我が国における17世紀の鍼術の技術革新(第一次技術革新)

17世紀の後半、「痛くなく刺鍼をする」という技術において、視覚障害のあった鍼師である杉山和一は(1,610〜1,694)、鍼管という管を用いて、痛みを感ずる皮膚を瞬時に鍼を通過させるという画期的な方法を創案した。これは鍼術における大きな技術革新であり、刺鍼法を一変させ日本独自のものとして発展させ今日に広く伝えられ行われている。この杉山和一による刺鍼法の技術革新は、その後の日本の鍼の特徴を方向付けた。