4月10日 鍼灸師・マッサージ師の仕事への誇り

 「日本の医療改革の新しい担い手は、
     鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師であるという意識の革新」

今回は、割り込みです。

鍼灸、あん摩マッサージ指圧は、実質的にはわが国の医療から外れています。
視覚に障害のある人達の教育機関を除いては、国公立の教育機関はありません。
公的に鍼灸師を養成しようとはしていないのです。

統合医療の流れは、病気の治療に生体の治す力を活用しようとするものです。
現代医学には身体の力を活用する視点はありません。
経験医術は、生体の治す力が主体の治療です。
その力を取り入れなければというのが統合医療の流れです。

日本医療の患者の大半を占めるのはかって成人病といわれ、
今、生活習慣病といわれる慢性疾患です。
これらの疾患群は、成人病対策としての早期発見、早期治療という対応では
患者を減らすことはできないことが判明しました。
生活習慣を好ましいものに治すことで予防し改善させなければならない
という判断になりました。
そして、厚生労働省は「生活習慣病予防として、1に運動、2に食事、
しっかり禁煙、最後にクスリ」といっているのです。
1に運動、2に食事は、まず、身体の機能を整え高めることが優先されるということを
明確に宣言しています。
しかし、岡本裕医師が「9割の病気は自分で治せる」中継文庫の中で述べているのは、
多くはまずクスリを処方し、おいしい患者(医療機関のもうけになる)にしているといっています。
身体の力で解決することが望ましい、それで十分でない時にクスリをが、厚労省の方針なのです。

鍼灸・マッサージは「未病を治する」といってきました。
局所治療のみでは時代の求めに応えられません。
求められているのは「身体の治す力を整える」治療です。

私が主張する自然鍼灸学は、身体の治す力を主体とする治療であり、
身体の反応性に方向性を与えることができます。
これは、生体の反応に方向性を与えることは「補瀉」の原理です。
時代の求めである「身体の治す力を主体とする治療」を身に付けましょう。
日本医療の新しい担い手として「誇りと自信」を持って自らの意識を高めましょう。

治療者が本当にそのように思っている時、かんじゃを説得できます。

治療者が社会に対して貢献しているという本当の自信が人々を動かします。
社会の期待に応えられる力を身に付けましょう。
私はその求めに応えたいと思います。