の大学設置への対策があまりに遅れていた。
ということが本当の理由です。

「入学するのは困難だが卒業は楽に」といわれた日本の大学に、入学の壁もなくなったら、大学に何が残るのでしょう。

日本の大学教育そのものへの革命を大学関係者、私たちは求められたのです。

11月3日 シンボル

10月25日、26日に日本自律神経学会が東京の都市センターホテルで行われました。

30数年ぶりで一般講演の発表をし印象的でした。
単に発表ではなく、社会への新しい提案です。
また、新たなスタートという意味もあります。
74歳がですが、新潟大学の医学部生理学教授であった先生が、91歳でかくしゃくと講演されていました。

学位の指導などでお世話になった東京大学医学部内科物理学教室の教授であった大島良雄先生のことを思い出しました。
日本温泉気候物理療法学会の中心的な先生でしたが、学会に参加しておられるときには、いつも、会場のほぼ真ん中で二列目に座っておられるのです。
パイプを加えて黙って講演を聴いておられました。
たまに質問をされます。
大島先生が座っておられるだけで、緊張感が沸き背中を伸ばしたくなります。
参加者皆をそんな風な気持ちにさせておられたと思います。
大島先生が座られるであろうところには誰も座らないのです。
まさに学会のシンボルでした。

若い研究者たちと語らい、「先生にお会いできて嬉しかったです」などといわれて、こちらも嬉しかったです。
若い研究者を励ます意味で、適切な質問をし会場を活発な雰囲気にすることはとても大事なことです。
力がないとできないことなのです。
しばらく学会活動をしたいなと思いました。

10月27日 「松下幸之助は泣いている」 朝日新書

 
「こけたら立ちなはれ」松下幸之助の言葉です。

著者、岩谷英昭:米国松下電器社長、会長です。
物づくり日本、技術立国日本の家電メーカーが赤字に転落。
世界で苦戦しています。
それはなぜかと解説し、反転攻勢の方策について述べています。

バブル崩壊による不況を乗り越えるために企業が行ったリストラが、高度技術者の海外進出を起こし、技術輸出を勧め、コンピュータ技術のデジタル化が高度技術の平均的技術水準を上げ、技術差をなくした。
そして水平分割経営という自社完結型の経営からの変化に遅れたことが、今日の状況を招いたと解説しています。

日本の産業の現状を知る指南書でしょうか。

全く門外漢です。しかし、感覚的に受け止め興味深く読みました。

10月20日 化石の分子生物学

「化石の分子生物学」 更科 功著 講談社現代新書


本書と選集の「ネアンデルタール奇跡の再発見」の2書は、9月30日、日曜日の朝日新聞書評欄で、福岡伸一先生が書評をされていた書物である。

「科学の分子生物学」は、DNA研究の解説書で、具体的な研究方法、問題点が克明に解説されている。
内容のダイジェストは分量としてしにくい。非常に興味深い内容である。

目次を示す。
  • ネアンデルタ現生人類交配したか

 克明に解説されている。

第二章 ルイ十七世は生きていた? 

  DNA分析の結果が示されている。

第三章 剥製やミイラのDNAを探る

第四章 縄文人の起源

第五章 ジュラシック。パークの夢

  化石骨、コハクの中の古代DNAなどの分析の問題点と研究の困難さが大変興味深く記されている。

第六章 分子の進化:現在の人間は進化しているか

第七章 カンブリア紀の爆発:現在のDNAから過去を探る

第八章 化石タンパク質への挑戦

遺伝子研究が大盛況を迎えている時代である。本書の内容から著者は大変優秀な方である。非常な興味を引かれて読ませてもらえます。

10月13日 「ネアンデルタール人 奇跡の再発見」

「ネアンデルタール人 奇跡の再発見」

                   小野昭著 朝日新聞出版部

わくわく興奮して、こんな幸せな思いにさせてもらえる人生に感謝しました。以下に要点を記します。

1856年 ネアンデル渓谷で ネアンデルタール人 化石人骨発見。

発見は採掘中のできごとであった。
洞窟を突き崩す作業に従事していた労働者たちは、目にしたものが何かの動物の骨だとわかったが、人間の骨とは思っていなかったようだ。
そのため、骨の大部分は洞窟の外に廃棄されてしまった。
運よく一部の骨だけが回収され、今日まで残ることになった。
しかし発見場所の洞窟は、産業革命期のセメント用石灰岩採掘のターゲットであったので、その後、跡形もなく取り尽くされてしまった。

人骨が発見された「小フェルトホーファー洞窟」も採掘の対象となって崩されてしまった。
1900年には、ネアンデル渓谷は消失し平地になってしまった。

なぜ執拗に発見地を突き止めようとするのか。

考古学、人類学では、どこで発見されたか、いつごろ(時代や年代)のものであるか、これが議論の前提となる最も基礎的で重要な事項である。

考古学の方法論では、「どこで」は資料の分布論的基礎となり、「いつごろの」は編年論として年代学的基礎となる。
こうした基礎条件を欠いた資料は、たとえ資料自体がすばらしいものであっても、資料的価値はきわめて低い。

二人の若い考古学研究者ラルフ・シュミッツ(Ralf W.Schmitz)とユルゲン・ティッセン(Ju¨rgen Thissen)は、ネアンデルタール人骨が最初に発見された場所をピンポイントに奇跡的に突き止めた。
二人は1997年に渓谷で人骨の断片を発見した。
新に発見した骨の破片は、1856年発見の標本化石骨の大腿骨の一部に接合し、これによって模式標本の発見場所が特定された。
1999年1月21日のことである。
その後2001年2月13日に、2000年の追加発掘で発見された頬骨を、模式標本化石骨の頭骨に接合することに成功した。

同化石骨標本のミトコンドリアDNAの分析に1996年11月13日世界で初めて成功。

 1997年7月、Cellに掲載された。

ネアンデルタール人のミトコンドリアDNAの塩基配列は、現生人類の遺伝的変異の外にある。

1998年同化石骨標本の放射性炭素年代測定が行われた。加速器質量分析装置(AMS)を用いたのもである。

測定結果は、4万年前〜3万9000年前。中期旧石器時代の末、ネアンデルタール人の末葉の年代と一致した。


なお、2010年にはクロアチアのヴィンディア洞窟で発見されたネアンデルタ−ル人骨の核DNAの分析結果が発表された(Green et al. 2010)。
それまでのミトコンドリアDNAの分析からは、ネアンデルタール人とホモ・サビエンスの間には交雑はなかったとされてきた。
しかし、この洞窟のネアンデルタール人の全ゲノム配列の公表の結果は、アフリカを除く現代人のゲノムの1〜4%は、ネアンデルタール人との交雑の結果を示しているという。

10月6日 30数年ぶりに学会で一般発表をします

10月25,26日に第65回日本自律神経学会が東京の都市センターで開催されます。

40歳で筑波大学理療科教員養成施設で施設長になって以来、特別講演、教育講演、シンポジウムなどで講演をしてきましたが、学会における人生最後の一般講演での発表をします。
30年前に行った自律神経遮断剤を用いた自律神経機能を解析した資料を基に、「瞬時心拍数における深呼吸時の変化に観察できる副交感神経機能抑制について」という演題です。

社会で副交感神経機能抑制がいろいろいわれています。
しかし具体的な観察方法に良いものが示されていません。

瞬時心拍数の観察が簡便になったので、この機会に深呼吸を用いた副交感神経機能抑制の観察法を発表しようということです。

臨床例を山下さんがスポーツ領域の例を、中條さんが鍼灸領域の例を発表します。

医療、スポーツ、健康などの領域で貢献してくれるものと期待しています。

9月29日 不機嫌な夫婦(朝日新書)



著者は、三砂ちづるさんです。
前著に「オニババ化する女たち」(光文社)という本を読まれた方も多いと思います。 



現代を生きている私たちにとって、一番身近な問題について提案しています。

以下はプロローグの最後の文章です。

・・・・・・

この本は、「機嫌の良いおばさん」をつくるために、おじさんも機嫌良くやっていただきたい。
という本です・・・・・あれ、少し違ったような気もしますが、とにかく、まず男性に手に取っていただけるとうれしい、と思う本です。
既婚男性で、なんとなく、うちって機嫌が悪い夫婦だ、と思われる方に、女性のことをもっと理解してもらいたい、という本でもあります。

9月22日 神経根性間欠性跛行

私は、9年前、筑波技術短期大学退職の年の1月に腰痛を発症しました。
階段の歩行が困難になり、右下腿の長・短腓骨筋が睡眠中によく痙攣を起こしました。
筑波技術短期大学の診療所で診察を受け「脊柱管狭窄症」という診断でした。
このとき治療としては、家庭用低周波治療器の電極を右の腰部と右の下腿外側とにおいて、昼も夜も通電し続けて1ヶ月で何とか治まりました。
以来、9年間は再発がほとんどなかったのですが、今年になって、1月、3月、5月と3回、今度は、左下肢に発症しました。症状は、階段の上り下りができないでした。
平地は歩けました。
消炎鎮痛剤が(ロキソニン)が有効でした。

8月に時間があったので腰がどんな状況になっているのかMRIの検査を受けました。

なんとL4とL5間の椎間円盤が潰れていました。
潰れていても普段は腰痛などないのです。
腰部にX線やMRIで所見があっても必ずしも腰痛と関係しないことがあるということを実感しました。
そして、9月8日(土)の朝に腰部の異常を感じました。

しかし、当日は、午前に学会の委員会、夜に東洋医療臨床技術アカデミーの講義3時間が予定でした。
いずれも休むことはできません。
しかし、時間と共に左臀部の深部での締め付け感が強くなりました。
午後には間欠性跛行が始まり、10m〜20m程で休息を必要とするようになりました。
神経根性間欠性跛行です。
なんとか9時まで講義し東京のホテルに泊まりました。
翌朝は立てませんでした。
腰を曲げるとわずかに歩行ができる状態でした。

神経根性の間欠性歩行という状態の時に、休息しながら歩行するということは、歩行運動により神経根部を刺激し炎症を強くすることを知りました。
消炎鎮痛剤が必要です。
神経根性の間欠性歩行という症状の時には、休みながら歩行をしてはいけないということのようです。
炎症症状を拡大するようです。 

9月15日 抗がん剤治療のうそ(ワニブックス)

 


乳がんをケーススタディとしてというサブタイトルをつけています。
本のタイトルのようにとても大切なことを書いてくれている本です。

乳がんの症例を対象とした過去の臨床試験のデータから新しい事実お引きだし、現在は、乳がんの手術後にできるだけ早く、再発予防を目的として抗がん剤を用いるというのが通例だそうです。
しかし、そのようにしたときと再発が起きてから抗がん剤治療をしても、その後の生存率に差がないという臨床試験の結果なので、予防的に用いる必要性はないと主張しています。

また、臨床試験の統計のルールについて大きな誤りを指摘しています。
この統計の問題は、世界的に権威ある雑誌に掲載されている臨床試験についての論文への指摘であり、大きな問題です。
統計のあり方についての問題の指摘で、内容をしっかり把握できる統計のあり方でなければならないという主張をされており、私は同意できると考えます。

必読の書です。

著者は、植松 稔先生という放射線医師の方です。



9月8日 ヒトゲノム8割に役割(9月6日新聞報道)

朝日新聞です。

「ヒトの設計図に当たり、病気の解明などを目指して盛んに研究されている前遺伝情報(ゲノム)の約8割は、遺伝子の働きを調節するなど生命維持に必要な役割を担っていることがわかった。これまで、無駄と思われていた部分も有用であることを示しており、私たちの生命観を変えて創薬にもつながる成果として6日付英科学誌ネイチャーに論文が発表された。」

とあります。

やはりと思いましたが、ゲノムの数%以外は、「無駄と思われていた」。
つまり、研究で解明されていないことを、不明であるとしなければならないことを、無駄、不要としてしまっていたわけです。
変ですね。
科学的視点に欠けているといわなければなりません。
そんなことを受け止められる感覚を、センスを私たちは持たなければならないと思います。

このようなことを指摘できなかった生き物についての専門家は反省しなければなりません。
私自身のことでもあります。
そうかと思ってしまう。変だぞと思えるセンサーを磨かなければなりません。

9月1日 「兄弟姉妹・いとこ・またいとこ」の集い

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表記の会を8月下旬に持ちました。
私は郷里にはいませんが長男で家を継いでいます。

郷里の「山荘、京ケ岳」という標高520mの所にある眺望のすばらしい山荘です。

私は74歳になりましたが、長姉は私の10歳年上で84歳、4番目の姉と妹の3家族が郷里におります。
私と2・3番目の姉と弟の4家族が関東にいます。

父が存命中は、私たちも若かったので折に触れて家族会を父は招集していました。
私たちの子供が大学進学、就職し始めを迎える頃には、参加できない子供たちが出始めました。 
私たち兄弟が中心の会は、今回が最後かなとの思いもありました。

関東の二人の姉は健康上の問題もあり、参加できませんでした。

私たちの子供世代は、長姉の長男が最も年上で63歳です、結婚相手も含めて12名参加しました。
孫世代が8名でした。

子供世代はそれぞれ、30代、40代、50代、60代で親によく似てきた姿に数十年ぶりに会いました。
孫世代は、初対面が多くです。

次の機会は、子供世代が引き継ぐという、世代の交代を感じつつ、1泊2日の集いでした。
子供世代が多くの親戚を実感し良い機会だったようです。

8月25日 「本当のこと」を伝えない日本の新聞(双葉新書) 




夏休みで少し時間がまとめて自由になる期間です(それができない方もおられますね)。
上記の本が読まれているようです。
私も何冊かの本の中で、大変興味をもって読みました。 
著者は、ニューヨークタイムズ 東京支局長 マーティン・ファクラーさんです。
1966年生まれ、アメリカ人のジャーナリストです。

彼は、イリノイ大学でジャーナリズムの修士号、カリフォルニア大学バークレー校でも修士号を取得している。
96年からブルームパーク東京支局。
AP通信社ニューヨーク本社、東京支局、北京支局、上海支局で記者として活躍。
05年、ニューヨーク・タイムズ東京支局記者、
09年2月から現職という経歴を持つジャーナリストである。

日本に十分通じた外国のジャーナリストが日本の新聞について書いており、日本を「ジャーナリストがいない国」と評している。

日本の国を知るために、多くの日本人が読む必要がある。

国民が賢く、しっかりした選択をしなければ、日本の政治も社会も良くはならない。
私たちは3・11の東日本大震災、福島原発事故を経験し、それらへの政府やマスコミの対応がどうであったかを少しは知っている。
マスコミとはどうあるものであるかを知る機会であり、私たちは賢くならなければならない。

8月18日 孫の泳ぎに泳ぎの原点を見る

家族1年前から仕事でロンドンに居住しています。
63がいます。
今夏休みで帰国しています。
このところプール
びをしていますが、もっぱらってでいました。
ってくことをえていました。
クロールのような
身体きをると、下肢をクロールのようなかししかできないのですが、25メートルげるのです。
ぎはまさにりです。
こうとするからけない。
っていると必要なときにけるということです。
何事もものの原理をつかむことが肝腎なことです。

原点をしっかりつめることです。

8月11日 脳の仕組みと科学的勉強法(ライオン社)



脳科学者
池谷裕二さんの著作です。
池谷さんは40歳代前半新進気鋭脳科学者記憶わりのきな海馬研究者です。

は宝塚医療大学で「臨床鍼灸治療学総論」の講義4からめています。
90点以成績確保するようにと学生にはしていますが、昨日前期試験をしましたが、6人中590点以上成績でした。

この
学生たちに上記ませました。
職業教育は、一夜付けの知識では教育になりません。
知識長期記憶としてれにくい記憶にまでする必要があります。
基本的には、やるになればくのはできるものだとえています。

授業評価は、講義への出席30テスト30期末試験30総合評価10評価しています。
講義への出席テスト(3回行いましたが、90点以上であること、90にならないときは90すまで試験ける)。このつを重視ています。
新宿鍼灸柔整専門学校には、学生平均年齢かったこともあり(30歳代前半)テキストを2むことを条件として試験をしませんでした。
大学では徹底して試験をしているわけです。
やり
うけれどもいはじなのです。
仕事たない勉強意味がないということです。

8月4日 期待に応える

「期待」という言葉には期待する人と期待される人とが存在します。
世の中にはいろいろなところに期待があります。
親の子供に対する期待が、最も深刻な問題になりやすいようです。
それは物事が期待通りに進行してほしいという期待とは異なり、子供その人に対する期待なので、人を変えての成功というのはないわけです。
優勝したいという期待であれば、どのような形でも優勝するというところに期待があります。

期待はそれを受け止める方が負担が大きいのでしょうか。
努力すれば成功可能な範囲に期待を持たなければなりません。 

「現実を正確に見る」そして「期待に応えられる対策」をし期待する。
期待する方にはそのような気持ちが大切です。

教師は学生に期待通りの成績を獲得できるように期待します。
学生が期待に応えられる対策を練らなければなりません。
そしたら期待に応えてくれる喜びをもらえます。
ただ期待するだけでは成果は上がりません。 

7月28日 根拠の明らかなものを尺度とする

「東1km、南2kmみました。」という情報、共現場にいたたちにはどこにいたのかじますがそこになかったたちにはじません
出発地点
がどこであるかという地点らかでないからです
明確
根拠つものとたないものとのいです

共通理解できる根拠になるものを尺度としていればどこでもいつでも価値ある仕事として意味のあるものになります。

7月21日 新しい窓を創ると新しい景色が見える

1分間心拍数えると心臓きのさがえます
心拍数
きを機械的連続的波形として記録そこに深呼吸体位変換というしい観察すると自律神経機能というしい景色えます
深呼吸
というからは、副交感神経機能えるのです
臥位
から立位という体位変換というからは交感神経機能えます

深呼吸などの身体自身っているきをしてしい身体機能状態観察できるようになります
そんな工夫従来見ることができなかったものをえるようにしてくれます

 

7月14日 生命は宇宙から

NHKスペシャル:宇宙渚第3集「46億年旅人 流星」2012617放送されました

星屑れです
水星
太陽づいたときにけて星屑れができるといわれています
太陽系
誕生時、地球のように星屑まってきなになりましたが、宇宙ではさな星屑められ水星ったとのことです

1999水星衛星ばし星屑をとらえるみがわれ成功しました
して星屑分析したところグリシンというアミノつかったのです

としてえるのはmmきさだということです
0.
1mm以下さないものは大気圏っても、燃きずにフワフワ地上到達することがかめられました
星屑
とともにアミノ宇宙から地球到達生命誕生になったとえられているということです

7月7日 健康に大きな関わりを持つ深層背筋

2010年から盛んに「深層背筋」のことを書いてきました。
深層背筋は上肢、下肢の動きを直接担当しません。
上肢、下肢ができる以前からあった筋と考えられます。
脊椎動物の初期から出現した筋群と考えられます。

深層背筋を動かし、引き伸ばす運動がラジオ体操に全てあるということも書きました。

ラジオ体操第1は3分15秒だそうです。

その中でも、深層背筋を動かしストレッチできる運動は次の3種類に集約できます。

脊柱を動かす。

 1 脊柱の前屈・後屈。

 2 脊柱の側屈。

 3 脊柱の回旋。脊柱を後ろを向くように回すことです。水平に回すよりも回しながら前屈をする。回しながら後屈をするとより効果的です。

特に、この三つの運動を頚から腰まで全体を順に動かそうとイメージしながら運動します。
通常に動かせば筋を働かせる運動になります。
動きの最後をしっかり力を入れ2,3秒間その状態を維持すると働かせる筋の反対側の拮抗筋をストレッチできるという仕組みです。
この三つの運動に集約されます。
あとは歩いて身体全体を動かしましょう。

6月30日 福島原発事故から1年3ヶ月、大飯原発再稼働決定

 6月16日(土)午前、関係閣僚会合で大飯原発再稼働決定。

昨年の福島原発事故3月11日から1年3ヶ月である。
原発事故は地元だけの問題ではないことを私たちは経験したのではないだろうか。
電力を必要とする社会になってしまっていることは確かである。
しかし、国民の健康と安全を守ることが大前提である。
その上での豊かな生活である。
総理大臣の責任において決定する。
とはどういうことであろうか。
総理大臣の責任において決定する問題であるのか。
決定が迫られている問題で決めなければならないという事情であれば総理大臣の責任においてであろう。
夏場の電力不足がタイムリミットにきている。
それこそ総理大臣の責任においてタイムリミットにしてしまったのではないのか。

これで良いはずがない。何とか、どうにかしなければならない。

6月23日 「米情報 避難に生かさず」、「原発事故直後政府が汚染地図放置」

6月18日(月)の朝日新聞朝刊の1面トップ見出しです。

この記事を見てなんてことだと思うのは簡単で当たり前です。
ここに書くまでもないということでもあります。
しかしありにも残念なことです。問題は何でしょう。

本物を見極める力、本質を見極める力、私たちが日々に直面している生活の場面において、判断されなければならない問題です。
そのものの問題の大きさが違うだけです。

問題に対処する本気度、本物を見極める判断力が大切な力です。
私たち一人ひとりに問われている問題です。 

6月16日 何という異常気象

ここ数週間、上着が必要だったり、邪魔だったりを繰り返しています。
どうしたのでしょう。何とも変ですね。体調を崩します。

どのように心身の良い状態を保つか大変です。
このような状態をどのように乗り切りましょうか。

心を自分でコントロールすることはなかなか大変です。
心で心をというのは大変です。
身体をの方ができます。
しゃにむに走ったり、身体を動かすことはできます。
頭を空っぽにして身体を動かすことはできるのです。
手がかりはここにあります。

自ら、自らの人生を立て直そうとする時は、順序はそうではないでしょうか。

6月9日 「バラ通信です」6月9日 「バラ通信です」6月9日 「バラ通信です」

昨年秋から今年も、家内は入院せずに自宅で過ごせました。
庭のバラは家内の子供みたいなものです。
木々は私の子供みたいなものです。
世話を分担しているわけです。
というか好みの方向の違いです。
自然にそうなりました。

家内が家にいたおかげで、バラ達は十分な肥料と水をもらえて様です。
というとあ
まりに私が世話をしないように聞こえますが、そんなことはないんです。
思いの違いでしょうか。
差が明らかに出るようです。
バラの写真を添付します。

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6月2日 50年ぶりのラジオ体操

昨年一年間大阪駅近くのホテルにまっていました。
大学JR川西池田駅にはホテルがないのです。
阪急電車では、川口能勢口駅くのです。
川口能勢口駅梅田よりのとなりのは、池田駅です。
大阪教育大学附属小学校児童殺傷事件があった)のあるところです。
その
石橋駅です、そこにビジネスホテルがあり、4らそこにまっています。
アットホームな
さなホテルで、注文しておくと朝食をつくってくれるのです。
23から6までは外出できないというホテルです。
からも数分数分くに大阪大学豊中キャンパスがあります。
朝食7:00ですがおいしたら10分早くして6:50朝食です。
6:00から6:50までの50分間散策時間です。

昨日豊中キャンパスにってみました。
すばらしいキャンパスです。
とても
清潔いております。
キャンパスは
小高にあり、待兼山(まちかねやま)という樹木り、旧制浪速高等学校があったところだそうです。
昭和元年大阪大学されたそうです。
6:30分近くになり、そろそろらなければとっていたらラジオこえてきました。
かしいなと近寄ってみると20ほどのたちがりでラジオ体操をしていました。
わず参加50ぶりに、にさせられたラジ体操かしみながら12としました。
先週大人のラジオ体操のことをきました。
実際にやってみた実感しました。
脊柱周辺深層背筋をよくかしています。
すば
らしいといました。


5月26日 「大人のラジオ体操」講談社実用book




中村格子(なかむらかくこ)著:整形外科医、スポーツドクター、
秋山エリカ監修:東京女子体育大学教授

新聞広告で一昨日見つけました。早速読みました。

昨年、深層背筋のお話しをしました。
深層背筋が私たちの健康にとても大きな関わりをしている。
鍼灸等の治療においては大事な部分であると考えております。
深層背筋のストレッチを工夫していましたら、深層背筋のストレッチの動きが全てラジオ体操にあることが分かった。
ということでした。

著者はラジオ体操をとっても高く評価しておられます。
ラジオ体操というようにラジオを通じて普及したために正しく伝わっていない部分が多いといっておられます。

日本人は誰でも知っています。
いつでも出来ます。
正しく理解することは、健康への大きな財産を確保するようなものです。

私は深層背筋の時に、以下のように六つの部位に分けて意識をその部に集中して動かすと書きました。

〇 脊柱を動かす部位を6部位に分けて動かす。

  1 頭と頸の境 2 頸全体 3 胸の上半分 4 胸の下半分

  5 腰        6 腰と骨盤の境

この本では、

「頭、肩、背中、腰の順に背骨を一つ一つ感じながら上半身を丸めていく」
というのが正しいラジオ体操の前屈運動であると書いてあります。 

5月19日 初任給ミカン:教師業の喜びの時

3卒業時は、たちが社会に、しい展開巣立とうとする姿て、びをかみしめるときです。
しかし、
45もまたかくなるびをえてもらえるときでもあります。

4初任給をもらいました。地元のミカンをります」。
というメールとともに
名産のミカンがきました。

生活安定したね。という安心感とミカンの甘酸っぱさがにしみます。
初任給ミカンといって、同僚たちとミカンをつずついました。

40数年前教員養成学生恩師芹沢先生授業で、「〇〇君が、初任給地元のお菓子ってくれたんだよ」。というおしをったことをします。

鍼灸師、マッサージ資格て、初任給恩師かをろうという気持ちになれる、初任給をもらえたたちがどれだけいるでしょうか。
とても
うい状態だとます。
先生になるというのがもっとも安定したたちでしょう。

鍼灸大学出来て、かったのはその大学教員になれたたちだけ、鍼灸大学業生職場環境専門学校状態わっていないというのが現状です。

初任給でちょっとしたお気持ちをすことが出来社会仕組みをらなければなりません。

5月12日 「空腹」が人を健康にする

ー「一日一食」で20歳若返るー

南雲吉則医師著書です。サンマーク出版
昨日、アマゾンで購入みました。
よく
まれているのようです。

健康についての自然しての皆共生
などとても
共感しました。

40歳代まで、時々3日間絶食をしていました。
不摂生生活すためでした。
3日間絶食は、仕事をしながらできる。
復食特別配慮はいらない。
という
気楽さがありました。
絶食中は、りにも敏感になり、はなんてにあふれているのかということに気付きます。

さて、本書もうとしたということは、関心があったわけです。
自分身体のこと、生活習慣のことをとかしなければといういがあったわけです。

今日は、52です。今日から早速始めてみます。
著者のおめは夕食ることですが。
はどうするかやりながらえましょう。

5月5日 仕事の喜び

55、こどもの
子供成長しいです。

仕事び」もしいもののつです。
30年間もポリグラフをいて自律神経機能研究をしてきました。
20年近鍼灸臨床自律神経機能測定したいとえました。
ベットサイドに
めるようにワゴンほどのさなものにしました。
しか
実際にはあまり患者についての測定ができなかったのです。
どこに
問題があったかというと測定準備時間がかかりすぎることでした。

4からアメリカの製品でコンピューターされた瞬時心拍数測定できる商品ることができるようになりました。

心電図Rだけをって拍動周期時間測定しますが、Rだけを上手うところにしさがあります。
そこに
時間がかかりました。
その
部分がさすがコンピュータは、自動的見事にやってしまいます。
自律神経機能観察では、たり、きたりの姿勢変換重要なことですので、体位変換など色々状況即時対応しなければならないわけです。

患者自律神経機能状態見事されます。
治療法判断適切示唆えてくれます。
自律神経機能状態鍼治療により期待方向変化するかどうかとてもしみなのです。
しぶりにしみをじています。

自律神経機能観察法をなるべく文章でまとめます。

4月28日 魔法のフライパン

422日曜日)の朝日新聞朝刊のヒトです。すばらしいです                                                           

 極薄の「魔法のフライパン」で世界デビューする鋳造会社長

錦見泰郎(にしきみやすお)
 

4〜5mm常識とされる鋳物で、1.5mm「魔法フライのパン」開発した。国内定価1万円前後10万個った人気商品今年フランス調理器具メーカー「クリステル」との共同ブランド商品として世界デビューする。

三重県木曽崎町にある鋳造会社2代目従業員7で、工業製品部品下請けだった。バブル崩壊後、メーカーから「わりはいくらでもいる」とてられた

そんなとき、新聞の言葉にとまった。「3分の1の価格競争で戦うか、3倍困難な技術で戦うか」。鋳物フライパンの薄さを極めると決めた32だった。

1階部分って、2階を」。部品下請けでぎながら、合間図面き、かしけた。試作を繰り返して9年炭素配合ミスによる偶然で1.5mmまれた。

試作品使った有名レストランのシェフは「鉄板、フッ素樹脂第3のフライパン革命」と絶賛した。熱伝導れ、きムラができない。注文相次ぎ、数年前まで納品23かかった。

円高企業海外移転中小企業が生き残るには「3倍の強みが必要」だという。「2倍ではいつかれてしまうから」。努力を続ける原動力は「好き」という気持ちだ。「きなのは、『すごい』といわれること」。

4月21日 桜に包まれて

昨年の桜は、東日本大震災の直後で日本中が大変でした。
日本中が桜を楽しむ気分にはなれませんでした。
ほとんど昨年の桜の記憶がありません。

生き物には時があります。
政府は来年の国家公務員採用を大幅に減らすといっています。
来年度卒業を迎える人たちは可哀想です。
天災はやむを得ません。
しかし、人々の知恵でつくって行くものには「時」についての配慮が必要です。

4月7日、つくばにようやく今年の桜がやってきました。
添付します。

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4月14日 本当に役立つ仕事、本気の仕事

本当に役立つ仕事、それは本気の仕事です。
本気の仕事は、必要とされている仕事、必要とされるであろう仕事です。

人類はこれだけ進化し、文明を発展させ、文化を豊かにしてきました。
人類は何かをしようというDNAを持っています。
したがって何もしないで時間を過ごすことは恐らくできないと思います。
何もしないで過ごせる生き物は、何も変化しないで過ごせた環境に恵まれた生きた化石でしょう。

人間である以上、何かせずには生きられないのではないでしょうか。
とりあえず役に立つかどうかは考えずに何かしている。
それで、何かしなければという思いを満たしている。 
何かしなければという思いを満たせば、それ以上の努力を必要としないということです。 
しかし、それではその人を成長させません。
やったことが積み上げにならないからです。 
自分を生かせる、そして必要とされる仕事は何か、必要とされる研究は何か。
という問いかけこそが大切です。
その思いが必要とされるものを見つけるきっかけに気付かせてくれます。

毎週、ちょっとずつ、このように書いていることは、私自身に気づきのチャンスを与えてくれ、どこかで誰かに何かの役に立つかもな、という思いが私に書かせています。

4月7日 2012年度の新学期の開始

P1310017.JPG1月31日
P2200017.JPG2月20日
P3210034.JPG3月21日


2012
年度開始です。おめでたい富士山写真をごれます。
富士山大好きです。
筑波大学理療科教員養成施設在職していたとき、体育授業富士登山にしました。
したがって
正課ですので全員参加です。

2年制ですので、2一回学生在学中一回参加するという仕組みです。

鍼灸教員養成施設として日本つしかありませんというところから、日本一り、日本一教員になるという意識仕事をしようといういでした。

7回登りました。1事故なく実施できました。
40学生2/3視力のない学生です。
このことについてはこちらに記しました。


富士山写真は、通勤時間しむというコマです。
131220この2飛行機です。
321これは新幹線です。
新幹線色々障害物があって写真るチャンスはちょっとしかありません。
 


3月31日 NHK朝の連続ドラマ・カーネーション

P3250001.JPG 

洋服える。
主役小原糸子さんの信念です。
24土曜日病院でのファッションショウの場面出演者諄諄役割とその意義糸子さんはすばらしかったです。
最後までしっかりと演出する指導者としての姿感動しました。

から「馬子にも衣装」といいました。
近年のクールビズでネクタイをしスーツをぐととなくしゃんとしないような気分でした。
洋服かをっているといういがします。

がまだ学生にアメリカの46代大統領ジョン・F・ケネディさんが、ブルーのワイシャツを颯爽登場されました。
格好いいなといました。
以来50年近ブルーのワイシャツがのユニフォームになりました。
ケネディさんのように
若々しくとしていたいといういでした。

写真は、1れた紅梅です。

3月24日 筑波技術大学の学位授与式 祝辞

これは316われた筑波技術大学学位記授与式での祝辞です。 

平成23年度学位記授与式

     祝辞

             本気仕事をする」

 

本日は、学位記授与おめでとうございます。
家族皆様大学教職員皆様おめでとうございます。
本学創設切望され、全国のあちこちで本学教育研究をご支援ただいているくの方々大変びのことといます。

さて、筑波技術大学学位という肩書きを社会巣立とうとする諸君に、はなむけ一言りたいといます。


本気仕事をする」、本気仕事をしているような気持ちでいます。
しかし、
本当本気仕事をしているのでしょうか。

失礼ですが諸君は、本気勉強してきましたでしょうか。
ててよくえてみましょう。

これからが、人生における勝負のスタートです。
そこそこの
努力では通用しません。
ちません。

司馬遼太郎先生の「」がNHKテレビで3がかりで放送されました。

教員になって以来長編小説まないようにしてきました。
一定時間されたくない。といういからでした。
時間空白気分転換によいのですが、長編小説となると数日占拠されます。
それは
教育に、研究支障となりるといういでした。

最後から2回目放送でした。戦艦三笠船員入浴しているシーンがありました。ナレーションで身体清潔にし、消毒した戦闘着海戦むとあり、それは兵員戦闘による外傷化膿予防しようというであるとのことでした。露戦争での日本海軍戦闘力めるだけにいでいたのではなく、そこまでしていたのかと感心しました。まことに「本気仕事」です。そこで司馬遼太郎さんの原作ではどのようにいてあるのであろうかと興味がわき、早速本屋さんでめました。文春文庫では、8最終刊)にその場面がありました。原作では衣服だけではなく、をくまなく消毒するとありました。戦艦砲弾破壊されるとその破片での外傷いので艦内消毒とのことでした。そこまで準備えた海軍をつくっていました。

「まことにさなが、開花期をむかえようとしている。」という明治時代人大変って國造りをしていたといういが強烈です。大変本気です。

は」明治20年代30年代ですが、明治27年日清戦争明治37年日露戦争程度知識しかないには、明治からの日本歴史ぶテキストです。
これより
江戸幕末は、「胡蝶」、「龍馬がゆく」などでべますが、幕末から明治大正におけ司馬文学してくれる日本人、それが昭和平成にどのようにっているかという筋道関西大学名誉教授矢沢永一先生の「」をむという説書がよくしてくれています。

本気で・・・」ということは、たままに、いたままに、いつものように、ではなく、たものを、見直す。
いたものを、す。ということです。

で、でとは、自分えるということです。
つの物事本当いは、目的はどこにあるのかをえて仕事をするということです。

では、世界大国です。
しかし、
100年少には辺境にある「まことさな」でした。
明治時代人本気努力今日大国へのりました。

21世紀10て、世界も、きな変革期えようとしています。
時代わろうとしています。
本質か。
将来展望した「本気選択」をめられます。
明治時代人の「本気仕事」にび、えましょう。

諸君期待します。
諸君未来21世紀をしっかりえられることを祈念します。
健康きと社会巣立ってください。

 

平成24316

                                    平成医療学園 宝塚医療大学 副学長

                                                                西條一止


3月17日 準備して 参加する 授業

PB230146.JPG

以下
文章は、45宝塚医療大学での新入生するオリエンテーションの資料です。

      準備して 参加する 授業

                                副学長 西條一止

 新入生諸君入学おめでとうございます。

  今日から、諸君人生において重要意味舞台いたのです。

 どうしたらこのチャンスを十分かし、社会期待えられるでしょうか。

 その第一番大切なことが「準備をして参加する授業」です。

  これはなんの写真かりますね。

  富士山写真ですね。

 ややから富士山ています。この写真はどこからったものでしょう。羽田発関西空港行きの飛行機から撮影しています。りました。

 1124、このは、朝起きるとすばらしい秋晴れでした。関西空港行きの飛行機富士山南側ることをっていました。今日富士山がよくえるぞとい、いつもより1時間羽田かいました。富士山えるよい確保するためです。行機先頭かって右側窓側席、しかも主翼ではだめなのです。上手確保きました。飛行機ちにカメラを準備し、つのをちます。飛行機んで5分後ほどで富士山がよくえるようになるのです。写真れました。この写真偶然撮たのではなく、準備をしてんでったものなのです。準備があってできたことなのです。しかし、天候偶然です。人生では大切ですが、準備があってがいきるのです。

 準備をして参加する授業」。予習というとたりのことにこえます。そこであえて準備をして参加」といいたいのです。

 めテキストをんでおくと理解しにくいところが明確になります。明確になるようにまなければなりません。文字っかけるだけではんだことになりません。

 めの準備こそがきな意味ちます。のある学問ける重要要素です。

 準備には時間必要です。必要時間確保するための努力必要です。

 しでもくの、活動必要時間確保するに大切なことは、1時間24しかありません、24時間をいかに有効活用するかの問題です。人間夜行性動物ではありません。昼間活動する昼行性動物です。24時間地球自転のリズムにたちの身体支配されています。そのリズムをさない生活たちの身体きさせます。

 たちの体内には、25時間リズムの時計があります。起床朝日びることで地球リズムにリセットされます。それを毎日繰します。体内時計がリセットされるというチャンスに身体色々きが調整されます。規則的起床するところにてのスタートがあります。に、午前0時〜3時間帯りを可能にします。ど時間帯てもじではないのです。

 準備して参加する学生生活」の基本は、としてのリズムをかした規則的生活による、身体機能がいつもフル回転できる状態維持にあります。

 いよいよたなスタートです。新入生諸君かしい大学生活創造する決意し、健闘期待します。

 授業は、教員学生協働作業

 授業教員種々準備をします。しかし学生にも理解しようという準備必要です。

 学生こうという態度教員によい講義をさせます。

  よい授業は、教員学生とのよい協働作業成立します。

 宝塚医療大学でよい授業りましょう。

 よい授業は、たちにとても大切さなびです。

  さなびが、たちを元気にします。

3月10日 日々の小さな喜びの意味

ちょっとした嬉しいこと、治療が上手くいった、原稿が書けた、学生が質問に来た、嬉しい便りが届いた、かみさんの嬉しそうな電話などなどです。
こんなちょっとした嬉しいことが私の心に大きな影響を与えます。
何かウキウキし嬉しくなります。
やる気がわいてきて計画を練りたくなります。

私は家内からB型人間、ゴーイング・マイウエイといわれます。
かなり精神的には自立していると、なんとなく思っていました。
しかし、実際には種々の事ごとに気持ちが影響を受けることを気付きました。
快適に仕事をするには、心を嬉しくしてくれるようないろいろなことが大きな関わりを持ちます。
周囲に心優しくあることが、心を嬉しくしてくれる出会いを多くしてくれることでしょうか。

3月3日 技術を学ぶ 

今週、月曜日にNHK総合でプロフェッショナルの放映がありました。
飛騨高山の成瀬正さんというパン職人が主役でした。
お客さん:ここはパンの聖地です。

日本を代表する孤高のシェフ。
パンとの飽くなき戦いの日々。

毎日、常に不満足。
不満足こそが極上を生む。

パンの生地を作る。
生地を発酵、熟成させる。
これらの出来具合を手の感触、香りでその状態を見極めるのがいのち。
そこに満足はない。
毎日、徹底してこだわる。

すごい気迫で完璧を追求している。

鍼灸の治療に対するあり方と共通するところが大きい。
すごい真剣さです。
すごい本気です。

生涯の仕事として技術を追い求めるものに強い励みを与えてくれます。
3月1日の真夜中に再放送がありました。

家にいても学べるチャンスが誰にでも与えられています。
一生学びです。

2月25日 お通夜

お通夜に行きました。
現職の時にいろいろな仕事を一緒にした思い出の多い方でした。
奥様が数年前に他界されました。
ご本人とは昨年の夏にお会いしたのが最後でした。

人生の途上で思いがけず他界する場合はともかくとして、私も73歳になってみると社会とのお別れの仕方のようなことが頭の片隅にあるのです。
今回も特にそんなことを強く思いながらお通夜の時間を過ごしました。
奥様とも親しかったので奥様が存命であれば、故人へのお別れの気持ちを伝える対象が明確なのですが、お子様達にはほとんど面識がないので何か故人への思いの接点が見つけにくく、どんな葬儀の仕方がよいのだろうかとの思いを持ちました。

ご逝去の方を知ったときからの思いでしたので、早めに出かけ共に過ごしたあたりを1時間ほど散策しながら思い出していました。
何かでも満たされないものが残ります。
それが喪失感といえばそうでしょう。

私は、73歳になりもはや人生の途上ではなく、最後を見通せるような処におりますので、自分の幕引きは、自分で企画、演出して皆様とお別れした方がいいなと思いました。
社会とのお別れのセレモニーは、葬儀とは別のものにして葬儀は家族がしてくれればよいというのが、私の思いです。
最後の交流をしたいなという思いを持つ人々と経済的負担をできるだけ抑え、記念品などなく、ちょっとしたおつまみと飲み物で、語り合える楽しい時間を共有できる機会を、お別れの場としたいと考えています。

数年後にはそんな計画をお伝えすることができればよいなと考えています。

2月18 自然軽快、自然治癒とは何か、「健康寿命への生活学」 

1週間経過し98%軽快です。
先週まであった飛行機に乗ったときの症状も今週はなくなりました。
痛いなということを思い出させることが時々というのが2%です。
日常生活は全く問題なしです。
結局、
1.5ヶ月でした。
今回、治療的に用いたのはバッファリンだけです。
マッケンジー法を主として痛いときに用い、痛みを発生することは徹底して避けるという生活をしました。

自然軽快するということは、危険な状態に対する生活のあり方により大きく差が起きてくることを経験しました。
まさに生活習慣が大きな決め手になっています。
あらゆる病気は生活習慣病として始まるとも考えられます。
また、生活の仕方で発症しないまま過ぎてゆくケースも大いに可能だということです。

治療以前の問題として「健康寿命への生活学」が求められています。

2月11日 腰部椎間板ヘルニア初期症状95%回復

ようやく日常生活にほとんど不自由がなくなりました。
5%残っているというのは、飛行機に
1時間座っていると立ち上がってしばらく症状が出るのです。
腰を反らす運動をすると回復します。

今回は、特別な原因らしきことが思い当たらないままに起こりました。
身体の方に発症し易い状態ができたものと思います。
局所に炎症症状があったことがバファリンが効いた理由かと思います。
そのような状態は温熱も含めて物理的刺激は効果がありませんでした。
筋緊張が高く血液循環が悪くなっている状態は、物理的刺激がよく効きます。

5%残っているということは、危険な状態にあるということです。
しかし、マイナスになることを極力避けるようによい姿勢を保持する生活をしていると、症状は改善してきます。でも危険と隣り合わせの処に居るんです。
1ヶ月でほぼ回復しました。
身体を良い状態においてやる。
身体は改善の方向に向いてくれます。
自然の力です。
生活習慣を良い状態に維持することの大切さです。

腰部に炎症症状があるからといって寝ていなければならないというわけではありません。
むしろ、全身的には適度な活動こそが大切です。
しかし、痛みのある局所は安静を保持してやる。
それは痛みの起きる動きをしないことです。
痛みが起きないような動きを工夫して身体は活動させることです。
またよい勉強をしました。
自分で体験してみることこそ文字上のレベルではなく、本当のことを理解させてくれます。
体験はまさに神様の贈り物です。

2月4日 杖の効用 

この3週間ほど、腰部椎間板ヘルニア初期症状に悩みました。ようやく80%程回復しました。

左股関節の伸筋群に痛みが出て、左足を先に出して階段を上れなくなりました。
下りは左足を先に出してでないと下りられないのです。
通常のように足を交互に出して上り下りが出来ないのです。
時間が倍以上かかります。
でも右足を先に出して上がれば上がれるのです。
階段が不便なのでなるべく階段を避けるルートを見つけるなど工夫をすれば、時間はかかるけれども生活は出来るのです。
出来ないことが何でどうすれば出来るかを確認できれば、何とか生活が出来ます。
身体についての知識を持つことの重要さを感じました。

1月24日(火)は、関東地方は銀世界の朝を迎えました。
私は羽田
9時の飛行機を予約していましたのでつくばの家を朝、6時には出かけなければならなかったのです。
道路は凍結しており車が使えません。
駅まで歩いて
40分、凍結した道をいささか不自由な脚で歩かなければなりません。
今日はお休みとしたいところですが、飛行機のチケットは早割で購入しているために変更できません。

筑波山の藤蔓で作った「杖」を何年か前に買って持っていました。
軽くてとても良い杖です。
この杖がとても役立ちました。
駅の階段も上手に使うと歩きやすいのです。

私は若いときに理学療法士の勉強をしましたので杖の使い方もよく承知しています。
杖もやはり使い方です。
どう使ったら身体への負担がを軽減できるかです。

身体を動かす仕組み、サポートの仕方など、高齢者向けの講座が必要だなと痛感しました。
知識により自分の身体を無理せずに活動の幅を広げられます。

1月28日 分かち合う心

先週の日曜日からNHK総合テレビで「人間とは何か」というシリーズの放送が始まりました。
1回の22日は、ホモサピエンスが20万年前にアフリカに誕生するところから始まりました。
そしてどのようにして他の動物には見られない、「他と分かち合う心」を獲得できたのかを推論しました。
分かち合う心が、人間として生きながらえることを可能にしたとしていました。
すばらしい番組です。
どうして
NHKは自由に録画させないようにしてしまったのでしょう。
より多くの人に見てもらうことにこそ意味があると思います。
NHKは受信料で運営されています。
明日、
29日が第2回目です。
219日、26日が第3回、4回です。
多くの人々が見られることをお勧めしたいですね。

 

1月21日 鍼の届かないところを刺激し効果

鍼は、腔というところ:頭蓋腔、胸腔、腹腔、関節腔、などなどには刺鍼出来ないもしくはしません。
この鍼のしにくいところは神経反射などのメカニズムで刺激しています。
この腔に対して、直接刺激する方法があります。振動刺激です。

サウンドヒーリング協会(理事長:喜田敬一郎。電話:03-3341-6796)が音楽の波による振動を振動刺激として用いる装置を作っておられます。
この振動刺激がおもしろいのです。
腔に安全に衛生的に刺激できるということです。

肩甲下筋に肩甲棘窩から刺激できます。
鍼は刺せませんが振動刺激は伝導します。
肩甲下筋の緊張が緩みます。

便秘は、女性に多い症状です。左の大巨によく刺鍼します。
下行結腸に直接刺鍼したいけれども腹腔内には刺鍼しないわけです。
振動刺激は大丈夫です。

鍼にサウンド刺激を併用することで、新しい安全で衛生的な治療体系をつくることが出来ます。

1月14日 司馬遼太郎「坂の上の雲」を読む、という書名の本を




関西大学名誉教授 矢沢永一著 幻冬舎
 

司馬遼太郎先生の「坂の上の雲」がNHKテレビで3年がかりで放送されました。

実は、私は教員になって以来、長編小説を読まないようにしてきました。
一定の時間、頭を占領されたくない。という思いからでした。
短い時間の空白は気分転換によいのですが、長編の小説となると数日は占拠されます。
それは困るという思いでした。

最後から2回目の放送の時でしたでしょうか。
戦艦三笠で船員が入浴しているシーンがありました。
ナレーションで身体を清潔にし、消毒した戦闘着を着て海戦に臨むとあり、それは兵員の戦闘による外傷の化膿を予防しようという策であるとのことでした。
日露戦争での日本海軍はそこまでしていたのかと感心しました。
まことに本気です。
そこで原作ではどのように書いてあるのであろうかと興味がわき、早速本屋さんで求めました。
文春文庫では、
8巻(最終刊)にその場面がありました。
原作では衣服だけではなく、艦内をくまなく消毒するとありました。
戦艦が砲弾を受け破壊されるとその破片での外傷が多いので艦内も消毒とのことでした。
そこまで準備を整えた海軍をつくっていました。
「まことに小さな国が、開花期をむかえようとしている。」という明治時代人は大変な力を振り絞って國造りをしていたという思いが強烈です。
大変な本気です。

「坂の上の雲は」明治20年代、30年代ですが、明治27年日清戦争、明治37年日露戦争程度の知識しかない私には、明治からの日本の歴史を学ぶテキストです。
これより先の江戸、幕末は、「胡蝶の夢」、「龍馬がゆく」で学べますが、幕末から明治、大正における司馬文学が示してくれる日本人の生き方、考え方、それが昭和に平成にどのように関わっているかという生き方の筋道を矢沢永一先生の解説書が整理され示してくれています。

「坂の上の雲」と共に司馬遼太郎「坂の上の雲」を読むに親しまれることをお勧めします。



なおついでに内田 樹著、「日本辺境論」つないで読むと日本人に対する理解が高まります。

12月24日 明治時代人の気質:「坂の上の雲」に感謝

3年がかりの大河ドラマ「坂の上の雲」の最終年でした。25日の日曜日に最終回を迎えます。

まことに小さな国が、開花期をむかえようとしている。
司馬遼太郎著の「坂の上の雲」の書き出しです。
近代日本が立ち上がろうとしているときの歴史です。

「やがて彼らは日露戦争というとほうもない大仕事に無我夢中でくびをつっこんでゆく。・・・楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、前をのみ見つめながらあるく。のぼってゆく坂の上の青い天にもし一だの白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。」
明治時代人の真っ直ぐな、本気での生き方が示されました。
まさにたてまえのみで、本気で仕事をしない今日の世相です。
原発事故も本気で仕事をしていなかった様子が次々と明らかにされます。

18日の放送で、三笠で海戦がが始まるというときに,乗組員が入浴している場面がありました。
消毒した戦争着を着るとマレーションしていました。
兵員の怪我による化膿を予防しようという処置とのことです。
そこまで本気で仕事をしていたのかと感服しました。
司馬遼太郎さんの原作ではどのようになっているのかを早速調べました。
戦闘服の消毒のみでなく、館内を消毒して海戦に臨んだとされていました。
司馬遼太郎さんは資料を丹念に当たられて作品をつくられるので有名です。
明治時代人の真っ直ぐな気概に脱帽です。学ばなければなりません。

1231日、17日をお休みにいたします。
1年間お付き合いいただきありがとうございました。
よいお年をお迎えください

12月17日 雑草という名の植物はない

誤解だらけの生態系「自然はそんなにヤワじゃない」花里孝幸著、新潮選書。



著者は動物プランクトンを中心にして湖の生態系を研究しておられる方です。
普段目にし易い生態系とは違った、目に触れにくい部分から生態系を見せてくれます。
ものの見方を変えてくれます。

原点に立ち戻って考えるチャンスをくれます。 

12月10日 橋本 武:伝説の灘校国語教師

「灘校・伝説の国語授業」、宝島社。橋本 武著。



昨年、小学館から出版された「奇跡の教室」という本が、灘校での橋本先生の国語授業を紹介し評判になりました。

「灘校・伝説の国語授業」の帯には、灘校を無名の滑り止め校から東大合格日本一に押し上げた「奇跡の授業が体験できる本」と書かれています。

橋本先生が、「銀の匙」という文庫本を中1から中3の3年間をかけてスローリーディンがされた。
授業の時に生徒に配られた資料を「銀の匙研究ノート」といわれていますが、それを本にして紹介しておられるのです。
まさに奇跡の授業を体験できるという思いです。
すばらしい内容です。橋本先生は、この授業をする思いを、

 1 寄り道をする。

  2 追体験をする。

  3 徹底して調べる。

  4 自分で考える。

とまとめておられます。

「銀の匙」という中勘助著、の夏目漱石が絶賛されたという名著を1冊読むことで、国語力を、学ぶ意欲を見事に開花させました。
「注入ではなく抽出する」という、まさに自ら学ぼうとする力を育てました。
本書を読んで国語が好きになるよねと思いました。
1年の初めには国語が好きが5%だったそうですが、3年の終わりには95%が国語が好きになっていたとのことです。

この豊かな内容の寄り道をするには、大変な努力が求められます。
本気で取り組まれておられる教師の鏡を拝見する思いです。

20091012日のNHKテレビ、「ザ・コーチ」でも紹介されました。

橋本先生は、現在99歳でお元気なのだそうです。

12月3日 清潔感あふれる治療室

宝怦纓テ大学附属治療院を開設して6ヶ月経過しました。
週の患者数は
30から40名というところにあります。
教員
6名、研修員3名ですが、水曜日だけは全員おりますが他の曜日は2名程度です。

全員で教育機関の治療院として望ましいあり方を検討してきています。
全員がそれぞれ意見を出し合ってというところが大事なところです。

私にとって治療院を作るのは筑波技術短期大学、新宿鍼灸柔整専門学校そして宝怦纓テ大学と三つ目になりますが、今回おもしろい経験をしております。

日本伝統医療科学大学院大学の関係者が3名参加していますが、この内の1人、菊池講師はとても几帳面な性格をしているようです。
治療室のあり方等について細々と提案してくれます。
その結果の一つが「清潔感あふれる治療室」です。

PB250001.JPG

写真のようにタオルのたたみ方も統一されています。
スリッパの置き場所、脱衣篭の位置などきちんと指示されています。

PB250002.JPG

相談するときには、そんな細かいことはと思いました。
私などはおおざっぱな方なので、えーと思いながら話をしておりましたが、実際にやってみると、ルーチンワークとなって治療室が整然とし清潔感にあふれました。
オープンキャンパスへの参加者にも気づいてもらい治療室の売り物の一つになりました。
兎角、売るのは鍼治療効果と思いがちですが、この清潔感の大切さに気づきました。
多様な人柄が生かされる環境は発展できますね。
各人がやる気が沸いてくるのだと思います

11月26日 運動の組み合わせ

1 動く仕組みとしての深層背筋の運動

2 代謝を高め健康体をつくるためのスロートレイニング

3 ウオーキングなど生活活動としての運動(有酸素運動)

 1の運動は10分以内で出来る。これは毎朝行う。時に休んでも全く問題はない。

 2の運動はやはり10分間以内に行う。しかも週に2回である。

  3の運動は、2の運動との関係が重要である。2の運動の後に3の運動という順序が3の運動効果を大きくする。

 しかし、問題は2の運動は下半身の疲労感をつくることである。その疲労感が生活を邪魔しないようなところで行う必要がある。朝、行うと午前中下半身がだるかったりし、生活意欲が低下する。生活への妨げを最小限に出来る場面を工夫する必要がある。その後で行う3の運動は効果が大きくなるので是非組み込んで行う。

 以上3週にわたって書いた運動が一般の人たちが健康で過ごすに最も必要と私が考えるものである。

  スロートレーニングは、画期的な運動の方法である。しかし下肢筋の血流が悪い人たちにはお勧めではないというのは、全てによいものなどないのである。注意深く研究的に行う気持ちを育てることは、一生あらゆる場面で有益な力となることである。

11月19日 メタボリックシンドロームを改善する運動対応策

一般の人たちが健康のために出来る運動は、毎日1時間もなどは出来ない。
せいぜい、
10分か15分程度であろう。
日本の現代人の生活は、何かのための時間を確保するために睡眠時間を削っているのが現状である。
快適な生活を確保するために必要な運動を最小限どれだけ行えばよいかを考えるのは大切なことである。
先週のものは第一番に求められるものを考えたものである。

今週は、次に求められるものとして、2番目で良いというわけではないが、ここまでは必要なものとしての運動である。

 「スロートレーニング」

筋を太らせ代謝機能を高める。特に脂肪を燃焼しやすくする。
メタボリックシンドローム対応策に最適。ゆっくりとした骨格筋の持続的収縮と停止しない運動。

生活に最も重要な関わりを持つ抗重力筋をスロートレーニングで鍛える。そのためにスクワット運動を行う。

1 運動の仕方

膝と股関節をゆっくり曲げて重心を下げ、止めずにゆっくり伸ばす。
真っ直ぐに立ってはいけない。
立つ少し手前で大腿部などの筋が緩まないところで
2回目の運動に移る。
この間、動きを停止しない。
1回の運動を10秒程度で行う。

重心を下げてゆくときに息を吸う。上げてゆくときに息を吐く。

5〜10回行う。辛いなと思ってからもう一回。
 

 

上記を3セット行う。セット間の休みは、1分間程度を標準とする。

 

1週間に2回行う。

2 重要なこと

@ 継続することが最も重要。

A 無理をしないこと。 

B 下半身の疲労感がおきる。入浴等で改善を促す。

C 下肢の筋肉の血流が悪く、痙攣などを起こし易い人たちには、痙攣を起こし易くする恐れがある。行わない方がよい。理由は筋の持続的収縮をさせることで筋血流を悪くしようとしているからである。通常の場合には血流不足により脳を刺激し筋の修復機能を高め、代謝の亢進、筋を太らせるなどの好ましい反応を誘発する。

3 効果

@ スロートレーニングを行うと、交感神経機能が高まりアドレナリン、成長ホルモンが分泌され代謝の高い状態がつくられ脂肪の燃焼もし易くなる。この効果は運動の最初の段階から現れ、数時間から数日継続するという結果も出ている。 

A 3ヶ月程で筋肉が太る効果が現れる。

B 持続的筋収縮により、骨格筋を虚血状態で運動させることが、骨格筋に大変な負荷がかかっていると脳に思わせ成長ホルモンの分泌が高まり代謝機能が亢進する。このメカニズムがメタボリックシンドロームの改善に効果を発揮する。1セットの運動の間、筋の持続的収縮を維持することこそが重要である。

C 重心をある程度下げたところで停止しておいても筋の持続的収縮を維持できるが、このときの問題点は、一箇所にとどめることで関節及び周辺組織の特定の部位に負荷がかかり傷害が起きる危険があるためである。 

11月12日 健康管理に一番大切な運動

101日の「解っていること」と「実際にすること」で、自分の健康のことを書きました。
今日は私が実際に行っている体操を書きます。
疲労回復の「深層背筋」のストレッチ体操を中心としています。 

T 朝目覚めて布団から起き上がる前に行う運動

掛け布団を脇に外して

  @ 足首、足指を動かす。10回ほど。

 A 膝、股関節を曲げて膝を抱える。注意:腰を曲げない。10回ほど。

  B 膝を曲げて、外に倒す。10回ほど。

 C うつ伏せになり、両手を胸の脇に置き、腕を伸ばして上半身を上げる。注意:下腹を上げない。腰を反らす。5〜7秒ほど。5回ほど。 


U 一番、動かしたいところの運動:脊柱の周りの筋群{深層背筋}


U
-1 深層背筋のストレッチ運動


 〇 ストレッチ体操は、体の外側に近い方から、長い筋肉から動かす。

 最初に長い筋肉をストレッチするために、全体を大きく動かす運動をする。


 1 両足を肩幅に開いて立ち、膝を曲げずに腰から背中全体をゆっくり曲げて頭を両足の間に入れるようにしっかり曲げる。曲げたところで1,2,3と数える。

 2 体の側屈をする。伸ばす側の上肢を挙げて大きく動かす。1,2,3と数える。

  3 体を回旋し、屈曲する。いっぱいに回旋してから回旋の方向に屈曲する。1,2,3と数える。


 この後で背骨を部位に分けて動かす。


 〇 脊柱を動かす部位を6部位に分けて動かす。

  1 頭と頸の境 2 頸全体 3 胸の上半分 4 胸の下半分

  5 腰        6 腰と骨盤の境

   3,4の運動は曲げる方向の反対側の上肢を上に伸ばして(通常の側屈の運動の仕方)行う。


 〇 運動の方向

  1 前に曲げる 2 斜め前方に曲げる(左右)  3 横に曲げる(左右)

   6部位同じに行う。

   1,2の運動は反対方向にも行う。


 〇
  運動の仕方

  いっぱいに曲げて、そこで力を入れたまま123と数える。(3秒間)。


 〇
  回す運動

  1 頭と頸全体 2 胸全体 3 腰全体 

    右に、左に3回ずつ回す。できるだけ大きく動かす。 


V Uの運動に続けて行いたい運動


V
-1 筋群の協調性を高める運動


  1 頸と上肢

      頸を左に向けるときには、左上肢を真っ直ぐに外側に伸ばす。右上肢は、肩関節は左と同様に90度外転するが、肘関節は90度屈曲して上方を向く。頸と腕を同時に動かすことが重要である。

  2 腰と上肢、下肢

     腰の回転をよくする運動である。

   両足を肩幅よりちょっと広めに開いて立つ。

   腰を左に回すときは、両足のつま先を左方向に向けておく。左膝は曲げてはいけない。真っ直ぐに伸ばして突っ張る。右膝は曲げる。この時上肢は、左上肢は肘鉄砲をするように後ろに強く引く。右上肢は身体の回転の方向に強く伸ばす。

   同時に行うことが重要である。    


V
-2 大腰筋を伸ばす運動

 両足を肩幅に開いて立ち、両手をお尻に当てて前方に押し股関節を伸ばす。

 この時に膝を曲げてはいけない。腰を反らしてはいけない。膝も腰も伸ばしたまま力を向いて骨盤を前に押し出す。腰を反らすと大腰筋は伸びない。 

W  ラジオ体操

 ラジオ体操は、深層背筋を動かす運動として通常に行って最も望ましい運動です。

11月5日 アップル、「スティーブ・ジョブズ」氏

コンピューターのアップル社の創立者、アップル社、発展の原動力であった「スティーブ・ジョブズ」氏が105日に死去されました。
50代半ばです。
その死を悼む声が世界中にあふれています。

 「スティーブ・ジョブズ」氏に関する書物が書店に何種類も縦積みされて販売されています。
経歴を読むと
25歳で億万長者になっています。
30歳で自身が創立した会社を追放されます。
しかし、アップル社は業績が伸び悩み破産しそうな処に復帰し、見事に会社を再建します。

アメリカン・ドリームそのものです。
しかし、どうして「スティーブ・ジョブズ」氏が、社会を変えるような偉業ができたのか。
コンピュータについて、社会が求めたいと考えるであろうことを懸命に、賢明に大きな夢として掲げ、それを追い求め続けられたところにあるようです。
人々が求めるもの、物事の本質を捉えてしっかり見てのものすごいパワーによる努力が見られます。
 

10月29日 「バカ」になることによる社会貢献があるか ?

バカになることでの社会貢献という変なタイトルで書こうとしています。

皆、一生懸命に、どうしたら自分の力を発揮して、少しでも発展的に生きられるかと考えています。
しかし、一方で「船頭多くして船進まず」、船頭一人に任せておけ、他の人は黙っている方がよいといいます。

幕末の長州藩主は「よきに計らえ」といって、自らは「判断を示さなかった」ことが、多くの志士を育て、明治維新に貢献したともいわれます。

社会生活をする生き物がつくる社会は、会社は、学校は、皆、集団としての機能を持ちます。
集団の構成員には、役割があります。
集団の各人が役割を守ることで集団としての秩序が保てます。
それぞれの状況の中で役割を知ること、役割を演ずることが、時に「バカになる」ことを求められることがあるのかと思います。

 「集団の秩序」を維持するために「バカを演ずる」ことでの貢献もありそうです。
その時は力を抜いていいのですね。
必要とされるときのために充電するチャンスでもあるかもしれません。

いつでも張り切り続けることはない。
必要なときに張り切る力を準備している。
錆ついてはいけない。
「バカを演ずる」ことと「錆ついて機能低下する」ことは全く異なることです。
と考えると気持ちが楽になり、生き易くなるのではと思います。
「泣き言」が少なくなるかもしれません。

10月22日 秋を見る

秋です。

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夜は虫の声が楽しめます。
私の住むつくばでは、鈴虫というわけにはいきませんが、主としてコオロギでしょうか。
しかし、とても元気よく鳴いています。

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地面に元気のよい草があり、2,3メートルの高さの落葉樹があるところが、一番元気よく鳴くようです。

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コオロギの声も澄んだ声でなかなかのものです。

10月15日 寝たきりにならない  

   
宮田重樹著
   すばる舎

    「死ぬまで

       寝たきりにならない

                                     体をつくる」 

         平均寿命83歳−健康寿命76歳=7年 

        この 7年 を介護なしで過ごすには 

          生活活動能力

             掃除や洗濯、買い物や調理、

         食事や入浴、歩行や排泄。 

           国民の4人に一人は、高齢者

           高齢者の6人に一人は、生活に助けが必要

            要介護認定 12%

              要支援認定も加えると 16% 

    「歳だから」とあきらめないで、できるところから 

        「寝たきり」になるかどうかは、3つのポイント

       1 肉体の錆びつき

       2 精神の錆びつき

       3 ガン、心臓病、脳卒中など、

           生活習慣病の予防 

         「寝たきり」状態にしてしまう原因 上位3つ

       第1位 脳卒中       36.7%

       第2位 老衰         13.6

       第3位 骨折・転倒   11.7% 

       しかし、上記の原因は、直接の原因ではなく、

    直接の原因は、これらの病気や怪我が

     きっかけとなって引き起こされ廃用症候群である。

    廃用症候群は、

          私たちの体の中で動かさなかった部分が、

          結果として動かなくなってしまう症状 

        体の中の「動かしていない部分」から錆ついていく 

     体が弱るのは、年をとったからではなく、 

                       自分の体を使っていない期間が長いから弱る 

        筋肉を使わないと   その部分の筋力が衰える。

        関節を動かさないと  錆ついて、関節の動きが悪くなる。

        動くのをやめると   心肺機能が衰える。 

        頭を使わないと    ボケ始める。 

介護状態に陥る確率は、自分でチェック

        1 「片足立ち」で、運動器の総合力を

           危険度の目安:

               各年代の平均

      64歳以下    50秒以上

      6569歳    40秒台

           7074歳    30秒台

      7579歳    20秒台

      8084歳    10秒台

      85歳以上     5秒台

        どの年代でも、15秒以下で運動器に問題あり、

    「運動器不安定症」と判断される。

        5秒以下の場合、、転倒の危険性が大きいといえる。 

    2 介護生活に近づいているかどうかの「ロコモ・チェック」

         〇 2kgの買い物袋を、素手で持ち帰るのが困難

     〇  家の中で、少し思いものを持ったり、動かしたりする家事ができない

     〇  家の中で頻繁に躓いたり滑ったりする

     〇  15分間続けて歩けない

     〇  青信号の間に横断歩道を渡れない

     〇  階段を上がるのに手すりが必要

     〇 片足立ちで靴下を履けない  

          一つでも当てはまると

      「ロコモティブ・シンドローム」(運動器症候群)と判定 

        3 精神面の若さがわかる「認知症リスクチェック」

         〇 1日や1週間の計画が自発的に立てられない

     〇  歩行、手の動きなどの動作が遅く、もたもたしている、反応が遅い

     〇  同じことを繰り返し話したり、尋ねたりする(買い物では、不要なものや       同じものをいくつも買ってくる)

     〇  喜怒哀楽が乏しい。あるいは無表情、無感動の傾向がある

     〇  ぼんやりしていることが多い

     〇  生きがいを感じない

     〇  根気が続かず、何でも面倒くさい

     〇  発想が乏しく、考えや行動が画一的(ワンパターン)である

     〇  仕事をてきぱきと片付けられない

     〇  相手の意見を聞こうとしない

          当てはまる項目が、

            4項目以上で赤信号

            3項目で黄信号

            2項目以下なら問題なし 

        4 生活習慣の適否は「メタボ・チェック」で

          「メタボ」(メタボリック・シンドローム)とは、

          内臓脂肪の蓄積があり、さらに高血糖、脂質異常症、高血圧の3つのうち2つ          以上の疾患を持っている状態をいう。

            「メタボ」ではない人と比べると

            寝たきり状態や介護生活につながる心臓病や脳卒中を発症する危険性が30     倍以上になるといわれる。 

           内臓脂肪のチェックは。腹囲を測る。

             男性:85cm

       女性:90cm

            以上で内臓脂肪の蓄積が示唆される。 

「縮み思考」をやめて精神の若さを保つ 

          ラクをするための言い訳、「もう歳だから」を封印する 

          消極的な姿勢は、認知症(ボケ)にまでつながる

          積極的な姿勢は、寝たきりや認知症の予防にも効果大 

   「精神の若さ」を維持する3つの習慣

        1 「新しいこと」への取り組みをノルマにする

        2 口グセを変えれば、性格も変わる

     3 脳への重樹が断トツに多い「人対人のコミュニケーション」    

               あなたの人生に新しい登場人物を出演させる 

   「安全第一」の介護ライフこそが危険

        1 何でもやってもらうのは、寝たきりへの最短コース

     2 リスク回避の「運動不足」が、高齢者を弱らせる

        3 自分の人生の舵取りを他人に任せてはだめ 

   高齢者によくある「4つの不安」

     精神的な前向きさを手に入れるには:不安の正体を見抜く

        1 転倒不安

          痛み予測

        3 老化不安

     4 うつ状態  

   不安には自分で気付くしかない

        度を越えた不安は、百害あって一利なし 

   「深呼吸」がストレスを消滅させ、心肺機能を強化する

        いつでもできて効果は抜群

        心肺機能が低下すると「感動する」能力も低下する 

高齢者の大敵「転倒」を制す

    ちょっとした生活の工夫で、ほとんどの転倒は未然に防げる 

        転倒の主な危険因子

           〇 筋力の低下とバランス障害

      〇  靴と靴下の不具合

      〇  家庭内の様々な危険因子

         滑りやすいマットやカーペット、雑然としたコード類、

         浴室や洗面所のぬれたタイル、暗すぎる照明、通路の段差、など

      〇  転倒を引き起こしやすい病気 

     身体上の原因は「筋力低下」と「バランス障害」

       3つの簡単チェックで、自分の身体の状態を確認する

          1 手伸ばしチェック(ファンクショナル・リーチ)

            両足を肩幅に広げ、拳を握って片腕を90度前方に突き出す。そのまま足を     動かさずに腕を最大限伸ばした距離を測る。

        危険度の目安:

          各年齢での目標数値

            年齢     男性         女性

            30歳     47.5cm   41.5

            40歳     41.5      37

            50         38     32.5

            60         33      28

            70歳     28.5       23.5

            75歳     26          21.5

            80歳     23.5    19

          どの年代でも、15cm未満は転倒の危険性が大きいので要注意 

          2 行き帰りチェック(タイムドアップ&ゴーテスト)

            椅子から立ち上がって3m歩き、そこで180度方向転換をして元の席に戻るまでの時間を測定。

        危険度の目安:

          どの年代でも、11秒以上かかる場合は問題ありとされる。 

  運動訓練方法と食事の部分が抜けています。 

10月8日 キンモクセイの香り

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冷やっとした朝の空気に(夜明けの散歩が復活しています)キンモクセイの香りが漂い、秋という思いをいっぱいにしてくれます。
充実の秋を迎える準備が出来たろうかなどと思いつつ、明け方の空を眺め背筋を伸ばして歩きます。

 「死ぬまで、寝たきりにならない、体を作る」、整形外科医師、宮田重樹先生の本を見つけました。
とても便利な本です。
来週、ダイジェストします。

10月1日  「解ってる」ことと「実際にする」こと:苦い思い

73歳にもなり、多くのことを経験し、健康管理することを専門にしています。
であるのに自分のことができないことがあるという話です。

6月、オープンキャンパスが始まってから、土、日に出勤することが多くなりました。
週に関西へ2往復します。
1往復に10時間かかります。
2往復すると
20時間です。
気がついたら散歩しなくなりました。
朝起きて仕事をすることが難しくなりました。
読書をしていて年号などを読み返すことが多くなりました。
文字は読んでいるけれども頭に入っていないということです。
こんな状態が続き、
1時間もしゃべると咳き込むようになりました。
医師に相談をして咳に、半夏厚朴湯をいただき服用しました。
薬はそれなりに効くようです。

朝食の後、ちょっと横になりたくなるのです。
やっぱり歳のせいか、歳はとっているんだと思い、仕事を見直さなければならないかななどとも思いました。

背中が重いのです。まさに深層背筋の疲労症状です。
考えてみると随分深層背筋のストレッチをしていないなと気づきました。

時間に追われると体操とか、散歩とかの健康維持に大切な役割をしていることを、十分に知っているのに、ついついサボってしまうのですね。
自分でできること、自分でしなければならないこと、でもしんどいから、自分でやるにはかなりの気力が必要なのです。
薬を飲んでとつい楽なことを思ってしまいます。

 一年発起し、自ら心、身体の錆を取り除く決意をし、あさの体操、ストレッチ、散歩を再開しました。
効果はてきめんです。
何でも解っているのに生活に追われて、つい大事なことを疎かにしてしまうのです。
大変なときこそ生活の基本的なことを疎かにしてはいけないのですが、それをするには支える気力が必要です。
しかし、疲れているときは身体も疲れていますが、心が疲れ気力が衰えるのですね。
気力を奮い立たせる何かの仕組みをつくることですね。

疲れていても気力を奮い立たせる何かの仕組みをつくって意識的に行う。

「泣き言」の良薬「ポンペ」もそんな仕組みです。

9月24日 「泣き言」への良薬「ポンペ・ファン・メールデルフォールト」

吉良枝郎(きらしろう)著、「日本の西洋医学の生い立ち」、築地書館。2000315日初版。

書名の通り、日本の現代医学が明治の時にドイツ医学を導入してスタートするまでの南蛮医学、紅毛医学、オランダ医学、ドイツ医学という道のりを簡潔に述べられている貴重な書である。


江戸時代の鎖国政策で、長崎の出島を窓口にオランダ商館医によりオランダの西洋医学が長年伝えられていた。

「ポンペ・ファン・メールデルフォールト」は、1857年に来日し、日本の医師に5年間の本格的なカリキュラムで西洋医学の教育を初めて行った。
ポンペは、オランダ語の通訳はいても、専門用語が会話が通じない中で大変な努力をしてただ一人で教育に当たっている。
 

宝塚医療大学のような医療系の新設大学は、種々の問題を抱え、日々困難の連続である。
失意に陥ることも再々である。
西洋医学の生い立ちを読み、新しい時代を開拓することの大変さ、先人たちの努力、ポンペの超人的な医学に取り組む崇高な精神などに触れ、ややもすると落胆しがちな気持ちに、大きな力を、励ましをいただきました。

私たちが当面している問題などで泣き言を言ってはいけないという強い思いをしました。
そうです。
恥ずかしながら頭の中で、泣き言をいっぱい言っているわけです。

9月17日 ピンチはチャンス

ピンチはチャンスといわれます。まさにそれを体験しました。

宝塚医療大学附属治療院は,61日に開院しました。
種々の問題を整備する中でのバスタオル、患者治療着の洗濯についてご紹介します。

患者治療着の洗濯代が、450円という見積もりだったようです。
経理は自分たちで洗うようにという反応をしました。
担当がコインランドリーに持参し洗濯をしました。しかし、いかにも大変です。
何とかならないのかと考えました。
治療代が
2500円ですから、450円という洗濯代はいかにも高いです。

治療着の洗濯とバスタオルの洗濯とを切り離して、解決しようと試みました。
バスタオルは
1枚、50円なのです。
バスタオルを洗濯屋さんに出し、治療着については、男性は使わない、女性には「あなた個人使用の治療着をお貸しします」として、治療着をお貸しし自宅で洗濯して持参していただくという対応をすることにしました。
この検討会議をしている中で、治療着の洗濯が
200円でできるという見積もりが出てきているということが分かりました。
そこで私は、担当者に「治療着の洗濯、のりなし、アイロンなし、ビニールにパックする」で、
100円で交渉してくれるように指示しました。
できたのです。
100円が実現しました。
治療着:
100円。バスタオル:50円で、洗濯が決着しました。

450円だめという経理の対応がなければそのままであったと思います。
高すぎるという対応で、新たな取り組みが開始され時間はかかりましたが、とても望ましい形で解決しました

9月10日 かみさんの存在

828日(日)にかみさんは、3月からロンドンに住むようになった娘家族と同行してイギリスのガーデンを見に出かけました。
私はいつものように地方に講演の約束があり、同居している長男家族に見送りを頼んでという始末です。
かみさんは初めてパスポートを持ったのです。
私が同行しなければならないところですが、それもかなわずなので、せめて成田に見送りはしなければ、それもかなわず。というわけです。

4月からは、週の半分以上を大阪のホテルで過ごし、特段不足なく過ごしていますが、どうも、いる人がいるはずの場所にいるということが問題のようです。
別段相談しなければならないことがあるわけではないが、家にいないということが空虚感を感じさせます。

自分が何処にいるかはあまり問題ではないようです。
居る人が居るべき処に居る。
それが大事なことのようです。
小学生の頃を思い出しました。
学校から帰っての第一声が、「カーチャンは・・・」でした。
そんなことがわたしたちの気持ちを支え、安定させる大切なことです。
そこに存在していることが、他の存在を可能にし円滑にしている。

そこに存在していることが、誰かの存在にとって大切な意味を持つことを、私たちは大切にしなければならないことを忘れてはいけないのですね。

ロンドン、ちょっと携帯電話でもないし、やはり地球の裏側は遠いのですね。

社会の生活の中でいやなことがあっても、そこにいることを期待してくれている人も居るわけです。

9月3日 実りの秋のスタート、明るい光がほしい

実りの秋のスタートです。
真夏の節電の山を何とか越え、ほっと一息をしました。
明るい日本がスタートしてほしいと誰しもが期待しています。
もう見たくない菅さんの顔という思いで、民主党代表選挙をを見ていました。
今日の民主党の政権交代を可能にした基礎をつくったのは小沢さんの功績は大きいところです。
脱小沢、小沢外しから民主党の混迷が始まりました。
誰が次の党首なのだろうと固唾を飲み5人の立候補者の演説を聴きました。
この演説を聴いて態度を決めるという議員も多くおられたようです。

野田佳彦候補の演説は聞き応えがありました。
党が一丸となって、排除の論理は用いない。
私はドジョウです。金魚にはなれません。
しかし、泥臭くても地道に、国民のために一身を投げ打ち努力します。
という主張は、心に伝わりました。
野田候補の基礎票は、50票前後といわれていました。
102票でした。
多くの議員が演説を聴き賛同して投票しました。
私は、野田候補が望ましいと考えていたわけではありません。
しかし演説を聴いて望ましいと思いました。
いろいろな思惑でなく、演説を聴いて選ばれた民主党代表だったと思います。

多くの国民の声を聞き、地道に、確実に政治をしてくれるのではないでしょうか。
ドジョウ泥に潜っても辛抱します、よいではないですか。
国民はそれを期待しています。
明るい光の兆しが見えたように思います。
政治家になるなら、しっかり演説をし、聴衆を説得する力を持たなければなりません。
そして実践です。

8月27日 1938年、リーゼ・マイトナー

8月は、我が国にとって特別な月である。
特に、今年の8月は福島原発事故を体験した年として、原発について考えなければならない。
8月最後の土曜の一言である。

1938年に「リーゼ・マイトナー」という女性の原子物理学者が理論的に「核分裂」を証明しました。
ユダヤ人女性でした。
そして1945年に原子爆弾がつくられ広島、長崎に投下され第二次世界大戦が終結しました。
その後、地球上で戦争は繰り返されていますが原子爆弾は用いられていません。
戦争といえども原子爆弾は用いてはならないという人々の思いが何とか守られています。

原子爆弾は、核分裂が爆発的に起きる現象です。

核分裂の起き方を自由に制御する技術を開発し、核分裂の平和利用が可能になりました。

1947年にはアメリカ海軍が潜水艦用動力として原子力の検討を開始します。
1955年に潜水艦ノーチラス号のエンジンとして完成します。

アメリカでは1957年、1961年と発電用原子炉が完成し、本格的な商業発電を開始します。

日本の原発の第一号は、1966年7月25日に東海発電所が(現在閉鎖)運転を開始しました。
現在、全国に原子炉54基が稼働中です。 

原子力発電は、原子の核分裂を制御して用いています。
クリーンなエネルギーとして1960年代以降、世界中で用いられています。
原発は安心、安全なエネルギーとされてきましたが、しかし、1979年3月28日、アメリカ、スリーマイル島原発が、冷却材を喪失し、炉心溶融(メルトダウン)を起こし、安全神話は崩れました。
1986年4月26日、チェルノブイリ(当時はソ連のウクライナ共和国)原発が暴走を始め大爆発を起こしました。
そして2011年3月11日、福島第1原発事故です。 

核分裂を制御する技術はあるけれども、人間は間違いを犯す生き物である。
というところからは、安全神話などあり得ないのです。
核分裂の力は余りに大きく、自然災害と比較はできない深刻な被害です。
原爆を用いてはならないと同様に、生き物生存のために踏み込んではならないエネルギー領域だったのです。
安全神話などをつくった研究者、学者の責任は重大です。

8月20日 排便スタイルの納得

「汚れた腸が病気をつくる」バーナード・ジェンセン著、月村澄江訳の本があります。


大腸における宿便が問題だという内容です。
そしてそれをどのように解決するかということを書いてあります。
この中に「トイレについて」というところを紹介します。

「胃腸専門医は、トイレでの排便中に横行結腸とその周辺器官に圧迫されて生じた痔など肛門や直腸の障害を治療することが多い。
私は便座式トイレこそ、文明社会における発明品の中で、もっともよくないものだと思います。
インデアンは直腸のトラブルとは無縁だし、痔に悩むものなどいなかった。
それはなぜか? しゃがんで排便したからである。
フランス、イタリア、日本、南米へ行くと、床に穴が開いているだけのトイレに出くわすことがよくあり、しゃがまないと用が足せない。
これが人間本来の正常な排泄の姿勢で、体内の器官すべてが正しい位置に保たれる形です。
排泄の時この姿勢をとるよう習慣づければ、直腸から静脈が突出することもない筈です」とあります。
つまり便座では腰を曲げてお腹を屈曲させてしまう。
和式便器でしゃがむと股関節を屈曲して腰部は真っ直ぐな姿勢が保たれるというわけです。
なるほどと思いました。

洋式トイレの便座は、腹圧を高めようとすると腰を曲げて上体を前に倒すといいます。
確かにその通りです。
いきんで腹圧を高めようとすると前屈みになります。
この腰を曲げる姿勢は大腸を屈曲させて便の通過を悪くするといわれるのです。
いわれてみればその通りです。
早速それを意識して上体を前に倒さないようにして排便することにしました。

私は、毎朝、食後に2回排便していました。
食後に1度排便し、2,30分後にもう一度、排便していたのです。
上体を前に倒さない排便姿勢にしてから2度目の排便が無くなりました。
上体を屈曲して押さえていた便が2,30分後に2度目の排便となっていたものと思います。

8月13日 明日は73歳

明日は73歳になります。
社会で働かせていただいております。
私が関われることでの仕事上の成果について常に考えます。
誰がやっても大差はないとは思っていないと言うことです。
鍼治療にしても、物理的に同じ治療をしたとしても、偶然できたとしても、患者をどれだけその気にさせるかが医療効果には差を生じます。
患者の信頼感が高ければよい結果が出やすいのです。
学生の勉学などは患者よりももっと差が出やすいと思います。
学生が勉学活動をするわけですから、どれだけ高いモチベーションを引き出すかが決め手になります。
高校、大学、大学院と進む中で、学生自身の学ぼうとする力が果たす役割が大きくなります。
オープンキャンパスも大詰めです。
大学環境、施設設備、学生集団、教員、大学を選ぶために多くの要因があります。
しかし、最も大きな要因は、やはり教員ではないでしょうか。
それは人間が環境、物などに比べて最も大きな進歩変化する力、多様性を持っていると言うことだと思います、人との出会い、教員との出会いこそが大切な要因かと思います。
そうでなかったら、人が関わる教育機関ではないですよね。
長年教師をしてそのように思います。
したがって、オープンキャンパスは、教員と学生との出会いの場であるべきです。
教師は出会いを感じたとき、その学生が入学してくるのが心待ちなのです。 

8月6日 バスの運転が上手な運転手さん  

宝塚医療大学への通勤、通学拠点駅は、JRが、川西池田駅、阪急が川西能勢口駅です。
駅から3キロ弱あります。
駅から大学までは阪急バスが走っています。
大住宅街でこのバスしかないので地元の人たちにもよく利用されています。

私は1/3ほどはバスを利用します。
2/3ほどは歩いています。
条件の良いときにはできるだけ歩くようにしています。

先日バスに乗ったときにとても運転の上手な運転手さんでした。
がくんがくんと走ることに慣れっこになってそんなものかと思っていましたが、がくんとさせずに滑らかにスタートし、滑らかに止めるのです。
とても気持ちよく乗せてもらえます。
バスもこんなにも気持ちよく走らせられるんだと思い、思わず運転手さんにお上手ですねと感謝のことばを述べました。
やはり心がけと練習だと思います。
それぞれの持ち場を大切にして誠意を持った仕事ぶりがわたしたちの周りを住みやすく心地よいものにできるかと思いました。

各人の役割を大切に思い仕事をすることと、心の中でつぶやきました。 

7月30日 希望

7月の後半はすばらしいプレゼントをいただきました。

18日(海の日の休日)の早朝に(寝不足しても大丈夫という設定で)世界女子サッカーの決勝戦が日本の「なでしこジャパン」チームとアメリカチームとの間で行われました。
誰しもアメリカに勝てるとは本気では思わなかったのではないでしょうか。
それがこれ以上の台本は書けないような筋書きで、すごい粘りとすごいプレーの連続で優勝してしまいました。
最後の澤選手の同点ゴールは、何度見てもマジックのようでした。
ゴールキーパーの執念のすごさが、サッと上がった右脚の揺るぎもしない指先まで輝いていました。

感動、そして日本のチームという日本人として共有するものが、大きな希望をくれました。
私たちの身体のどこかに連なる喜びなのです。
その喜びが大きな希望になります。

24日(日曜日)の仙台でのプロ野球オールスター戦もとてもよい企画でした。
努力することのすばらしさとして、私自身も努力しようという心の高揚をもらいました。
私たちの代表が、こんなに一生懸命に素晴らしいプレイをしているということに、大きな励ましを多くの人たちがいただいたと思います。

辛い現実の中にあっても、「希望を持つ」ことは耐える力を、がんばりを生み出してくれます。
そして自らの希望を生み出そうとする思いを育ててくれます。

希望は単なる願いではありません。
自らの未来を切り開く道筋です。
希望を見いだせる限り私たちは力を失わないのです。
次々と苦難を克服する知恵を生み出そうとします。

7
月というファンタジックな月の最後の土曜日にこのような思いを書けることの幸せを感謝します。

7月23日 勉強の仕方

7月9日のNHK総合テレビ、サイエンスZEROの番組で「アルツハイマー病」の研究最前線が放送されました。
とても勉強になる内容でした。
以前は、このような番組を見てその内容を人にお話ができたような気がしていました。
しかし、近年はそれが難しくなったように感じています。
全く私自身の脳の働きの問題です。
皆それぞれにそれぞれのやり方があるのだと思いますが、現在の私の勉強法です。
番組内容を下記のようにまとめます。
特にキーワードはそうしないと頭に入りません。
この番組を見て「脳ドック」を受けてみようという気になりました。
7年ほど前に一度受けていますので、経過を観察できたらおもしろいかなと思ったわけです。

次に本屋さんに行き「アルツハイマー病」についてまとめている新しい本を探しました。
「認知症の正体」(2011年6月3日発行)というPHPサイエンス・ワールド新書を見つけました。


著者は科学ジャーナリストの飯島裕一、佐古泰司という先生方が書いておられます。
なかなか有益な便利な本です。

アルツハイマー病研究の最前線

 ーアミロイドβの謎を追うー

 見えてきたアルツハイマー病の正体

 認知症の56%がアルツハイマー病 

 APP(アミロイド前駆体タンパク質)、正常では酵素により二つに分解される。

      老化などにより、三つに分解されることが起きると三つの真ん中が、アミロイドβになる。

    アミロイドβが二つ以上凝集したものをアミロイドβオリゴマーという。

                                                   ↓                             
神経細胞内微小管のタウをはがす。

                                                    

                                              タウの凝集

                                                    

                                              神経細胞死

                                                    

                                    アルツハイマー病の発症

                       発症の10数年〜20年前からアミロイドβが蓄積を始めている。

  アミロイドβは、日中の活動状態で増加し、夜間に減少する。

  アミロイドβ蓄積部位は、脳の記憶、思考部位である。日中の休息状態の時にも前期の部位は活動している。 

 アミロイドβ除去のためのワクチン療法:研究の結果、進行を止められなかった。

                                        進行期の患者であった。

                                        この時期では進行を止められない。 

 アルツハイマー病治療薬

    今まで1種類

    今年新たに3種類

        アミロイドβに対する薬ではなく、神経細胞伝達機能改善。

                                        進行は止められない。 

  研究:

    1 APP分解酵素阻害剤

  2 凝集阻害薬

    3 分解促進薬

    

        ネプリライシン: 生体内アミロイドβを分解する物質。

        有酸素運動:ネプリライシンを増やす。

        野菜、果物中心の食事:ネプリライシンを増やす。肉、乳製品は活性酸素を増加させマイナス。 

       生活習慣病の予防が今のところ期待できること。 

7月16日 日本辺境論を読んで



普段、自然科学系の本ばかり読んでおり、関心の少ない領域でした。
しかし、本の帯に2010年、新書大賞と書いてあり、読んでみなければと思い手にしました。

日本の国は中華に対して辺境の地にあるというのです。
聖徳太子以来、一貫して辺境の地にある国として、文明、文化の中心は中国であり欧米であった。
常に文明、文化を巧みに吸収してきたが、物事の中心は外国にあるという捉え方、考え方になっている。

いつも重要なことは外国にあると考えると言います。
自分自身の頭で、目で物事の評価をしない。
外国の評価を重んじる。
日本論、日本人論です。

大変に種々のヒントを与えられ考えさせられる本です。
役立つ一書です。
是非この先生の講義を受けたいと思いました。

著者は内田 樹(たつる)、神戸女学院大学文学部総合文化学科教授です。

7月9日 菅総理は精神に異常を来しているのではないでしょうか

「人民の人民による人民のための政治」(リンカーン大統領の言葉)はどこに行ってしまったのでしょう。
菅さんのための政治・・・を、我が国の政治家はなぜ許しているのでしょう。
総理大臣は日本をどう動かすか、組織の長です。
何をするかを考える役目ではないのです。
もちろんそれも役目のうちではありますが、そのことについては専門家集団の知恵を活用できるわけです。
望ましいビジョンを具体的な活動に乗せる旗振り役こそ総理大臣の役割です。
現場の自治体が右往左往するようなことでは、組織を動かす長の役割を全く無視しています。

日本の国の組織を順調に活動させる仕組みを作ることこそが、今しなければならないことではないでしょうか。
組織を順調に動かすことの出来るリーダーを決めることが第一です。
ですよね。
全国民が注視している中でこんなドタバタをしているなど恥ずかしい限りです。
菅さんここまでやって、次の選挙で議員になれるのでしょうか。
選挙民はそれでも支持するのでしょうか。
辞任した松本大臣も県知事の皆さんに対して良識ある人の話し方でなかったですね。
私たちが選挙権を行使するとは何なのか、本当に考えてみなければなりません。
国会議員は、選挙民の代表なのです。
今の日本政治の状態を作ったのは選挙民です。
賢くならなければならないですね。
みんなで反省し、意思表示をすべきです。

7月2日 人の役に立つ喜びをかみしめる

人々のために役に立っているということを実感することは、わたしたちが生きる上でとても大切な力を与えてくれます。
頑張ろうという励ましをくれます。

鍼灸の治療力を高めることは、人の役に立つ喜びを具体的な形で日々に感じさせてくれます。

わたしたちの「身体が持つ仕組み」を主体とする治療は、主役は身体の仕組みなのです。
治療は支え役で主役ではないのです。
それが身体に優しい治療の原点です。
人々に対する治療として優れた点です。
鍼灸治療の良さを社会に啓蒙したいという思いは、また励ましをくれます。

治療は確信を持たないとだめです。
治療者が確信を持って治療に臨んでいると患者は安心できるので良い治療の場が整います。

自ら治療力を高める努力こそが日々に求められることです。

6月25日 看板を変えると状況が変わる、オープンキャンパスに変化

多くの高校生に鍼灸師という職業は遙かに遠い存在のようです。

それは、看護師、理学療法士のように保険診療機関に就職のポストがないということ、
日常生活の中で馴染みがない。などの理由でしょう。
ところが保健体育の教員免許状を取得して鍼灸師の資格もとなると状況が変わってくるようです。

保健体育の先生というのは、極めて身近な存在であり、スポーツという魅力も加わります。
生徒さんが目の前に登場してくれれば説得のチャンスも生まれます。

高校の保健体育の先生に鍼灸師の国家資格を持つ先生を作ろうというのは、日本の社会が抱えている、医療の問題、不登校の問題などの解決への提案でもあります。

保健体育の先生という看板は、高校生に鍼灸師への道を開く大きな扉を開くことになる可能性があります。 

6月18日 種々の訴えと快適に同居する

「一病息災」といいます。何か病気を持っている人は、用心深く生活されるところから逆に息災で過ごされるということです。
6月1日に宝塚医療大学附属治療院を開設しました。
初日は、
4名の患者さんが見えてくれました。

鍼灸治療が受け持つところは、訴えを治すよりも、訴えと快適に同居するところを見つけるというのが目標かもしれないな。という気持ちがします。
生活の中で生じてくる種々の身体の不具合は、不具合を生じさせる原因は生活の中にあります。
取り除くことが必ずしもうまくいかない場合が多くあります。

腰痛の鍼治療の目標を:立位バランス・歩行バランスを整えると私はしています。
そこに腰を痛くする基があるわけです。
その基を改善すればそこから生ずる不具合は自ずから解消するということです。

自然鍼灸学は、そのように考えます。
取り除く、排除するではなく、棲み分けをして快適に同居する仕組みを工夫するです。

6月11日 「人はなぜ眠れないのか」 



著者:岡田尊士。幻冬舎新書。今年の5月30日発行の本です。

著者は、精神科医として「不眠」の臨床、研究に長年従事されてこられた方です。
新書版ですから一般の人たちを対象に、眠れないという状態について解説されその対処法にも丁寧に書かれておられます。
日本人の5人に1人は不眠症ともいわれるそうです。
そんな病気というほどでない不眠を書いておられて、一般の方が読まれてとても理解しやすく役に立ちます。

鍼灸師が患者の治療をするときに「不眠」という訴えはとても多いですね。
治療効果も高い訴えです。
精神病としての不眠ではなく、半健康な人が当面する不眠を理解し、生活の中での適切な助言をしてあげる指導書として最適です。

生理学的な立場からの「快適睡眠のすすめ」岩波新書。


脳科学の立場からの最新研究書として「睡眠の科学」ブルーバックスを先頃、紹介しました。


沢山の研究者がおられ、沢山の有益な書物が出版されます。とてもありがたいことであり嬉しいことです。

私は、有益な、自分自身が嬉しくなる書物を読んで充実した時間を過ごさせてもらい、しかもそれを仕事に活用できるという、なんて幸せな仕組みなんだろうと感謝しています。

ここで紹介でき何人かの方々が読んでくださるかと思うとそれも嬉
しいことです。
私のようにそれが仕事という人は比較的読書の時間を見つけやすいわけですが、多くの人はどこで時間を見つけるかが最大の工夫点です。
しかしこれは設備投資です。
常に補給し循環させる設備投資が大切です。 

6月4日 仕事は目的を見据えて  

茨城空港と神戸空港の間をスカイマークの飛行機が毎日、一往復しています。
早割で購入すると片道運賃が、5800円なのです。
他の交通手段と比べて格段に安いのです。
4月から大学に出かける日時を決めやすくなりましたので、利用していました。
ところが、6月からフライトの時間が変わりました。
それはよいのですが、つくば〜茨城空港まで車で約1時間かかります。
連絡バスがあり1000円でした。

6月からフライトのダイヤ改正で連絡バスがなくなりました。
神戸行きの時間に対応のバスがなくなったのです。
自家用車、タクシーということになります。
これではいくら飛行機代が5800円でも利用する価値がなくなります。
飛行機に乗ることが目的ではなく、神戸に行くことが目的ですね。
茨城県は、肝いりで茨城空港を発展させようとしていますが、飛行機だけでなく、トータルした計画がつくられないと意味がないわけです。
しかし、そんな食い違いが世の中ではありますね。
縦割り社会とかいわれるようなところから生まれたりします。
仕事は目的を見据えて全体として計画しないと上手く行きませんね。

5月28日 「働かないアリに意義がある」 

びっくりするタイトルの本です。
イソップ物語でアリは働き者というイメージを誰しも持っています。

3週間ほど前に朝日新聞にこの本の広告が載りました。早速読みました。
集団生活をする中で、個体ごとに活動する時の刺激受容閾値が異なっており、不測の事態が生じたときに、普段仕事をしない個体が、仕事に参加し、不測の事態を乗り切って行くと書いています。
そのようにして種々の事態を乗り切っているというのです。

核家族化し、独居老人が多くなり、孤独死などが問題になります。
大災害などでは、自衛隊さん、多くのボランティア活動などの支援があります。
独居老人などは、日常生活のちょっとしたときの支援が得られる仕組みが必要です。
家族という単位が、ちょっとした支援を失いつつあるのです。

私は、週の半分以上を宝塚医療大学で過ごしています。
家内が一人になります。
4月から長男家族と同居することになりました。
長男夫婦と中3,中2の孫二人です。
つくばでの生活が賑やかになりました。
同居できる状況にあったことに感謝しています。
おかげで安心して私は仕事を継続できます。

地域社会で人手の余裕を持てる仕組みを考えなければならないと思います。
「働かない働きアリ」は、そんなことを考えさせてくれます。 

5月21日 「活動する力を止める力」への意識

「止める力」とは、何を述べようとしているかというと、わたしたちの「身体の動き、心の働き」皆、力を出して活動しています。
エネルギーを消費しています。

廊下を歩く、階段を下りるなど、足を運ぶときに床に足が接するところで、そっと床に触れる「止める力」が働きます。
この止める力がほどよく働いていると「ほどよい足音」になります。
力が働かないと「ドンドンドン」になります。
しっかり止めたら忍者のごとく「足音が消えます」。
足音が消えるのは、夜間の病室とか極力雑音を控えたいところを除いては、ちょっと不自然です。
ほどよい程度に調節します。
その足音は「心地よい」ものになります。
駅の階段やエスカレーターでのサンダルの「甲高い音」、「止める力」が働けば違ってくるはずです。
互いに心地よい環境をつくるにわたしたちが発する力は、その場に応じて「ほどよく止める力」が、心遣いとして求められます。
言葉もいい放すのではなく、「止める言葉」が必要です。

鍼灸の治療で、刺鍼をします。状況に応じて「鍼を止める」のです。
優しい鍼はそこから生まれます。
「活動する力を止める力」は、あらゆるところに働かなければなりません。
生き物どうしが心地よく住む間合いをつくるのは「活動する力を止める力」の働きです。

5月14日 行楽とは別のGWのもう一つの意味

GWも終わりました。
長年教育という仕事に携わり感じてきたことは、新入生がGWを過ぎると落ち着いてくるのです。
大学生としての生活に慣れてくるのでしょうか。

入学期という大きな変化の中で2週間ほど、新しい沢山の情報の中で過ごし、そして訪れる数日の休日が、身体に種々の情報を整理し新しい態勢をつくる余裕を与えてくれるのでしょう。

4月に始まる新年度は日本中のことです。新入生だけではなく、それぞれの環境の中で、新年度を迎えておられます。
それぞれに変化の程度は異なりますが、皆、変化を受け止めています。
昨日からの続きではなく、新たな年度の始まりという変化を「心と身体」が受け止め、新しい態勢とつくる時間的、環境的余裕を与える役割をしていると思います。

さあ、新たなスタートです。種々の困難な状況の中にいます。
しかし前を向いて力強く歩み始めましょう。

5月8日  「脳は最も複雑でデリケートな器官」:遺伝子医療革命より5月8日 「脳は最も複雑でデリケートな器官」:遺伝子医療革命より

感動した1節です。
脳には500億から1000億のニューロンがある。
100兆のシナプスを介して信号のやりとりをしている。

そんな器官を30億文字のDNA指示書に綴られた2万個のヒト遺伝子がつくっている。
実に驚くべきことである。
脳は、この2万個の遺伝子のほとんどを発現させている。
生涯「オフ」のままという遺伝子はほとんどない。
脳の各部位で遺伝子がデリケートに発現することは、最近になってやっと知られるようになったばかりだ。
脳の構造の信じがたい複雑さは、遺伝子がしかるべき時にオンになり、オフになるという優雅なダンスのようなタイミングのリズムに乗って組み立てられている。

この複雑さをさらに複雑にしているのは、脳の遺伝子の多くが、一つの蛋白質のみをつくっているのではなく、多数の蛋白質をつくり出していることだ(選択的スプライシング)。
遺伝子一つで3万8000種類の蛋白質をつくっているものまである。

脳の発達はゲノムだけで決まるものではない。
身体のあらゆる器官のうち、環境との相互作用が最も大きく影響するのは脳だ。
乳幼児期に外からの刺激を受けることは正常な脳の発達には不可欠で、それが神経結合を促したり壊したりする。
成人してからも、新しいことを学ぶとニューロン結合に変化が起こる。
これらの結合は病気や薬で途絶させられることもある。

脳のとてつもなく複雑な構造と、その背景にある個人の遺伝子バリエーションの交錯、それを一掃するほどの環境の影響を考えると二人の人間の脳がー一卵性双生児どうしでさえー違っているのはなんの不思議もない。 

4月30日 遺伝子医療革命(ゲノム科学がわたしたちを変える):遺伝子医療革命において求められる鍼灸

「遺伝子医療革命」という書籍がNHK出版から出ました。
著者はフランシス・S・コリンズというゲノム研究の第一線の研究者です。

序章 もう、知らないではすまされない。

1章 未来はとっくにはじまっている。

2章 遺伝子のエラーがあなたに出るとき。

3章 あなたの秘密を知るときがきた。

4章 癌はパーソナルな病気である。

5章 人種と遺伝子。

6章 感染症と遺伝子。

7章 脳と遺伝子

8章 老化と遺伝子

9章 あなたの遺伝子にふさわしい薬をふさわしい量で。

10章 一人ひとりが主薬の未来へ。

ヒトゲノム研究の第一線で活躍してきた著者が、物語風に上記の内容で書いています。
まさに、序章のタイトルのように「もう、知らないではすまされない」時です。

3章の1節です。

「発見の洪水」

その後「よくある病気」の遺伝子リスク因子の報告はぽつりぽつりと出てきてはいたものの、転機を迎えたのは2007年だ。この年には堰を切ったようにどっと報告が出てきて、本書執筆中もその洪水は続いている。糖尿病や心臓病、癌、ぜんそく、脳卒中、肥満、高血圧、そして心房細動や胆石まで、関連する遺伝子リスク因子が目もくらむような勢いで見つかってきて、生物医学分野の一流紙の誌面を埋めている。毎月毎月、新しい関連性、驚くような関連性が発表され、すぐにほかの研究者グループによって再現性が確認された。ほとんど全ての遺伝子が「よくある病気」に関連していたのは、驚きだった。

また別の驚きもあった。病気のリスクに関係する遺伝子のバリアントのほとんどにとって、問題は、その欠陥が蛋白質をゆがめるということではなく、その遺伝子が正しいタイミングで正しい量だけ「オン」になるか「オフ」になるかだということがわかったのだ。と記述している。

これはとても重要なことを意味している。多くの病気に遺伝子が関わっているけれども、決定的な遺伝子構造そのものではなく、「オン」、「オフ」という機能的な部分での関わりであるということである。

このことは生体の内部環境に影響を与える環境因子の関わりが大きいことを示している。生活習慣への対策こそが基本であることである。今日の研究が多く分子生物領域に傾いているが、遺伝子リスク因子が関わるという病気も対症療法ではなく、身体の仕組みのメンテナンスこそが求められているということである。

遺伝子医療革命において鍼灸など身体の調子を整える療法こそが求められるものであることが明確にされる。

4月23日 日本社会の変革、福島第一原発、放射能汚染、レベル7

 この放射能汚染は私たちの生活にどのように影響するのでしょう。
現在すでに避難生活をしておられる人たち、その周辺で50キロ圏内、100キロ圏内まで避難というようなことになるのでしょうか。
これは大変なことです。

いよいよ日本社会の真価が問われます。電力問題、原発問題と本気で対面します。
電力問題は、国民一人一人が本気で考え、対処しなければなりません。
個人の生活という単位ではなく、社会という単位でものを考えなければなりません。
現在の社会の中で私たちがどう生きなければならないかを考えなければならないことが求められます。
これは大変なことですが、本気になって周囲を見つめる。
日本の社会を見つめる。政治を見つめる。何が本物かを見つめる。
建前ではなく、本気で責任を持つとは何かを考える。
単なるブームではなく、本気で日本社会のことを、私たちの社会を考えなければならない機会が来ます。
これは、東日本大震災という大きな災害という代償を払っての機会です。本
物にしなければなりません。
政府だけではなく国民一人一人が問われています。
本気になりましょう。

4月16日 風評被害

今回の大震災に沢山の人々からの支援が義援金であったり、ボランティア活動であったり、世界の多くの国々、各地から、続々と支援の手がさしのべられていることが連日テレビ、新聞で報じられます。
日本の国、地方自治体はもちろん全力を挙げて対応しています。

しかし被災された人たちの生活は大変です。

善意の手が沢山さしのべられる一方で、風評被害という言葉が、テレビで盛んに伝えられるようになりました。
今回の福島第一原発による放射線災害によるものです。

地震も津波も火災も水害も一般的な災害は、見たり、聞いたり、感じたりできます。恐ろしさを実感できます。
しかし、放射線は私たちの感覚器では感じられないのです。
恐ろしさが分からないという恐ろしさがあります。

震災後、外国の人たちが多く帰国されました。治安のよくない国にはとどまりたくない。

農産物、海産物に対する放射線汚染として商品化できない。
これは災害ですから国が保障の手をのべなければなりません。
国の基準に照らして汚染されていないと判断されるものも危険かもしれないとして流通ルートに乗れない。
価格破壊を起こしてしまう。これは人災ではないでしょうか。
生産者に大きな打撃を与えます。倒産させます。食品は需要と供給のバランスで商売が成立します。
生産者も消費者もバランスの一端を担っています。風評被害は消費者がバランス義務の放棄をしています。
そんなことをいっても不安なものは食べられない。というでしょう。
日本人として、日本政府が決めたことに従わないことは、国の仕組みを崩します。
天災による災害をさらに人災により大きくします。東日本大震災に支援しようという動きと矛盾します。

風評被害を克服するには、自分に及ぶかもしれない危害を避けようという気持ちを、起きるかもしれない危害があっても、みんなと共に分かち合うしかない。
と考えるしかないのではないでしょうか。
地震の後、ペットボトルの水がお店からたちまちなくなりました。
「分かち合う気持ち」、福島第一原発の放射線汚染をどう私たち一人一人が受け止めることができるかが問われています。

4月9日 再び、立ち上がる力

3月26日に「立ち上がる力」と書きました。
しかし、テレビ、
新聞等で伝えられる東北地方の惨状はあまりに凄まじく、全く言葉になりません。
その後頻繁に起きている余震は、つくばでもひどく、心身を披露させます。
さらに福島原発の放射能問題が私たちの頭上に重くのしかかります。
震災の影響、続く計画停電により、社会のあちこちに不況の影が見られます。
心が沈みます。
これではいけないと思ってもついつい下を向きそうになります。
これでは発展的に仕事はできないですね。
何とか立ち上がらなければなりません。
沢山の人がそんな気持ちでおられるのではないでしょうか。


体を動かすチャンスを多く作ることから始めましょう。
体が少し元気になると心が元気になれます。
ちょっと時間がかかっても、一つ一つ積み上げてゆく以外に立ち上がる道を切り開くことはできないのかもしれません。
人々が置かれている立場は様々です。

今回のような天災に会わなくても、人々は皆、
親しい人たちを失い、恩師を失う悲嘆から立ち上がってきました。
どのような困難に直面しても、その都度、私たちは立ち上がる力を得てきた命の連続の歴史があります。
体を動かし心に元気をあげましょう。 

4月2日 平成23年度の始まりにあたり

4月1日、今日、平成23年度が始まりました。

宝塚医療大学がスタートいたしました。
大学としては何度も流産しそうになり、種々の困難を背負い、大変な難産でようやく誕生しました。
生まれてみたら極めて厳しい環境条件の中に生まれました。
鍼灸学科は、定員60名のところ、入学者6名という状態です。
しかし、今日スタートしました。
多士済々の教員が赴任してきました。希望が生まれました。
動き出します。
第1期生6名ですが、宝塚医療大学鍼灸学科の特に、鍼灸の基礎実習の望ましい姿をつくります。

新しい扉が開かれました。
3月11日の震災の余波は計り知れないものがあります。
人々は立ち上がります。
私たちは立ち上がります。

私は、月曜日に宝塚医療大学に出向き、木曜日の夜につくばに帰り、土日は、東京で「東洋医療臨床技術大学校アカデミー」や、新宿鍼灸柔整専門学校の卒業生を中心とした勉強会「自然鍼灸臨床研究会」などの人たちとともに学びながらの23年度のスタートです。

宝塚医療大学は、内容はこれからです。
しかし、キャンパス環境はすばらしい自然に恵まれています。
お訪ねしてくれることを期待します。

3月26日 立ち上がる力

人類という種は、生きながらえてきました。
いかなる困難も乗り越えてきたから今日があるのだと思います。
私たちは力を尽くし、生き抜いて、そして個体は死にます。
個体の死が種の継続を支えているといわれます。
力の限り当面する困難と向き合い解決に向け努力する遺伝子が
私たちに与えられているように考えます。

3月19日 東日本大震災

311日午後、東日本大震災が起きました。
私は筑波技術大学から自宅に帰る途中でした。
歩道を歩いているときにとても強い揺れを感じました。
急ぎ家に帰ると本が散乱し、食料品の瓶が割れ大変な状況でした。
幸い家族も皆けがもなく無事でした。

岩手、宮城、福島の三県はすさまじい惨状です。
特に津波の被害が大きかったようですね。
自然の力の大きさ、凄さをまざまざと感じました。

私は、やっと後片付けが一段落し、電気、水道も回復してほっとしたところで、
東京電力の計画停電です。
結果として茨城県は災害地ということで外されましたが、
福島原発の事故の影響はかなり長く続きそうです。

東北地方の惨状を思い、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りします。
しかし、家を失い非難されておられる方々のご苦労は、
日々に強くなり大変な苦痛を感じられることになるのだと思いますが心が痛みます。
あの壊滅的な惨状をどのように復興できるのかと呆然とします。

3月12日 新しい本屋さん:200万部なるほど

大阪の梅田近くに、私が宿泊するホテルのすぐそばに「丸善&ジュンク堂」という大きな本屋さんができました。
地上7階地下1階でしょうか。
普段なれている本屋さんでは、その時の目的の本があるところに直行するわけです。
初めてなので全階を回ってみました。

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」という本が目にとまりました。
表紙の絵は、漫画チックな女子高生です。
このような雰囲気の本には、普段近づかないのですが、200万部という帯の文字がハッとさせました。
200万人以上もの人が読んでいるとは何のことだろうと思い買いました。
恥ずかしながらドラッカーも、「マネジメント」も知らなかったわけです。
経営のことについて書物を読むことはなかったわけです。
上記は小説です。
この小説を通じて「マネジメント」のすばらしさを推察しました。
社会で生きて行くに、仕事でも、仕事以外でも、経営を学ぶことは基礎学問なのだという思いをしました。
息子に聞いたら上記の小説を読んでいました。
その娘は中学2年生です、今、読んでいるそうです。
なるほど200万部かと思いました。

3月5日 社会化された技術を抱える社会

「社会化された技術を抱える社会」私たちの生活に、技術がどんどん進入してきます。
携帯電話などは、人体の機能に超超能力を与えたようなものです。
携帯電話は携帯するということで身体の一部になっています。
かって人間の身体ではできなかったことが、世界の何処とでも情報交換をできるなど、
想像もできないことが現実になっています。
特定の高額な機械があってではなく、誰でもが入手可能な道具でです。
それが社会化された技術です。
従来とは人間社会が変わります。
特に新しい技術が社会化されたとき、どのようなことが起きる可能性があるのかについて、
研究者、開発者、発明家は考えなければならないといわれます。
かって原子爆弾のように人類に大きなマイナスをする恐れの多いものは
作って良いのかどうかが大きな問題になります。
クローン技術が進歩してもクローン技術で人間を作っても良いかは問題なわけです。
科学技術の進歩とその新しい技術を社会化してよいかどうかは検討されなければなりません。

京都大学における入試でのネットでの問題は、そのようなことを投げかけています。

思いもよらないようなことが現実に起きてしまいます。

2月25日 4年制大学、鍼灸学科は学生募集に大苦戦です

4年制大学、鍼灸学科は学生募集に大苦戦です。
4年制大学における鍼灸学科は、10数校になります。
それらが学生募集に大苦戦しています。
4年制大学の鍼灸学科を潰してしまっては我が国における鍼灸はなくなるでしょう。
社会が大学教育として受け入れないということは、鍼灸師には大学教育を必要としないという意思表示です。
それで社会の期待に応える人材養成でしょうか。
自分自身の健康を相談しようとする人材を育てようとしていますでしょうか。

大学の鍼灸学科を潰してしまうことは、日本における鍼灸師の立場を極めて脆弱なものにします。

大学の鍼灸学科を社会が支持する機会を待っています。
大学入試は、高校にほとんどを依存しています。それ以外の所に広報できないのです。
しかし、高校生には鍼灸師への道は、病院に職場がないという状況で、看護師、理学療法士に比べ魅力がありません。

しかし、21世紀社会における日本人の健康管理として、身体の元から改善する鍼灸が求められています。

「何が求められていることか」を考えられるかです。
みんなが行こうとしているから、そちらにでは将来の展開は難しいのではないでしょう。

必ずあなたが納得のできる職業教育を提供します。
あなたの人生をかけられますか。
繰り返しのできない人生を託すことができるでしょうか。
託されることを期待して待っています。期待に応えます。
宝塚医療大学:鍼灸学科長 西條一止です。
私が責任を持ちます。

2月19日 古里の山に向かいていうことなし、古里の山はありがたきかな

私は、幼・少年時代は、妙高山(新潟県)を眺めながら育ちました。
20代30代は富士山に憧れ過ごしました。
40代から30数年、私の仕事部屋は筑波山を眺められます。
筑波山を朝、夕に眺めながら過ごしてきました。

筑波山は霊山です。信仰の山です。
山への信仰は太陽神などとともに自然信仰の典型かと思います。
私たちは神としての宗教を何かを求めているのだと思います。
古里の山に対する思いは、ごく自然な、自然の畏敬に対する思いとして生まれるものでしょうか。

何か心の頼りとするものがあることは人を強くするものと思います

多くの人の中にある自然信仰です。 

2月12日 梅の開花

我が家の庭に白梅と紅梅が一本ずつあります。
例年は白梅が2月1日に開花し、紅梅は3週間ほど遅れます。

ところが今シーズンは、白梅が12月下旬に開花しました。
12月28日に梅が随分つぼみが大きくなっているぞと思って枝の上を見上げると、開花していました。
一ヶ月も早くはびっくりです。今は満開です。
しかし紅梅の方は今のところ咲く気配はありません。
同じ庭に植えられていても、2本の梅の木は影響の受け方が全く違うのです。

白梅は刺激を受け開花を進めたけれども紅梅には刺激にならず開花
を早めてはいないようです。
生き物は同じ環境にいても反応の仕方は一律ではないのです。
一つ一つを丹念に観察するしかないようです。 

2月5日 合格を勝ち取る睡眠法:PHP新書


スリープクリニック院長、遠藤拓郎(医学博士)氏の著書です。

多くの受験生が最後の追い込みに入っている時期です。
風邪を引かないように調子を上げて受験に向かうことが重要です。

睡眠が90分の周期を持つところから、それぞれの心身の発達状況から、中・高受験生は、6時間。
大学・資格試験受験生は、4.5時間。を必要最低限睡眠時間としてお勧めです。

睡眠は第一周期、第二周期に深い睡眠が行われます。そこで寝てからの3時間が大きな意味を持ちます。
成長ホルモンが沢山分泌され成長、組織の修復などが起こります。
この本の大切なところは、この2周期までの3時間の睡眠をとる時間を指定しているところです。
午前3時までに第二周期までの睡眠をとることとしています。
午前3時頃には身体はサーカディアンリズムで目覚めの準備を始めるので深い眠りを受け入れにくくなるとしています。
12時前に就寝することです。

身体が置かれている1日のリズムの中で眠りにふさわしい時間があることです。
4.5時間はいつ寝ても良いわけではないのです。

身体の自然のリズムを知り、生きることが健康で生き生きした日々を可能にしてくれます。

1月29日 「死の科学」が教えてくれること

「死の科学」が教えてくれること、は、田沼靖一(たぬませいいち)著、「ヒトはどうして死ぬのか」ー死の遺伝子の謎ー、幻冬舎新書の第6章のタイトルです。

地球上に生命が誕生したのは、およそ38億年前。

DNAを遺伝情報として持つ始原生物が現れたのは、約35億年前。

その後、原核生物だけの時代は実に20億年も続いた。
原核生物は、遺伝子のセット(ゲノム)を一組だけ持つ「一倍体」の生物。
一倍体の生物は、同じ遺伝子をコピーしながら無限に増殖を繰り返し、“親”も“子”もなく絶えず殖えていく生き物。そこには、急激な環境変化などによる「事故死」が起こる以外、自ら死んでいくという「死」は存在しない。

DNAを収納しておく「核」を持つ「真核生物」が誕生したのは、いまからおよそ15億年前。

最初に出現した真核生物は一倍体でしたが、その中から「接合」によって一時的に二倍体になるものが現れてきた。・・・。約10億年前細胞が集合体をつくり一つの個体となる多細胞生物が生まれた。
このような多細胞真核生物が大型化し、人間のような高等動物にまで進化を遂げてきた。

二倍体細胞生物は、父親と母親から一組ずつ遺伝子のセットを受け継ぎ、二組のセットを持つ生き物。
二倍体細胞生物お誕生とは、地球上に初めて「オス」「メス」という「性」が現れたことを意味している。

生命進化の歴史を見ていくと、「死」という現象が現れるのはまさにこの時。
つまり、二倍体生物が誕生して「性」が現れたとき、同時に「死」が生まれたーーと言うことができる。
と論が進められます。

アポトーシス、アポビオーシスという「死」が二重に組み込まれていることで、確実に個体が死に、古い遺伝子をまるごと消去できるーーこの二重の死の機構が、次世代、その次の世代へと続く生命の連続性を担保しているのでしょう。

個体の死は「有利な突然変異を活かす」という観点からも、その必要性が見て取れます。

死を生命の進化、連続性のために意味を持つ仕組まれているものとしておられます。

学問の進歩はすばらしいことです。種々の問題を解決する視点を与えてくれます。

本書、是非お読みください。こだわりをなくし、さわやかな幸福感に満たしてくれます。

1月22日 北雲雀「きずき」の森

北雲雀「きずき」の森は、石切山(海抜283.7m)などの里山の森です。
このような山々がいくつか連なりその懐のような高台の広がりの住宅地に隣接して宝塚医療大学が出来ました。
11月の紅葉のシーズンは、連山紅葉しすばらしい眺めです。
田舎育ちで自然を友とする私にはこの上ない環境です。

北雲雀「きずき」の森はこの地域の里山です。
遊歩道が山の中に宝塚医療大学を取り囲むようにあります。

「きずき」は、里山の自然の変化を「気付き」、森の木々の「木好き」、里山、地域の「築き」の三つをコンセプトとして「きずき」の森としていると書いてあります。

雲雀というように動植物、自然豊かな地域です。

「大地に立ち自然と共にある」を生活信条とする私の仕事をする地域としては願ってもない自然環境です。

この地から「自然と共にある生活」のあり方を発信したいと思います。

1月15日 自然鍼灸学:科学的生活の知恵の有用さ

入浴:

・湯温42℃の入浴:刺激浴、長湯はのぼせる。
  風邪のときには、入浴しないで早く休みなさい。:生活の知恵、
   母親は通常そのようにいいます。

・湯温39〜40℃の入浴:治療浴、身体の治す力を高める。
  風邪のときには、ややぬるめの湯温で20分間ほどゆったり入浴する。
   風邪を早く回復させます。:身体の仕組みによる科学的生活の知恵。

こんな科学的生活の知恵を活用できる生活:私は鍼灸と関わって50年ほどになります。
しかし、私自身はほとんど鍼治療を受けていません。理由は上記の入浴です。

入浴は極めて日常的な健康法です。
しかし、湯温を変え入浴法を工夫すれば治療浴なのです。
身体の治す力を調整してくれるのです。

身体の仕組みを活用する治療とは、身体の仕組みの活用の仕方は、
原理さえ飲み込めば応用は様々に出来ます。

大切なのは身体の仕組みの理解です。
こんな学問を学んだら、自分自身の健康な人生を作れると思いませんか。
そんなママがパパが付いていたら子供は安心だと思いませんか。
そんな人が身近にいたら助かるなと思いませんか。

自然鍼灸学を学ぶことは豊かな人生のために確かな支えになると思いませんか。

自然鍼灸学を学び自らの人生と周囲の人たちの人生を豊かなものにしましょう。

1月8日 2011年への期待

昨年は寅年で私は年男でした。
昨年の最大課題であった宝塚医療大学が実現したということは願いが叶ったということでしょう。
今年への願いです。

社会で職業教育といえば、「ご飯が食べられる仕事」ということが前提です。
しかし、鍼灸の世界では、鍼灸の免許では飯は食べられないよと、鍼灸関係者が平然と言います。
そんなことで勉強しようという人たちを集められるでしょうか。
ご飯が食べられない免許:鍼灸、では、鍼灸学校はなくなります。
我が国における鍼灸の将来はないということです。
鍼灸はすばらしいものを持っています。
しかし、日本における鍼灸関係者が鍼灸では食えないというようなことを言う人がいるようでは将来はないです。 

「ご飯を食べられる鍼灸師教育」を実践できることに私の人生をかけます。
そのために私は努力します。
それが私が社会から受けた支援に対する恩返しです。
私の人生の最後の仕事です。

自分が「幸せだな」と思える時を持てることが大切です。

幸せだなはどのように感じられるのでしょうか。
これは各自の人生の目標とも関わります。日にちを変えて述べます。 

2011年元旦 2011年への期待:その「時」を生きるという発想

その「時」を生きる。
「生きる」ということを最も大切なことと考える発想です。
24時間で自転する地球で生きる私たちの24時間を「生きる」ことを最も大切にして過ごすことです。

通学、通勤は、学ぶところ、仕事をするところに到達することを意味します。
しかし、それは私たちが生きる24時間の中の一部であるということです。
通勤、通学は同時に生きる時間の一部であるということを発想の原点に置くことを:その「時」を生きると考えます。

学校で学ぶ、勤務のところで仕事をする、私たちの活動時間の大半を過ごすところです。
通学、通勤時間帯は、最も主要な活動時間のウオーミングアップ時間帯でもあります。
単にあるところへ到達する時間だけではないのです。

このような発想に立てば、通学、通勤時間の過ごし方、通学、通勤の望ましいあり方が整理されます。

筑波技術大学(私が勤務したときは筑波技術短期大学)は私の自宅から5kmほどあります。
ほとんどを遊歩道で歩けます。
歩き、自転車、バス、タクシーなどの選択肢があります。
私は多くを歩いて通勤しました。
遊歩道を歩きながら頭では既に勤務が始まっているのです。
身体は歩行という運動でウオームアップします。
歩きながら今日の仕事の段取りを考え8:30分に大学に着くともにパソコンに向かい先生方へのメッセージを書き9時前に渡します。
大学に着いたときには身体は温まりほんのり汗ばむ状態です。
そして1日に必要な活動量を確保しています。
ということです。
通勤がその場所に着くこと以外に、私の1日の生活のスタートでもあるわけです。
あらゆる時間は24時間を生きる時間の一部なのです。当たり前のことです。
しかし、今日、当たり前でなくなっています。
その時を生きるという発想で、物事を考えると多くのものが、違った捉え方が出来ます。
自分自身を主体的に積極的に生きる生活スタイルができます。

日本人の発想は、多くの調査で睡眠時間を削って時間を作り何かをしています。
睡眠時間は単に疲労回復ではなく、私たちが生きるにもっと大切な役割をしていることが脳科学の進歩が示しています。
睡眠時間を削ることは命を削ることなのです。
生きることを大切にする発想からは選択されない発想です。

12月25日 2010年に、皆様に感謝する

2010年最後の今日、なにを書かせていただこうかと考えていました。
やはり皆様に生かしていただいていることに感謝することがテーマだなと思いました。

72歳にしてあちこち新幹線で、飛行機で移動し仕事をさせていただきました。
それを学園に感謝し、このHP見ていただいた皆様に感謝しです。

数年前に日本伝統医療科学大学院大学を創設していただきながら、
私が未熟なままに思い半ばにしてせっかくの教育、研究の場をなくしました。
70歳近くにして今にして思えばなんて愚かなことをと反省しきりです。

2010年に私が育てていただいた鍼灸師教育の世界で、
もう一度、「ご飯を食べられる鍼灸師教育」という課題に挑戦するチャンスを
「宝塚医療大学創設」という形で実現してくれました。
これは感謝以外の何者でもないと感じています。
私が生かされ家族を支えてくれた人生の最後の課題、
社会への感謝の課題への挑戦の機会をいただきました。

「ご飯を食べられる鍼灸師教育」実現の課題に挑戦します。
具体的モデルを「宝塚医療大学」で示します。
そして我が国の社会に具体的な方法論を示します。
これが2010年の最後に示す私の決意です。
ただただ感謝です。

12月18日 日本の鍼灸師教育を救う道

「治療効果を体験させる鍼灸臨床実技実習」2009年8月1日に書きました。

物理療法は、その治療を受けて体験することで本当の理解がなされるといいます。
私もまさにその通りと考えています。

私は、30年近くも鍼灸の実技実習指導から遠ざかっていました。
昨年、今年と久しぶりに参加する機会があり、改めて考えさせられました。
臨床にもそれなりの体験をした現在の私が考える鍼の実技実習は、

1 鍼基礎実技実習:安全に、痛くなく、確実に刺鍼する技術を学ぶ。

2 鍼臨床基礎実技実習

2-1 鍼臨床基礎実技実習1 身体各部への安全な刺鍼法を学ぶ。

2-2 鍼臨床基礎実技実習2  治療技術の一つ一つをその治療法と効果を体験させる。

従来、治療法の効果を体験させるという部分が多くは行われていなかったと思います。

現在、そのようにやっておられる先生は立派だと思います。
臨床的な力量が高まってこないと発想できないことなのかなとも考えます。
文部科学省の学習指導要領に関わっていた頃の私には、まだその発想がなかった様に思います。
経験を積んだ臨床的に、研究的に、教育的に力量を高めた指導者が必要です。
それなりの環境がないと人は育たないものです。

3 鍼臨床実技実習 症状を持つ人達を実習対象にする臨床実習です。

平成7年から鍼灸の臨床実習施設が設置義務化されていますが、専門学校の多くでは極めて不十分な状態です。

2 鍼臨床基礎実技実習の段階までは、せめて充実したいものです。 

鍼実技実習は、上記で大丈夫です。

現在の鍼灸師教育に実践的な治療学がないことにお気付きでしょうか。
治療学の理論がないのです。
これは明治のときに鍼灸を西洋医学化した影響です。
治療学を作れなかったわけです。
その結果、局所治療が可能な「痛みを主訴とする運動器の症状」だけが、日本で鍼灸治療の対象になるということが起きました。
西洋医学を根拠とした鍼灸教育は、内科系訴えに対する治療学を用意できなかったのです。

私が述べている「自然鍼灸学」は、明治のときに用意できなかった内科系訴えに対する治療学、身体の機能を主体とする治療学です。
これが加えられて明治のときの「鍼灸教育の西洋医学化」が、体系が整うのです。
種々の症状に対する経験医術の真髄を生かした治療学が提供できるようになったのです。

以上を実践的に確実に教育すれば3年間で治療の出来る鍼灸師を教育することが可能です。
「ご飯を食べられる鍼灸師教育」です。経絡治療など古典的な鍼灸教育は、その上に乗せ、卒後教育も含めて育てます。

宝塚医療大学での鍼灸師教育は、3年までに上記の教育で「3 鍼臨床実技実習 症状を持つ人達を実習対象にする臨床実習」を行い、治療の出来る鍼灸師を育てます。
4年制の段階で、経絡治療、中医鍼灸などの古典医学体系による鍼灸へと導きます。
もちろんこれで古典医学体系による鍼灸による治療家としての教育が完成しません。
卒後教育につないで何年かかけて希望のものを身に付けるということです。
西洋医学による鍼灸治療を出来るところまでは確実に教育されています。

12月11日 自分の健康を守る、家族の・地域の人々の・国民の健康を守る、そして地域の生活を守る:母親鍼灸師集団  

このタイトルに答えを与えるために「未病を治する」という鍼灸による予防医療実践集団をつくりましょう。
その担い手は、母親が最適です。
母親鍼灸師集団を組織化することで家族の・地域の人々の・国民の健康を守る、新しい集団をつくりましょう。
それは新しい家庭作り、地域作りの核になります。
日本の地域を、健康作りを基本とした人々の新しい生き生きした連携を作ります。

母親鍼灸師は、自分の家庭を支えながらそれぞれの家庭事情にあった仕事スタイルを創造します。
そして地域の人々の健康を支えます、地域の生活を支えます。

家庭の主婦としての生活を守りながら集団で「未病を治する」という鍼灸の力で地域の人々の健康を支えます。
家庭生活を支えながら地域の人々の健康の支え手となります。

単なる職業人養成ではなく、家庭の主婦としての新しい人生設計です。

もちろん専門職業人としての道は作れます。
「未病を治する」という特長を生かすと新しい人生設計が浮かびます。

鍼灸師教育の大きな柱にしたいものです。

12月4日 当たり前のことを当たり前のようにする生活

「冷え」、「冷え性」について考える機会を得た。
冷えに悩む人は多い。
しかし、考えてみると、私たちは「恒温動物」として身体の温度を一定に保つ機能を持っている。
恒温動物でなければ、体温が下がれば冬眠する。恒温動物であるが故の冷えの悩みである。

動物として当たり前に動き、動物として当たり前に食べ、自然のリズムにしたがった生活をする。
当たり前な生活をすることで「冷え」は解決する。
今の社会は、当たり前な生活が失われつつある。
冷えに対して特別な対策をするのではなく、当たり前な生活とは、何であったのかを取り戻すことこそが大事なことである。

治療して治す以前に、当たり前な生活を取り戻すことである。
多くの不健康は、そのことで解決するだろう。
当たり前な生活をしても病気は起きる。
当たり前な生活をして、それを前提として、病気の治療である。
生活習慣病の考え方はそこにあるわけである。

「健康日本21」:1に運動、2に食事、きちんと禁煙、最後に薬。と厚労省は掲げている。  

11月27日 本の紹介

1 「考える血管」ー細胞の相互作用から見た新しい血管像ー
児玉龍彦・浜窪隆雄著、ブルーバックス。2007年



第1章 伸びる血管
第2章 躍動する血管
第3章 血管を彩る血球立ち
第4章 詰まる血管

2 「老いない体の作り方」 
鄭雄一著、ワック株式会社。2010年



第1章 先進国病・骨と軟骨の弱体化
第2章 「老いない体」とは何か
第3章 「老い」と「骨と軟骨」の関係
第4章 間違いだらけの健康常識
第5章 骨と軟骨を強くする実践編
3 「のばそう健康寿命」
辻一郎著、岩波アクティブ新書。2004年



第1章 健康な80歳代の生き方に学ぶ
第2章 健康寿命とは
第3章 病気を予防して、健康寿命をのばす
第4章 老化を遅らせて、健康寿命をのばす
第5章 貯めて、健康寿命をのばす
第6章 介護予防というチャレンジ
第7章 老いを愉しむ

11月20日 本物を見分ける

「本物か、偽物か」難しい言葉です。
ブランド品のようなものは、ものの善し悪しではなく、そのブランドであるかないかですから明快です。
しかしよいものであるか草でないかの本質を問う意味での本物はなかなか大変な言葉です。
治療に関する、健康に関する種々のものがあります。何々に効くなどのものです。
健康雑誌などで書かれているものなどです。見極めなければなりません。
見極めようとするものに関連する知識がなければ見極められないのは当然です。
専門領域については見極められないのは力不足です。

専門領域についてのことは見極められるようになりましょう。
見極められるには、細切れの知識をいかに沢山学んでも見極めは出来ません。
体系化した有機的に関連性を持った知識として学んだ知識が見極めを可能にします。 

マッケンジー法は本物です。

11月13日 マッケンジー法の原理とは

マッケンジー法の原理は、偶然の出会いが発見のチャンスになりました。
1956年のある日、マッケンジーさんのクリニックが混み合っていたそうです。
3週間前から通院している患者さんが来院しましたが、
ベットで休んでいてくださいといって、10分ほどしていってみると、
ベットが少し起こされた状態で、そこに患者はうつ伏せに腰を反らす格好で休んでいました。
マッケンジーさんはびっくりして、どうですかと尋ねると、
3週間のうちでは今が一番よいとのことでした。
椎間板傷害系の腰痛は、腰を反らさないというのが原則でした。
このことからマッケンジーさんの研究が始まりました。
そして椎間板が関係する腰痛は、腰を反らす運動を行うマッケンジー体操が完成することになります。

椎間円板の構造と機能をを考えると至極もっともなことです。合理的です。

世界のスタンダードになっています。日本が遅れています。
なぜこんなに日本が遅れたのでしょう。

マッケンジー法は患者さんが自分で出来るというすばらしい特徴を持っています。
自分自身で管理する。
日本人は人に頼ることが好きです。任せることが好きです。
医師に治療者に依存することが好きです。名人のような高度な技が好きです。
これらのことが日本で遅れた理由でしょうか。
しかし、生活習慣病は自己管理が基本です。
私たちはマッケンジー法を学び国民のために患者に貢献しなければなりません。

11月6日 マッケンジー法について

腰痛は最も多い訴えです。
腰痛の代表が腰椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板症(椎間板ヘルニアの初期状態)です。
全体の60%ともいわれます。

この腰痛に革命が起きています。
それがマッケンジー法です。
アメリカ、ヨーロッパなどでは20年前に起きたことです。
マッケンジー法が上記腰痛治療のスタンダードになりました。
日本は遅れたのです。

マッケンジー法の特徴は、

1 背骨を反らす運動を主体とするエクササイズです。

2 患者自身が行います。

3 身体の仕組みを主体としています。

これは本物です。
患者自身が行うという所に治療者としての名人芸など役割を主張できないというところが
人気がなかった、受け入れに時間がかかっている理由でしょうか。

生活習慣病は、良い生活習慣に対する患者の意識こそが大切です。
医療者が行うのではなく、患者自身が行うのです。
マッケンジー法は、脊柱に対する生活習慣病対策の考え方によく沿っています。

マッケンジー法のテキストです。

@ 自分で治せる腰痛改善マニュアル:ロビン・マッケンジー著、訳、銅冶英雄・岩貞吉寛。実業之日本社。1.300円。

マッケンジー法開発の著者の原著です。

A 腰痛治療革命:穴吹弘毅著。発売:メディアパル。


穴吹弘毅氏は整形外科医です。治療者向けに書かれており、整形外科観点からのデーターが豊富です。1.200円。

B 腰の激痛が消える!革命的療法!マッケンジー体操:石橋俊郎監修。宝島社。


石橋俊郎氏も整形外科医です。一般の人がマッケンジー法を実践するに良い本です。780円。

10月30日 危機こそチャンス

鍼灸専門学校、大学の鍼灸学科が学生募集に苦戦しています。
特に、大学鍼灸学科は、危機的な状況です。
このままの状況が続いたら早晩、潰れることになるでしょう。

そんな時、10月26日に文部科学省大学設置審議会で「宝塚医療大学」の設置認可がされました。
こんな危機的状況の中で、また何で渦中に飛び込むようなことをするのでしょう。
苦境に入るのは明らかでしょう。
しかし、危機であるときこそチャンスでもあります。
鍼灸教育の関係者は、困ったと思っているはずです。
本気で困ったと思っていないとしたらお先真っ暗です。
本気で困ったと思っているはずです。
改革のチャンスです。

鍼灸教育を改革することが日本の鍼灸を立ち直らせることです。

鍼灸教育の改革は、「ご飯を食べられる鍼灸師教育」です。
ご飯を食べられないのでは職業ではありません。
宝塚医療大学はこの鍼灸改革をするために誕生します。
それが渦中に飛び込む理由です。
宝塚医療大学のみが救われればよいのではないのです。
日本の鍼灸教育を「ご飯を食べられる鍼灸教育」に立て直すのです。

10月23日 半径2mの世界

半径2mの世界、最近老眼が進み、講義中に資料が見にくくなりました。
本が読みにくくなったのです。しょうがないので老眼鏡をかけます。
すると学生の方が見えないのです。何度もメガネを掛け替えて授業をすることになります。
先日、旅先で老眼鏡を紛失しました。忘れてきたのだと思います。
古い老眼鏡を出して使ってみると教室内ぐらいが見えやすく使えるのです。
眼鏡屋さんに行き相談すると、遠近両用のメガネがとてもよくなっていることを知りました。
講義、実習ともにうまく使え、メガネを掛け替えなくてよくなりました。
考えてみたら鍼の臨床を行う環境は、、カーテン等で仕切り、半径2m以内の空間です。
遠近両用のメガネを、30cm以内に焦点の近点用と、2m以内に焦点の遠点用の組み合わせで
メガネをつくると臨床用にぴたりではないかと考えたわけです。
来年4月から臨床の機会が増える予定です。
近いうちに眼鏡屋さんに行く機会をつくろうかと考えています。

10月16日 偶然のチャンスと自らの意志で生きること

先日、親しい友人、しかし、しばらくお会いしていない友人に偶然巡り会いました。

私は東京駅から総武線に乗り荻窪に住む長男の家を訪ねる途中でした。
三つの席を二つと一つに分けた二つの席に私は座っていました。隣はあいていました。
神田で白杖を持った人がヘルパーとともに乗車され、ヘルパーは私の隣に白杖を持った人を案内しました。
向かいの席も一つ空いていたので、私はそこに移動し、ヘルパーの方が白杖を持った人と並んで座りました。お茶の水駅で大勢の人が乗られ、社内がだいぶ混雑になりました。
何気なく立っている人たちを眺めると、直ぐ近くに友人が立っています。
手を上げて合図をすると向こうも気づきました。偶然の出会いに二人でびっくりしました。
席を変える前の席にいたら気づけなかったのです。席を変わっていたからチャンスが生まれました。
逆に席を変わっていたからチャンスを失ったということもあったかもしれません。
しかしそれは私に意識されないのです。
偶然の中に、自分の意識によって行った積極的な行為が関わっているときは、
幸運に導かれているという思いが沸いてきます。
友人との関わりが思い出され、新たな絆をつくってくれることにもなるかもしれません。

10月9日 半径0.04mmの世界

このタイトルで私が何の話をしようとしているかおわかりになりますでしょうか。
「蚊の世界」です。
といっても私は昆虫の研究者ではないので、やはり鍼の話です。
セイリンで、半径0.05mmの鍼を開発しました。
蚊の口と直径で0.02mmしか違いません。
太さの面積比では、約1.5対1です。
蚊の世界に近づいたわけです。
蚊は、刺しても気づかれません。
痒くなってやられたと気づきます。
蚊は気づかれずに刺し血を吸うのです。
気づかれずに刺す、鍼の極意です。
鍼は痛いということが大きな壁になっています。
練習による技術でそれを克服しようとします。
技術とは別に道具としての鍼が、その太さでは、蚊に近づきました。
針の太さ、針尖の研究が気づかれずに刺す針を可能にするかもしれません。
本当にすごい技を持った人は、人前に出たがらないようですね。
ですから人に知られないというところがあるようです。
私は知りませんが、ひょっとしておられるのかもしれません。

10月2日 頭で考えつくことと考えつけないこと

「ひらめく」といいます。
ひらめかない人には、どうしてひらめくのか理解しにくいのです。
ひらめきのための準備は、筋道を就けた解決への手がかりの整理ではないでしょうか。
それを瞬時にできる場合、少し時間をかけてできる場合、なかなかできない場合ということかと思います。
先日、かみさんと2枚のアクリル板を合わせて、その間に写真を鋏んで飾る額縁で写真を飾っていました。
アクリル板の大きさいっぱいに写真を切り、かみさんが枠をはめていました。
なかなか枠がはまりにくかったんです。
とんとんとんと音がするので、ひょいと見ると、かみさんが枠の端を叩いて入れようとしています。
枠が壊れたら終わりと思い、やめなさいと止めました。
それから二人で枠を外そうと枠を引っ張りますが抜けません。
細い金属の枠ですから力が入りにくいのです。
何か摩擦抵抗の大きいものを枠に巻いて引いてみますが抜けません。
どうしたら壊さずに抜くことができるかを考え、枠の金属の端を押すことができれば、
両手でアクリル板を引けるので抜けるかもしれない。
金属の端は斜めに切り落とされており、0.1mm程度しかありません。
この端を押す、この端を固定するには、鋭い角のあ縁、台があれば可能です。
そんなものがあるかしらとしばし考えました。
思いついたのです。物置に、昔の紙を切るカッターをしまってあることを。
もう捨ててもいいなと思っていた道具です。台板の端に金属の刃がついています。
当然鋭いのです。
早速探し出して用いました。両手でアクリル板を力を入れて引くと抜けたのです。
アクリル板の写真立ては、アクリル板より小さな写真にして、
アクリル板がたわむ余裕を必要とするようです。

9月25日 自身を主体として生きることと他者を主体として生きること

私には孫が四人います。長男のところに中2と中1の二人です。
長女のところに幼稚園の年中さんと間もなく2歳の二人です。
長女のところの二人が男の子で手の掛かる最中です。
家内は実に上手にこの二人と遊びます。1時間でも2時間でも相手をします。
幼稚園の年中さんは、家内が大のお気に入りです。
下の間もなく2歳は、ジィジといって私によくついて回ります。

 私は、まだ現職におりますから、家で仕事をする機会が多いのです。
孫の相手ばかりをしてはおれないという思いがあります。
現実は、目の前にいる孫の相手をせざるを得ないのですが、
頭は仕事のことに向かいがちなのです。
年中さんはその辺を察知するのです。

家内は孫を主体として相手をしてやれるのです。
私は自分を主体とする時間が必要という呪縛から解放できずに、孫を主体と仕切れないのです。

職業人としての自分を終わりにしたときには、孫を主体とした生き方ができると思います。
世の中には、仕事を辞めて、辞めざるを得ないで親の介護に専念している人たちがおられます。
食事、排泄、入浴などの生きる基本的なことが介助を必要になったら、
家族はそれに専念せざるを得ないのです。
命を支えるために介助を必要とするお世話を父の時は母が、姉妹がしました。
母の時は、家内、姉妹弟がしました。私は免除される幸運にいました。
それが72歳まで職業人としての活動を可能にしてくれました。幸運というしかありません。
多くの戦争では、多くの若者が何かのために戦い、命を捧げてきました。

人間の社会では、形が変わっても、何かのために人生を捧げるということは避けられないのかもしれません。
運、不運の巡り合わせが選んでいるとしかいえません。

他者を主体として生きるには、心に何を求めたらできるのでしょうか・・・。

9月18日 腰痛治療に背部深層背筋の治療を加えること

8月の最後に紹介した「腰痛はアタマで治す」の本を読み考えました。
6月5日に30分で行う腰痛治療のことを書いています。
背部の治療として寸3、1番10本と書いているのですが、
この10本は、深層背筋の多裂筋を対象(Th2・5・9,L1, 次 )にしているのですが、
最長筋(Th9・12、L2)の6本を加え深層背筋に対する対応を十分に行うことが立位バランスを整え、
あの本でインナーコルセットといっている、
体幹部の筋緊張バランスを整え脊柱支持筋の緊張バランスを整えることが望ましいと考えます。
35分から40分ほどに時間が必要になります。

腰痛治療は立位バランス、歩行バランスを整えることこそ根本治療です。

9月11日 筑波山

筑波山は、標高877mの関東の名山です。晩夏ばてを掲げて行きました。
頂上は地上よりも3度ほど温度が低く快適でした。
筑波山の西山麓(標高190m)に8世紀に開山された薬王院というお寺があります。
三重の塔など県の文化財になっています。
それよりも私が関心を持っているのは「すだ椎」の巨木群です。
薬王院まで標高600m程下りますが、猛烈な急な階段でした。
400m程下った時、約40分程経過していました。
膝ががくがくして、やっと階段が終わったとき、小砂利で滑り尻餅をつきそうになりました。
堪えたのです。
このときに堪えたのは体幹筋でした。深層背筋のセルフストレッチが生きたと思いました。
股関節、膝関節などはほとんど動けないのです。
膝ががくがくして困ったと思い、腰を下ろしをM4を10回しました。指でです。
この間3分間ほどでしたが、膝のがくがくが改善しました。
1時間10分かかって薬王院につきました。
しかし、今下ってきた道を戻る気にはなれず、筑波山の裾を回って筑波山口まで戻ることにしました。
1時間20分かかりました。
この間、体幹部はほとんど疲労感がないのですが、脚がくたびれ2回、M4をしました。
やはり疲労感が改善します。歩いたのは2時間30分ほどでしたが、脚は確実にくたびれました。
富士山は無理だな、屋久島は無理だなという思いをしました。
何とか下肢の機能低下を改善させなければとの思いです。

しかし、M4の効果、深層背筋のセルフストレッチ効果は確かです。

9月4日 連日の暑さ

8月の一ヶ月間ほとんど雨らしい雨が降りませんでした。
連日の暑さが精神的に苦痛を与えています。何かうんざりします。
テレビの気象の時間で、今日も晴れて暑さが厳しいでしょうという台詞を聞くのもいやになります。
私もついに愚痴を言い始めたようです。連日氷ばかり食べて胃がおかしくなります。
身体を動かすのも、出かけるのも億劫になります。

このまま内向きになっていると病です。
こんな時こそ、出かけ、暑さを思い切り身体で受け止め汗をかかなければなりませんのです。

今日は筑波山にでも出かけ、汗をかき、山の冷気に触れ、心身をリフレッシュすることです。出かけます。

8月28日 「腰痛はアタマで治す」、「パンツは一生の友だち」

腰痛はアタマで治す:伊藤和磨著、集英社新書


著者は、プロサッカーの選手でした。腰痛で引退せざるを得なかったそうです。現在のように腰の痛みを治そうとすることのみ追求していては、痛みは軽減しても腰痛からは解放されない。なぜ腰痛が起きるのかの根本の問題を解決しなければならない。
鍼灸等は、腰痛患者が受けている治療の5人に1人ほどを担当している。是非参考にしなければならない意見である。

パンツは一生の友だち:西村かおる著、現代書館



 著者は、排尿、排便などの専門指導者である。イギリスに留学され学んでおられる。パイオニアとしての生き方も伺える内容である。

8月21日 「人が生きること」とお世話

食事、排泄、清潔保持、これらの生きることの基本的事項は、 生まれて数年は親や周囲の人たちのお世話になる。 生活習慣として身に付け自立する。 自分自身で自分の身体の世話をすることである。 その後、老いてまたお世話になり生涯を閉じる。
生涯、自分であるか、自分以外の人であるかによる、お世話が必要なのである。
子供が生まれるときには親がいる。親が子供の世話をする。 何かの事情で親がお世話をできないときに誰がお世話をするのかが問題になる。 親は子供を立派に育てたいと願い努力し世話をする。
平成21年の日本人平均寿命は、男性:79.59歳、世界5位。女性:86.44歳、世界1位である。 しかし、平均6〜7年の要介護期間がある。丁度、子供が小学校入学までの期間に相当する。 この6〜7年の要介護期間のお世話を誰がするのか。
平成21年度の医療費は、35兆3千億円であった。70歳以上:15.5兆円で、44%である。 医療費も介護保険も破綻しそうである。
6〜7年のお世話期間を短くし介護の必要量を少なくするには、生活習慣の充実こそが求められることである。 介護をどうするかではなく、介護の必要のない人生設計をどうするかこそが重要なことである。 自分が自分自身の心身のお世話をする生活習慣の充実こそが、人生の最後を決めるカギを握っているわけである。

8月14日 背部深層背筋のセルフストレッチ2

 

セルフストレッチの方法

1 姿勢:背もたれのない椅子坐位、もしくは立位。

2 方法:息を吐きながら動かす。十分に動かした最後の姿勢を3秒間保持する。

3-1 腸肋筋:上半身を回旋する。脊柱全体の問題なので、腰部を回旋しよう、
    肩甲間部を回旋しよう、という様に意識を集中して行う。片側3回程度。

3-2 棘筋、最長筋、半棘筋:体前屈、上記と同様である。

3-3 最長筋:体側屈

3-4 多裂筋:上半身を大きく回す。

上記の運動はどれもラジオ体操で行われている体操である。


 

 

8月7日 背部深層背筋のセルフストレッチ

 

深層背筋は、上・下肢の運動に直接関わらない、
上・下肢の発生する以前からの筋群とも考えられる筋群です。

生命維持に関わりの大きい筋群であることが考えられます。

2008年にNHK総合テレビでラジオ体操は、「体力的効果は望めない」という放送がなされました。
覚えておいでの方も多いと思います。

「命に関わる機能が高まる」のだというのが、2008年10月22日のためしてガッテンの放送でした。

私は、深層背筋のセルフストレッチをしてみました。やってみてびっくりしました。
セルフストレッチで行うことになる運動が、ラジオ体操の中に全部あったのです。

「命に関わる機能が高まる」というのは、思いがけなくバランスを乱すような場面に直面したときの身のこなしが良くなるということでした。
それは脳のイメージの問題と説明していましたが、深層背筋の機能を高めると考えるとそれでも説明が可能です。

ラジオ体操は、リズム運動です。拮抗筋抑制というメカニズムで筋の過緊張が解けやすくなります。
セルフストレッチをするとさらに深層背筋の疲労が解けやすくなります。

ラジオ体操をして、セルフストレッチをするというのが理想的です。
来週、深層背筋のセルフストレッチの方法を書きます。

 

7月31日 鍼灸界に明るい未来を描けるか

鍼灸治療を求めている人々は沢山います。
身体の機能の調整をし力を高めて健康管理をすることは最も期待されることです。
50歳過ぎたら誰しも身体の調整が必要です。
全ての人です。
予防にこそ鍼灸の力が求められています。
しかし、求めてはいるけれども鍼の刺激感はどうもという人たちも沢山います。
鍼灸の真髄は、経験医術として、身体の仕組みを、身体の力を主体とした調整をするというところにあります。針を刺すことだけが鍼治療ではないのです。
鍼について研究するということは鍼とは何かということを知ることがまず求められます。
浅刺を偽鍼としてなどは、鍼を知らないのです。
鍼を知らない研究者が大きな顔をして鍼の研究をしています。
滑稽でしょう。
本物を見分ける力。
本物を区別できる仕組みがあっての統計です。
話が逸れました。
鍼の刺激感のマイナスイメージを除いた治療の体系を作りましょう。
鍼の発展は鍼は良いねという人たちを多くするところにあります。
明るい未来は期待できます。

7月24日 専門学校、大学の鍼灸学科教育の再興

鍼灸師を養成する学校は、ほとんどが欠員です。
定員を超える応募者を確保できません。

大きな原因は、社会に成果を示していないからです。
平成10年代以前、新設校ができる前は、学校数が少なかったために、入学は難関校でした。
それなりのレベルの国立大学、私立ではトップクラスの大学に入学できる学力がないと入れないという状況でした。
学生の学習能力が高かったのです。一人で学べる学生たちでした。
社会の鍼灸師を受け入れる状況は現在とほとんど変わっていません。
学生は自分の道を自己開拓していました。
今は、学生の平均の学力レベルは低下しています。
入学が楽にできるようになったからです。誰でも入学できるようになったからです。
当然、学習能力は低下します。
そこに国家試験に特化した教育をしなければならない理由があります。
学校にも、学生にも免許を取得することは必要条件ではありますが十分条件ではないのです。
鍼灸治療ができるようになることが十分条件です。
このための努力が必要です。
鍼灸専門科目の教員の質を高め、治療のできる実践教育が行えるようにすることです。
そこに突破口があります。
学生は生き生きと学び、意欲に満ちた鍼灸師になろうとし、仲間に勧めるようになります。

7月17日 治療の基本「背部深層背筋」の鍼施術とストレッチA

4 背部深層筋の機能と刺鍼部位   鍼は、寸3、1番を標準とする。 

4-1 背部深層筋の鍼施術の観点 

   @ 鍼施術と気胸 

 最長筋を含めて棘突起との間を刺鍼対象にする。 

4-2 @ 脊柱の姿勢バランス:腸肋筋、大きな力を出していない。刺鍼の対象にしない。 

4-3 脊柱運動の主力筋:最長筋、棘筋、多裂筋 

   @ 脊柱の伸展:最長筋、棘筋、多裂筋 

   A 脊柱の側屈:最長筋     

   B 脊柱の回旋:右回旋:右腸肋筋、左回旋筋

   この筋の疲労による短縮は左回旋を邪魔する。 

4-4 最長筋、棘筋、多裂筋は、横突起と棘突起の間にある。 

   @ 最長筋、棘筋は、8、9胸椎以下3腰椎の高さまで
      最長筋は棒状緊張部。棘筋は棘突起の際。各筋に標準2〜3本。

   A 多裂筋は、仙骨部から8、9胸椎の高さまで。
      最長筋の緊張の内側と棘筋の間に刺鍼する。片側に5〜6本。       

4-5 脊柱、頸部の運動 

   @ 肩甲間部から7頸椎までの部
     半棘筋、多裂筋、板状筋が刺鍼対象になる。片側4〜5本。  

5 背部深層筋のストレッチ 

5-1 ストレッチの考え方 

   @ 姿勢を活用しストレッチする筋を伸展させておいて筋を伸ばす。
      姿勢を選ぶことが大切。そして施術対象筋を動かす。 

5-2  ストレッチの姿勢 

   @ 腸肋筋:長坐位で施術筋の脊柱を反対側に回旋させ、施術する。 
     〇 腰部とTh8以下の背部。 

   A 棘筋、最長筋:長坐位、脊柱屈曲位で施術する。
        施術部位: L3〜Th8の間。 

   B 多裂筋:長坐位(立位:脊柱伸展位)、施術筋側に脊柱回旋位で施術する。
      施術部位:仙骨〜腰部〜Th8。 
     〇 Th7〜Th1の部。 
 
   C 半棘筋、頸板状筋:長坐位、脊柱屈曲位で施術する。 
     〇 頚部 
 
   D 頭板状筋・半棘筋:仰臥位、頭部を外側の向けた位置で施術する。

7月10日 治療の基本「背部深層背筋」の鍼施術とストレッチ@

「未病の徴としての背部深層筋に対する鍼施術とストレッチ」

1 背部深層筋深層筋の位置(部位)を頭に入れる。

   起始、停止のおよそを掴む。
   筋繊維の方向を知る。
   筋の長さを知る。   
   深層筋をさらに浅層と深層に分ける。

2 「深層筋の浅層」

@ 腸骨〜肋骨 脊柱の姿勢バランス

   腸肋筋:胸腸肋筋、起始:12から7肋骨角。 停止:6から1肋骨角。
        腰腸肋筋、起始:腸骨陵、仙骨、下位腰椎の棘突起。 停止:12から7肋骨角、

A 横突起〜横突起 脊柱の側屈、伸展。

   最長筋:頚最長筋、起始:T5〜T1。停止:C6〜C2。
        胸最長筋、起始:腰腸肋筋とともに起こる。 仙骨の後面、腰椎の棘突起、L2,1の乳様突起、T12〜T6。
                 停止:内側尖:L5の乳頭突起、L4〜L1の副突起、Tの横突起。
                     外側尖:L4〜L1の横突起、T12〜T1の肋骨。

B 棘突起〜棘突起 棘突起のすぐ両側、脊柱の伸展

     棘筋:頚棘筋、起始:T3(4)からC6。停止:C5からC2。
       胸棘筋、起始:L2(3)からT10。停止:T9(10)からT2

3 「深層筋の深層」

@ 横突起〜棘突起 横突起から上方の棘突起へ、脊柱の回旋、側屈、 伸展

  下記の順序で深層に重なる。 
          半棘筋:起始:(C1〜T10)の横突起から   停止:後頭骨の上・下項線、(C2〜T4)の棘突起に付く。
      多裂筋:停止:2から4椎骨上位の棘突起に付く。
       回旋筋:停止:隣接する上位椎骨の棘突起基部に付く。

7月3日 「脳は何かと言い訳する」

新潮文庫、池谷祐二著です。590円(本体)です。


日常生活、鍼灸等の臨床、研究に大変有益です。
たとえば、p318、たとえば朝1時間だけ訓練して覚えた場合、
その日の夜には正答率は三分の一に落ち込む。
・・中略・・ 
ところがフェン博士の実験は驚くべき結果を見せた。
こうして低下した成績は翌日の朝に再試験してみると、
三分の二程度にまで回復していることがわかったのだ。
この効果は十分に睡眠をとった人だけに現れた。
つまり睡眠とは忘れかけた情報を呼び起こして記憶を補強する効果があるのだ。
・・・です。 
4月からNHK教育テレビのサイエンスZEROで「五感の迷宮」という番組を
月に一回ずつ放送しています。
4月は視覚、5月は聴覚でした。大変有益な番組になっています。
やはり脳の関与です。
何はともあれ本書を読むことをお勧めです。

6月26日 仕事に誇りを持つ鍼灸師ができること

 

 

3月6日に「9割の病気は自分で治せる」岡本 裕著、中経出版 を紹介しました。

日本の医療の現状を医師として反省し医療を見つめています。
高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満症、痛風、便秘症、頭痛、腰痛症、不眠症、
自律神経失調症などの慢性疾患は、薬物は対症療法であり症状を軽減するのみで根治療法ではない。
むしろ身体の治す力を弱くしてしまい治りにくくする。
生活習慣を改善し身体がもつ自然治癒力を生かすことこそ医療の根本治療と叫んでいます。
患者自身が自分自身の人生と向き合い薬に依存しない自立的な生活が医療の基本です。
鍼灸などの治療も依存性を与えるのではなく、
患者が生活習慣を改善し症状を改善して行く介助役としてあるべきです。
身体がもつ自然治癒力を主とする治療は、介助役として最も推奨されます。

鍼灸師は、患者に本当に望ましい治療を提供しているのです。
自信を持って患者に伝えて行かなければなりません。
そのことが患者の本当の指示を受けられることです。
患者を変え、社会を変えます。鍼灸師の仕事に対する本当の自信が日本の将来を明るくします。
鍼灸師の将来を明るくします。

 

 

 

6月19日 杉山和一生誕400年

現在、日本鍼法として行われている管鍼法の開発者、杉山和一は1610年に誕生しました。
今年は生誕400年なのです。鍼灸に関わるものとして、管鍼法は日本が誇る独自の鍼法です。 世界がグローバル化される今日、私たちは管鍼法に誇りを持って杉山和一の遺徳を称えなければなりません。
杉山和一遺徳顕彰会財団があります。5月30日に「杉山和一生誕400年記念式典」が行われました。 日本の鍼は、中国から伝えられたものです。起源は中国です。 しかし、伝来し1500年程も経過しています。 そして、日本の人々に適応するよう独自の発展をし、管鍼法は、日本における鍼の技術革新です。 そして世界に広まろうとしています。 独自の文化に誇りを持ちたいですね。 

6月12日 基本的治療と治療の実際

1 基本的治療
@ 浅刺・呼気時・坐位の刺法 A 腹部の刺鍼 B 背部の刺鍼 C 2,3以外の歪みに対する治療 D 主訴に対する治療 E 浅刺・呼気時・坐位の刺法
2 臨床からの鍼の六つの治効メカニズム
@ M1  (MはメカニズムのM)自然免疫機能を高める A M2   骨格筋への刺鍼による筋緊張の緩和と血液循環の改善 B M3   骨格筋への刺鍼、雀啄刺激による交感神経を遠心路とする体性内臓反射 C M4   身体の治す力を高める D M5   高まりにくい機能を高める E M6   解けにくい緊張を解く
3 「自然鍼灸学」と治療の実際
A  最も通常のパターン  1 M4  2 仰臥位で(背臥位)       腹部の治療、基本的治療D,Cの仰臥位でできる治療        M6  3 伏臥位で(腹臥位)        背部の治療、基本的治療D、Cの伏臥位でできる治療  4  側臥位での頸部治療。  5 長坐位でM5治療、ここではなし。   6 M4     最も通常のパターンについての解説です。  1,2,3,4,5,6は治療の患者の姿勢を表現しています。椅子坐位、仰臥位、伏臥位、側臥位、長坐位、そして1と同様の椅子坐位です。治療の姿勢にポジションを与えたわけです。

6月5日 鍼基礎・臨床実習:刺鍼の基本的実習から臨床基礎実習へI

6 30分で行う鍼治療の仕組みの基本的考え方

  @ 治療を構成する三つの条件を満たし、削ることのできるものを削る。

  A 仰臥・伏臥位の治療で置鍼、パルス治療の刺鍼を先に行う。

6-1 腰痛鍼治療:立位バランスを整える

@ 浅刺・呼気時・坐位の刺鍼 7呼吸回          1寸 02番 1本

A 腹部刺鍼   未病の徴                    寸3  02番  10本

B-1 腰部局所刺鍼   10分間置鍼
   大腰筋                                    2寸  3番 2本
   中殿筋                                    2寸 3番  2本
   足底筋                                    1寸 02番  2本

B-2 背部刺鍼      未病の徴                     寸3 1番 10本

C 浅刺・呼気時・坐位の刺鍼 10呼吸回         1寸 02番 1本

6-2 肩こり・緊張型頭痛の鍼治療

@ 浅刺・呼気時・坐位の刺鍼 7呼吸回          1寸 02番 1本


A 背部刺鍼   未病の徴                    寸3  1番  10本
    肩外兪、肩中兪、天りょうの部、肩甲間部、に3本
        Th7以下の背中に2本

B 側臥位での頸部治療                        寸3 02番 6本
      天柱・風池・Cの4もしくは5の外側。3本

C-1 M6 10分                           寸3 3番 4本

C-2 腹部刺鍼   未病の徴           寸3 02番 10本

D 浅刺・呼気時・坐位の刺鍼 10呼吸回         1寸 02番 1本

6-3 疲労回復の鍼治療

@ 浅刺・呼気時・坐位の刺鍼 7呼吸回          1寸 02番 1本

A-1 腰部局所刺鍼   10分間置鍼
   大腰筋                                    2寸  3番 2本
   足底筋                                    1寸 02番  2本

A-2 背部刺鍼   未病の徴                    寸3   1番  10本

B 側臥位 頸部刺鍼                             寸3 02番 6本

C-1 M6 10分                           寸3 3番 4本

C-2 腹部刺鍼   未病の徴           寸3 02番 10本

D 浅刺・呼気時・坐位の刺鍼 10呼吸回         1寸 02番 1本

鍼基礎・臨床実習:刺鍼の基本的実習から臨床基礎実習へI で一応のまとめとします。
前回のものに解説が必要かと思います。次週に行います。

5月29日 鍼基礎・臨床実習:刺鍼の基本的実習から臨床基礎実習へH

5 「自然鍼灸学」と治療の実際
基本的治療の実際例である。
A  最も通常のパターン
1 M4
2 仰臥位で(背臥位)
腹部の治療、  基本的治療5,4の仰臥位でできる治療
M6
3 伏臥位で(腹臥位)
背部の治療   基本的治療5、4の伏臥位でできる治療
4  側臥位での頸部治療。
5 長坐位でM5治療、ここではなし。 
6 M4
B   M5を用いる場合
1 M4
2 仰臥位で
腹部の治療、  基本的治療5,4の仰臥位でできる治療
M6
3 伏臥位で
背部の治療   基本的治療5,4の伏臥位でできる治療
4 側臥位で頸部治療
5  長坐位でM5
6 M4
C   M6をエース治療とする場合。
1 M4
3 伏臥位で
背部の治療   基本的治療5,4の伏臥位でできる治療
4 側臥位で頚部治療
2 仰臥位で
腹部の治療、  基本的治療5,4の仰臥位でできる治療
M6
5 長坐位でM5
6 M4
D  M5をエース治療とする場合
1 M4
3 伏臥位で
背部の治療   基本的治療5,4の伏臥位でできる治療
4 側臥位で頚部治療
5 長坐位でM5 15分
2 仰臥位で
腹部の治療、  基本的治療5,4の仰臥位でできる治療
M6 
6 M4
E  気管支喘息、偏頭痛など
1 M4 ここではなし
2 仰臥位で                  手早く
腹部の治療、  基本的治療5,4の仰臥位でできる治療
3 伏臥位で                  手早く
背部の治療   基本的治療5,4の腹臥位でできる治療
4 側臥位で頸部治療          手早く
5 長坐位でM5  20分間   
6 M4
F 身体の治す力をより強力にする
1 M4
2 仰臥位で                 
腹部の治療、    基本的治療5,4の仰臥位でできる治療
3 伏臥位で                 
背部の治療  置鍼もしくはパルス。基本的治療5,4の伏臥位でできる治療
4 側臥位で頸部治療
5 変動しにくい自律神経機能を改善する。
5−1 長坐位でM5 高めにくい機能を高める。      
5−2 M6        解きにくい過緊張を解く。
6 M4

5月22日 鍼基礎・臨床実習:刺鍼の基本的実習から臨床基礎実習へG

4−A 閾値下刺激により誘起される交感神経を主体とする反応

目的:自律神経反応系に閾値下刺激を与え自律神経機能の変動し易さをつくる。
方法:低周波鍼通電刺激器を用いて低周波通電を行う。
合谷−孔最を刺激点として(左右に)1Hzで15分を標準に通電する。
電極には3号鍼(長さ3〜5cm)の鍼を用いる。

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5月15日 鍼基礎・臨床実習:刺鍼の基本的実習から臨床基礎実習へF

3 臨床からの六つの治効メカニズム
@ M1  刺鍼による組織破壊が自然免疫機能を高める(MはメカニズムのM)
A M2   骨格筋への刺鍼による筋緊張の緩和と血液循環の改善
B M3   骨格筋への刺鍼、雀啄刺激による交感神経を遠心路とする体性−内臓反射
C M4   4−@で後述
D M5   次回4−Aで後述
E M6   4−Aで後述

4   「物理的刺激による副交感神経反応・交感神経反応の仕組み」
4−@ 身体の治す力を高める(自然治癒力を高める)
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5月8日 鍼基礎・臨床実習:刺鍼の基本的実習から臨床基礎実習へE

X 治療の実際練習 

1 治療法の構成
@ 主訴に対する治療
A 身体の治す力を整える治療:浅刺・呼気時・坐位の刺法
B 未病の徴に対する治療:基本的治療のA、B、Cの治療
この三つを総合する治療。

2 基本的治療
@ 浅刺・呼気時・坐位の刺法
A 腹部の刺鍼
B 背部の刺鍼
C A、B以外の歪みに対する治療
D 主訴に対する治療
E 浅刺・呼気時・坐位の刺法

5月1日 鍼基礎・臨床実習:刺鍼の基本的実習から臨床基礎実習へD

3 肩甲下筋への刺鍼
@ 患者は仰臥位で、肩関節外転位。
A 部位は腋か中央。
B 中指、示指を腋か中央に真っ直ぐ差し込む。腋か後面に肩甲下筋を押さえる。
C 寸6二番鍼を用い、中指、示指の間に鍼を置く。
D 中指、示指で押さえている肩甲下筋に刺鍼し、静かに雀啄刺激。緊張が緩むのが刺鍼抵抗の変化で確認できる。
E 五十肩の夜間痛に良く効く。肩こりにも有用。

4 大腰筋刺鍼 2寸の3番を用いる  立位バランスを整える
@ 刺鍼部位:上後腸骨棘の縦のライン。腸骨陵の横のラインの交点。これより半横指下がよい。第4第5肋骨突起の間を刺す。
A 押手をおさえない。
B 刺手は、呼気時刺入。ゆっくり刺入する。
ほとんど刺入感なしに刺入できる。
C 10分程置鍼。通電はしない。

5 中殿筋刺鍼
@ 2寸、3番の鍼を用いる。
A 腸骨陵の下方で中殿筋の過緊張を捉え、足先に向かい45度の角度で刺鍼する。
何も問題はない。 
B 立位バランスを整える。

6 足底筋刺鍼
@ 刺鍼部位:足底でかかとの前方一横指。
A 1寸、01もしくは02番、細い鍼。
B 押手をしっかりする。
C 切皮は、1回切皮。
D 1寸の鍼を半分は刺入する。
E 立位バランスに重要な役割。

4月24日 鍼基礎・臨床実習:刺鍼の基本的実習から臨床基礎実習へC

W 特殊な部への刺鍼練習

1 側臥位での頚部刺鍼

@ 側臥位で頚が楽な状態に枕の高さを調節する。 

A 押手を軽くする。押さえない。

B 頚部を触診し、緊張している部分を確認する。 
 風池、天柱、C4もしくはC5の 外側の部分に集約されてくる。
 特に頚のこりが強う時には、適宜、鍼の本数、刺激の仕方を工夫する。

C 寸3の02番。できるだけ細い鍼を用いる。頚の太い男性では寸6も。
  寸3を3〜3.5cm刺入することが大切。頚部の筋は深い。

D 刺入は静かに十分に時間をかけて。3本の鍼を5分間かけて刺入する。

E 緊張で硬い時には、無理に押し込んではいけない、硬いところでは鍼をしばし留める。

F 左右差がある時には、軽い方から始める。

G 心地よさを提供する鍼にする。第一の売り物。

2 背部刺鍼  身体が楽になった感じを与えられる

@ 脊柱起立筋の解けない過緊張に刺鍼し緊張を少し緩める。

A 脊柱起立筋を良く触診し、刺鍼部位を決める。

B 肋間は避け肋骨部位で刺鍼する。肋骨に当てておれば肺に刺鍼することは100%ない。

C 棘突起、横突起をねらう。脊柱の運動に関わる刺鍼(棘間筋、半棘筋など)。
  肋骨に関わる刺鍼(最長筋など)。

D 10分間程置鍼する。もしくは局所低周波通電10〜15分間。